オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroは誰にでも推薦できる良いレンズ

LensTip に、オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroのレビューが掲載されています。

Olympus M.Zuiko Digital 60 mm f/2.8 ED Macro

  • フォーカスリングは31mmの幅がある。MFはモーター駆動でステップはとても細かく、最短から無限遠までの回転角は1200度もある。フォーカシングで前玉は動かない。
  • 解像力テストは、E-PL1でRAWで行なった。中央の解像力は、開放から78lpmm(良像の基準は40-42lpmm)の極めて高い値で、ただただ賞賛するしかない。1段絞るとこれまでの最高記録(フォクトレンダー25mm F0.95の82.6lpmm)に近い81lpmmに達する。見事だ!
  • 周辺部の解像力は開放から良好で(55lpmm前後)、絞るとさらに向上し(58lpmm前後)、大きな問題ない。周辺部は中央の解像力とは大きな差があり、これはマクロレンズとしては予想以上に大きい。
  • 軸上色収差は、このスペックのレンズで予想される通り、無視して良い程度だ。倍率色収差は絞ると急速に大きくなるが、大部分の絞り値では低いレベルで問題はなく、F22付近でのみ中程度のレベル(0.10%)になる。
  • 歪曲はRAWでもJPEGでも0.01%で実質的にゼロだ。m4/3では歪曲は自動補正されるが、このレンズに補正は不要だ。
  • 周辺光量落ちは開放で32%(-1.10EV)だ。幸いなことに1段絞ると9%(-0.28EV)になり、問題は完全に解消する。周辺光量落ちはJPEGでもRAWでも同じ結果で、歪曲と同様、ボディは周辺光量落ちも全く補正していない。
  • 逆光では、画面の外に太陽がある場合でも顕著なコントラストの低下があり、光の線が写るので注意が必要だ。
  • AFはノイズレスだ。AF速度は、マクロレンズにはよくあることだが、広い範囲をカバーする必要があるので、それほど速くはなく、最短から無限遠まで1.5秒以上かかる。幸いなことにフォーカスリミッターがあり、0.4m~無限遠に制限すれば、最短から無限遠まで0.6-0.7秒になる。AF精度はテストでは1度のミスもなく模範的だ。前ピンや後ピンの問題もなかった。
  • このレンズについては、ことさら強調することもないので多くを書くつもりはない。m4/3システムで競合するレンズがなく、誰にでも勧めることができる良いレンズだ。
  • 良い点: 面白いデザインのしゃれた鏡筒、中央の驚くべき画質、周辺部の良好な画質、色収差がわずか、歪曲が無い、コマ収差の補正が素晴らしい、周辺光量落ちが穏やか、静かで正確なAF。
  • 悪い点: 付属品が少ない、開放で非点収差が大きい。

 

解像力は中央はズバ抜けた値で、周辺部は中央からの落差が大きいとは言ってもかなり高い値です。歪曲は実質ゼロで、色収差も非常によく抑えられており、全体としてかなり優秀なレンズという印象です。また、サンプルを見る限りでは、ボケ味もよさそうです。

同じオリンパスの17mm F1.8はレビュアーによって賛否両論あるようですが、この60mm F2.8マクロはどのレビューでも安定して高い評価ですね。

2012年11月25日 | コメント(5)

コメント(5)

近接時のボケは申し分無いですね。
ただ、マクロにありがちな事ですが、中距離の特定の条件では二線ボケが出ます。

E-M5、75mm、そしてこの60マクロと、傑作続きに慣れてしまったため、オリンパスにはいつのまにか常にこのレベルを期待するようになってしまっています。
今度出る17mmが微妙な雰囲気にさらされているのはそのせいもあるかも。

このレンズは、ボケが素晴らしい。
ソニーの135mmSTFに匹敵します。
マクロだけではなく、ポートレートにも重宝しております。
あと、別売ですが、スライド式のフードが便利です。

このレンズは別売のフードも購入しました。
本体が細身で見た目は頼りないのですが、フードを収容できるので便利です。

昆虫や花の撮影にとても重宝しています。
最近接域で、EVF拡大モードと併せた精密なピント合わせができることも含めて、現状では最も使いやすいマクロレンズの最有力でしょう。

願わくば、このレンズのサイズとワーキングディスタンスに合った、TTL対応の小ぶりのマクロツインフラッシュを作って欲しいです。Eシステム用を流用するには値段が高くて嵩張ります。

汎用の中国製はTTLが効かない分、試し撮りを繰り返す手間が出てしまいます。OM-D標準のストロボを併用してスレーブ専用の小型マクロライトがあればと思います。


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このページは、2012年11月25日 に公開されたブログ記事です。

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