- 一眼レフカメラ用のレンズに関する特許を侵害されたとして、ニコンが光学機器大手シグマを相手に約124億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。大須賀滋裁判長は特許権侵害を認め、シグマに約15億6800万円の賠償を命じた。ニコンが問題としたのは、手ぶれ補正機能を搭載したレンズに関する特許で、シグマの7製品が特許を侵害していると訴えていた。
・シグマ対ニコンの手ぶれ補正特許訴訟に地裁判決、シグマに約15億円の支払い命令
- この訴訟は比較的複雑な経緯があり、2013年1月30日に、ニコンとシグマの間で同じ手ぶれ補正機能に関する訴訟の判決が出され、こちらはニコンの請求が棄却されている。
- 東京地裁の審理は、ニコンが主張する特許ごとに分離されて進んでいき、別の1件については審理が継続さていることが報道されている。今回のシグマへの賠償命令は、この審理が継続されていた1件である。
- シグマの平成24年8月実績の売上高が283億7769万円、経常利益は25億4333万円、そして純利益は16億4752万円。今回の15億6800万円は決して小さくない金額であることが予想できる。
この訴訟は既に終わっていたように記憶していましたが、engadgetの記事で述べられているような複雑な経緯があったんですね。15億6800万円はシグマの純利益に近い金額で、もしこのまま確定すればシグマへの影響は結構大きいかもしれませんね。
南ちゃん
国外メーカーが特許侵害して来た場合はぜひ戦ってほしいけど
国内同士ってちょっとつらいね。
まぁニコンもシグマも使ってないんだけどね。
ちん
これは仕方ない。
動画や音楽やゲームもネットで著作権がメチャクチャで
どんどん特許は保護するべき。
niconico
裁判の内容・結果は兎も角。シグマがニコンマウントの製品を出さなくなると言う結果にならないように希望します。
国内メーカーは仲良く、外国に素晴らしい商品を提供して欲しい。
pa
まあ,地裁だから確定って訳ではないんだろうけど(特許裁判に控訴/上告があるのかは知らないが)
国内企業だろうが海外企業だろうが特許侵害は特許侵害として,されたと思えば訴えればいいし,してないと思えば争えばいい.技術はそうやって守り,利用するもんだ.
きくらげ
シグマがニコンにとって有用な特許を有していればクロスライセンス締結で和解も望めそうですが、あまりシグマが特許を出願してる話って聞かない気がします。
akinoko
裁判が確定すると、これまでの賠償金額の問題よりも、シグマはこれから苦しくなる。
提携してロイヤリティを払い続けるか、別の技術を開発するのか??はたまた、nikonマウントをあきらめるか?
k
シグマとニコンのクロスライセンスでニコンにフォベロン技術提供で決着とかだと夢が広がるんですが…。
フォベロン素子のD810とか、即買いしてしまいそう。
ヘルメス
厳しい判決ですね。
批判や不買をしても意味は無いし・・・
私に出来る事はシグマの製品を買う事位か。
まお
他のメーカーのカメラで守りたい技術が使用できてしまうのは、
すごく問題な気がしますね。
そにずき
は?え、こんな裁判あったのですか…
純利益の94%がもっていかれるって…ニコンマウントだけてなく、ソニーやキャノンのレンズも含めてなんですよね?
これは厳しい…シグマのHSMっがパクリとかだったとは知りませんでしたが、これだと新しいレンズ開発費ももってかれてしまうのでは…
135F2.0とか、新しいArtラインのレンズ楽しみにしてます。
これだとニコンさんのレンズには今後手振れ補正がつかなくなるか、発売されなくなるか…ユーザにとっても痛いですね
とりとり蔵yes we can!! oh my God!!
