キヤノンEF-M 22mm F2 STMは驚くほどシャープなレンズ

SLRGearに、キヤノンEF-M 22mm F2 STMのレビューが掲載されています。

Canon EF-M 22mm f/2 STM (Tested)

  • このレンズは驚くほどシャープだ。開放ではいくらか隅がソフトだが、画面の大部分は非常にシャープだ。F2.8に絞るととてもシャープになり、事実上、隅々までカリカリにシャープと言えるだろう。F4で最もシャープになるが、F2.8と差は分からないかもしれない。F8から回折の影響が現れ始めるがF11までは大きな影響は見られない。
  • 色収差は開放では四隅でいくらか目立つが、及第点だ。画面中央では色収差は問題ない。F8まで絞ると色収差は目立たなくなるが、画面の隅ではそれでもまだ色収差が見える。
  • 周辺光量落ちは開放で1EVで、絞ると軽減されるが、F4でもまだ少なくとも1/2EVの周辺光量落ちが残っている。
  • 歪曲は素晴らしくよく抑えられている(さもなければ、EOS-Mが上手く補正をしている)。
  • STMモーターによるAFは無音に近いが、残念なことにあまり速くはなく、最短から無限遠まで1秒を大きく上回る。
  • フォーカスリングはモーター駆動で、どちらの方向にも止まることなく回転する。フォーカシングでレンズは若干伸びるが、前玉は回転しない。
  • 小型で比較的安価なレンズとしては、EF-M 22mm F2 STMはテストで素晴らしい結果を残している。2013年2月現在、EOS Mユーザーにはほとんど選択肢がないことを考えると、このレンズをオプションとして持つことは考えるまでもないだろう。

 

開放では四隅がいくらか甘いようですが、1段絞れば画面全域で非常に高い解像力になるので、小さなパンケーキとしては優秀なレンズという印象です。周辺光量落ちは少し大き目のよですが、これはパンケーキなので仕方がないところかもしれませんね。