製品化前には、知財部が問題となりそうな他社特許を一応調査しているでしょうし、訴訟前にはニコンから警告が送られてその上で問題ないと判断して製品の販売を継続しているのであれば、侵害の成否を判断した知財部もしくは提携している法律事務所は肩身が狭いでしょうね。
まあ、地裁の判決なのでこのまま確定させることはないでしょうし、無効審判などでニコンの特許をつぶせばよいと考えているのでしょうが。
dc
シグマがFマウントをあきらめても、他のマウントの製品で
特許に抵触する限りロイヤリティは求められるでしょう。
シグマにも知的高裁に控訴、他の技術を開発、クロスライセンス、
あるいは静かに特許出願後20年の特許切れを待つなど
いろいろ手はあると思います。
海外にはすぐに真似しようとするメーカーがありますが、
特許にうるさいメーカーがいると思わせて
安易に真似するのを抑止する効果はあるかもしれません。
そにずき
間違えました、シグマのOSとニコンのVRでした。
HSMは超音波モーターだ…
とつきよ
製造業で働いている方は分かると思いますが
製造業は特許を基に物を作ってお金を稼いでいるのです
そしてその特許を開発するために莫大な開発費を注いでいるわけです
特に今回の手ブレ補正に関する技術はニコンの中でもコア技術でしょう
ニコン側の被害額は実際途方も無いものだと思います
シグマはもう小さい企業でも無いですし、この事態を冷静に受け止めて
今後クリーンな開発を進めるように企業姿勢を改めて欲しいものですね
有機酸
シグマの手ブレ補正OSにはニコンの技術と同じものが入ってたのですね。それがキヤノン用とかシグマ用とかのレンズで出てたのは何だか不思議な感じです。
上手く業界内で解決して健全な方向になって欲しいです。
roxas
損害賠償金は損金扱いの可能性が高いので、
額面の大きさはそこまで悲観していないのですが、
問題はOSをどうするかですよね。
知財高裁に対する控訴は必須でしょうが…
ただ特許侵害は由々しきことなので、Σユーザーですが
ここはNikonとはっきりさせて欲しいですね。
そ2
シグマの15mmf2.8を使用してますが、賠償額や減益以上にシグマと言う企業全体のイメージダウンは避けられないですね。
Lagrange
ニコンだって有力サード企業が撤退されるのは、望まないでしょうから
特許侵害自体は明確して、シグマの特許とのクロスライセンスで手打ちでしょうね
kou
これは仕方ないですね。
技術で飯を食ってる人間には、特許の侵害は命を取られるようなものですよ。技術者を守るためには必要です。
鳥屋
今後シグマが上告したとしても、ニコンの返り討ちにあったりしませんかね。
ニコンにしても「上等だ、やれるならやってみろよ」と、対策は考えていると思うのですが、結果として更に賠償額が膨れ上がってしまうことがあり得ないとも言い切れないかと。
今となってはお金以外で解決できそうもない感じですが、賠償の額が額だけに、とても気掛かりなニュースです。
kou
かなり前からの話なのに、意外と知らない人も多いのですね。
訴訟が起きて、裁判所から賠償命令が出た時点で、クロスライセンスで手打ちはまずありえないと思います。
事前に訴訟リスクを避けるために、クロスライセンスを行うことはありますがね。
cybercrowd
特許侵害だからと言って「パクリ」と簡単に判断してほしくないです
実際はよく見ると差異があるけどその差異が微少であったり、明らかな優位性のあるものではなかった場合特許侵害であると判断される場合もありますし、
シグマはシグマで開発をしていたが、サーチが甘くニコンの特許出願と似てしまって、それが審査官、裁判官を納得させられなかった、それだけのことだと思います
また、一個の特許で製品全体をカバーとかありえないので、
該当するレンズの売り上げの15%というのは
まだまだ多すぎると思います
cybercrowd
SONY用、PENTAX用からOSが抜かれてるのは、
こういうリスクを回避する為なんでしょうね
n
特許の塊であるカメラ業界で模倣したか結果的に似てしまったか知りませんが経営判断が甘い以外の何者でもないですね
まだ判決は確定していないですが特許絡みは国内外問わず厳しく見ていくべきでしょう
みそねこ
いや、ソニー、ペンタはボディー内手振れ補正あるからでしょ
火黒
〉ニコンにしても「上等だ、やれるならやってみろよ」と、対策は考えていると思うのですが、
元々は、ニコンが訴えてシグマに返り討ちにあったのですけどね。
フォベオンセンサーのクロスライセンス契約はニコンの思惑で、シグマは絶対に応じないと思います。
個人的にはシグマに絶対に勝って欲しいですね。
流れ者
「最近の」SONY用、PENTAX用から~ではないかと。
AマウントでもOS有の旧型がありましたし。
最近のは全て無しですが。
GKZ
ニコンはシグマに申し立てを行い
シグマはそれを突っぱね裁判に突入
このまま裁判を行っても、シグマは体力ないでしょうから
和解して特許料払うか、クロスライセンス結んで謝罪か
非がないと徹底的に戦うと、飛んでもない時間と
お金がかかりますからね
ニコンは後ろ楯が大きいですし
シグマは八方塞がりでしょうか
nagawa
今回の訴訟では手ブレ補正というのは要因の一つでしかなく、より大きな枠組みで見ると「サードパーティに対して徹底的に戦いを挑む純正メーカー」という構図だと思います。
ちょっと前の製品からニコンは製品にシグマチェックを入れてきていますし、かなり本気でサードパーティと争うつもりなのでしょう。今回の訴訟が終わった後も、ニコンはまた別の項目で訴訟を始めるのかもしれませんね。
日本のカメラメーカーはミノルタハネウェル訴訟以降、技術保護のために徹底的に特許の地盤を固めてきていますが、それを攻撃に使ったのは非常に珍しい例だと思います。仮にこの判決が確定した場合、ニコン以上に特許の網が細かいキヤノンが同様の訴訟を起こせば同様に賠償請求が可能になるでしょう。
サードパーティという形態の業種は、岐路に立たされているのかもしれません。
やまいし
一眼レフがジリ貧でこれ以上の伸びは厳しそうなので、レンズで設けるためにもサードパーティー追い出しはありそうですね
ユーザーにとっては不便ですが…
鳥屋
>元々は、ニコンが訴えてシグマに返り討ちにあったのですけどね。
確かに、複数案件のうち棄却されずに残された一件について継続審理された結果が、今回報道された賠償命令なんですよね。
スマートフォンの世界でも、アップルとサムスンの泥試合がよく報じられたりしましたが、まぁどうあれ我々消費者の不利益にならないよう祈るのみです。
マル
賠償金が損金算入されるのであれば、税金が圧縮されるので単純に純利益の大半が飛んで行く計算にはなりませんね。ダメなら飛んで行く。
それよりも、今後が気になります。特許侵害の場合は、製造販売の差し止め、流通品の回収を求めるケースが多いと思いますが、今回は金銭だけでしょうか。
逆をいえば、15億で全てが終了? 今後もライセンス料を求める?
ライバル企業ですが、100%競合でもないですし、落とし所を間違えるとニコンにとってもブーメランでしょうね。
RGVΓ
どなたかが別記事でシグマがFマウント用を出さなくなるかもと言ってたのは、この件があるからだったのかな。シグマはライセンス料を支払っても経営継続可能ならば良いですが。最悪のシナリオはシグマが海外企業(三星とか)に吸収とか廃業とかになると日本のカメラ業界の衰退の始まりにも結び付く危険性もありそうですね。パテントの保護は大変大事なことですが訴訟相手の将来のことも考えて上手い着地点はないのでしょうか(着地点が見つからないから和解しないのか)。それだけシグマの光学業界でのポテンシャルは現在は大きいと思います。
たいやき
シグマがFマウント撤退したら
ニコンとキャノンの幅が拡がりそうな予感
仮にこれで撤退して、
シグマの去ったマウントの行く末の結果次第で
他のマウントのメーカーのシグマに対する態度が変わりそうです。
ゆー
これは「ニコンだから」に留まらず、全てのカメラメーカーと互換レンズ製造メーカー間に発生し得る案件ですね。
ただ、ニコンとタムロン間にはレンズOEMの、コシナとはFM10の、ケンコーとはニコンブランドのフィルターの取り引き関係があり、事を荒立てていないのは事実でしょうけれど。(シグマ・ツァイス、ケンコーのFマウント機)
互換レンズメーカーが安かろう悪かろうの時代では深刻さは大きくなかったかもしれませんが、各社個性的で性能が高いレンズを製造するようになってきましたから、本家としては軒下を貸して母屋を取られる感はあるのではないでしょうか。
ニコンをはじめ各社がマウントに関しての特許を保持しており、既に登録から20年が経ち特許権が切れているものもありますが、信号接点の特許など随時新たな特許を申請し登録されているので、互換レンズメーカーにとっては地雷であると思います。
たとえばニコンのFマウントの形状そのものの規格の特許は特許権が切れているはずですが、12点の接点を持つマウントの特許は取られたばかりでニコン1に採用され、かつこれはニコン1のマウントだけでなく電子制御マウントの基本特許なので適応範囲はかなり広いと言えるでしょう。
もちろんこれらは公開されているわけで特許料を払えばよいわけですが。特許料は互換メーカーの製品価格に影響を与えます。
安いを売り物にして互換レンズを売りにくい時代だということです。
う
SONY用やPENTAX用から手ぶれ補正が外される理由ですが、本体側の手ぶれ補正と同時に動かすと効果が落ちたり誤動作するためです。
このページを訪れる方ならこの点を理解しており、適材適所で動作を切り替えるでしょうが、それを知らないで両方の手ぶれ補正を使ってトラブルとなりメーカーにクレームが入りかねないので、安全策として無効としている訳だと考えます。
シグマは光学性能は凄いし頑張って欲しいメーカーでしたが、最近「理不尽な仕打ち」を受けたので、シグマ推しはもうやめようかな...。
ぽぽぽぽーん
整理して考えて欲しいのですが、
ニコンが提訴している手振れ補正技術への特許侵害は、シグマ製品の7機種に該当する物ですが、この7機種はニコン用レンズだけではありません。
つまりキヤノンなどの、ニコンにとって直接のライバル会社用レンズにも搭載されており、これが提訴自体や賠償額に影響しています。
このような状況で、しかもシグマも現行新機種にはこの構造を採用していないので、クロスライセンスで解決というのはあり得ません。
特に他の部分での特許侵害はニコン側が敗訴していますから、最後の部分ではニコンがよりシビアに対応した物と思われます。
技術訴訟は、時間がかかればかかる程に手間とコストがかかるので、こういう事態を避けるためには、早急な段階で示談を行うべきであり、シグマ経営陣の判断ミス(場合によっては致命的な)となりかねませんね。
よりどころ
>>国内企業だろうが海外企業だろうが特許侵害は特許侵害として,されたと思えば訴えればいいし,してないと思えば争えばいい.技術はそうやって守り,利用するもんだ。
同感、シグマは徹底抗戦で臨み最高裁で決着すべきと思う。
うほ
シグマは以前から目を付けられてますからね。
タムロン・トキナー・コシナみたいに大手とは仲良くしておけば良かったんですよ。
ただ、ほかの方が触れてるように、シグマがFマウントからもし消えると、少なからずのユーザーにとって不利益でしかありません。
ニコンは「ニコン純正にしかないレンズ」というやつが比較的に少ないのが難点ですね。高描写の単焦点レンズ群ひとつとっても、コシナという強力な選択肢がありますから。キヤノン純正にはたとえば全周~対角線魚眼ズームがあり、F1.0のおばけ単焦点があります。
一方、シグマにはシグマにしかないレンズがこれでもかと存在します。画角・値段・焦点距離など。
Fマウントの魅力を損ないかねない事態へと陥らないことを祈ります。
nonetheless
この件、「手ブレ補正」の特許侵害なので、差し止めが発生するなら対象製品はFマウントに限らず全マウントになるでしょう。
> 15億で全てが終了? 今後もライセンス料を求める?
後者ですね。この賠償命令は今までの侵害に対するものですから。
RGVΓ
本当にAF特許でのミノルタハネウェル訴訟で多額の賠償金を支払ったことがミノルタの足枷になった辛い過去を思いだしますね。サードPの生き方としてはタムロンみたいにOEM主体でいくか、コシナのように賢く自社ブランドはMF専門でゆくしかないのでしょうか。もし、最悪パターンになるのならtouit繋がりでシグマが独CZ傘下になるのなら許せます。MFのコシナツァイスとAFのシグマツァイスで世界一のレンズメーカーになります(ついでにCONTAX―Foveonも)。
梅ちゃん
まあ124億円の賠償請求に対して15億円の判決だから大体民事での請求額の1割判決でしたね。
控訴するかどうか分かりませんが、一応判決は出ているので現状では和解は出来ませんよ。裁判中なら和解して訴状取下げで裁判は終了しますが*_*;。
シグマの手振れ補正の「OS」はキヤノン、ニコンマウント用レンズには搭載されており、ソニー、ペンタックスマウント用レンズには搭載されていないので製造出荷に関係してくるのはあくまでOS搭載しているキヤノン、ニコンマウント用レンズですね。(ソニー、ペンタックスはボディ内手振れ補正なので)
今後ニコンマウント(Fマウント)用を出さないとしても現状販売されているレンズについても販売中止措置が取られるのか。訴訟の中身に賠償請求とともに特許侵害の対象となるレンズが上げられているので、これらレンズの販売差し止め訴訟が今後提訴されれば該当する「OS」搭載レンズはニコン用だけでなくキヤノン用も販売停止させられますね。そうなると数量的にはほとんどキヤノン・ニコン用レンズが売り上げの大部分を占めているはずですからシグマにとってはかなり痛いでしょうね。
控訴せずに結審して賠償金を払っても、それに続く販売停止処分が課されればシグマ社にとっては死活問題ですね*_*;。
まあキヤノン・ニコン用のレンズ(望遠も含めて)から全てOSを入れないで造った物は今後は売ることは出来るでしょうけどキヤノン・ニコンユーザーが手振れ補正なしの望遠レンズなど買わないでしょうからね*_*;。
クロスライセンスできる特許をシグマが持っているかも分かりませんから、多額のライセンス料を払ってOSを使用できるようにするのか、暫くはOSを省いて新たに特許に抵触しない手ぶれ補正機構を作るか、社運を掛けた判断が求められそうですね。
YuTA
シグマ側の肩を持つ意見も散見されますが、
本当に特許侵害であり、それを容認したとあっては
今後国内外問わず、特許侵害されても容認すると言う
姿勢を見せてしまい、特許の意義とニコンの利益を
損ないかねる大問題です。
ここで重要なのは、ニコンが特許侵害に対して対処する
姿勢が有る事!
しろやぎ
このような事態になったこと事態は残念ですが、
両社、こうならざるを得ない理由があったとお察しいたします。
私的にはシグマが海外に身売りなどしないよう、
うまくまとまってくれることを望むばかりです。
slow
ニコンのマウントの問題じゃなくて手ぶれ補正に関する侵害だから、
単純にFマウントやめれば済むって話じゃないでしょうね。
まあ払うもの払って、特許侵害しない手ぶれ補正開発するしかないでしょう。
シグマ愛用してるんで、潰れないで欲しいなぁ。
湯
YuTAさんの意見に賛同です。国内企業だから特許侵害されてもいいなどと言っていたら、海外の企業につけ入る隙を与えることになるんじゃないでしょうか。日本の産業を守りたいなら、なおのことこういう部分はしっかりしておかないとまずいと思いますが。
pinge
ニコンが悪いとは思いませんが、シグマの元気が無くなると残念ですね。
シグマ支援にdp2Q買います。
たいやき
今回の件で撤退しなくともリリースに影響したりして
新型レンズ
キャノン用・シグマ用発売日決定
ニコン用・ソニー用発売日未定
スナッキー
海外の企業によるしグマ買収は
上場企業でないことと、軍事転用が可能な
分野ということでそれほどたやすくは無い
と思いたいところです。
シグマのファンはαマウントは行く末不明だし
キヤノンに逃れるのでしょうか?
中古市場が荒れそうですね。
ゆー
先ほど電子接点の各社特許の件を書きましたが、レンズとボディーおよび画像補正情報のやりとりを電気的に行うのが通例となっていますし、手振れ補正など類似しやすい機構は多々あるので、ニコンとシグマだけの問題ではないことをはっきりさせませんか。
機械的な構造の特許では、キヤノンがレンズ着脱の際にズームリング等が不用意に動かないようにする特許を数年前に取得しています。もしこの特許を互換レンズメーカーが侵害したとなれば、キヤノンも訴訟を辞さないでしょう。互換レンズメーカーでなく、もしニコンが特許に抵触している可能性があれば訴訟ざたになるということです。
これは一例に過ぎず、レンズもボディも現在は特許の固まりです。
シグマに関してはキヤノン、ニコンの後追いで手振れ補正を開発しているわけで、侵害するつもりはないが類似する可能性に慎重にならざるをえない立場です。
シグマがFマウントから撤退するかどうか、それによってニコンがどうなるか知りませんが、互換品を開発製造する際の難易度はこれからますます高くなって行くでしょう。
日本国内同士は訴訟するな、海外メーカーだったら訴訟しろは整合性に乏しいですし、持ちつ持たれつだから許してやれ論も開発者側としてもビジネス的にも納得できないもののはずです。
シグマに限らず互換レンズメーカービジネスは、機械式連動の特許(あるいはレンズ構成の特許)さえ無視して黙認されていた時代を引きずっています。タムロン、トキナー、コシナ、韓国にはサムヤンがあり、互換レンズメーカーはビジネスモデルを転換する時期にきているということなのでしょう。
RGVΓ
それにしても、業界を盛り上げる為のお祭りのCP+開催中のこの記事は余りにも悲し過ぎて泣けてきそうですね。
シグマ頑張れ
売上1兆円従業員2万4千人と300億1000人の対決だが、
今川を破った織田の故事を思い出して製販開企で力を
合わせて乗り切って欲しい。
Sakar社もNikon1に関連して販売差し止め処分となった。
日本の巨大企業は3月は好決算でベアもアップ。
必ず油断が生まれる。
絶対に軍門に下ることはしないで欲しい。
ut
一応おさらいしておくと、
>交渉による解決を図るべくシグマと協議を行なってきたが、解決に至らず、やむを得ず提訴するものとしている。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110525_448319.html
って事で、ニコンとしても提訴を避けるべく、事前協議は重ねてきたようですけどね。
ここで事勿れ的な立場からニコンを批判するような発言をされてる方は、仮にもし、Foveonの特許を侵害するような多層センサーを持つカメラがニコンなどの他社から発売されたら、同じように事勿れ精神の元に大目にみるつもりなのでしょうか。
Cindy
キヤノンだから安心って事はありませんね・・・
梅ちゃんさんも語っているように、OS自体が
使えなくなったらシグマの手振れ補正機能全てが
オウトになるって事ですものね・・・
因みにCindyはシグマ愛用のNikonユーザーですが・・・^^;
たいやき
アップルとサムスンみたいに
ユーザがどちらかを使うか二極化してるならともかく
レンズサードパーティーは互恵関係にあるわけで
必ずニコン市場に影響してくると思います。
特許のうんぬんもありますが、
昔からの黙認してきたところにも日本のカメラ業界が強くなった側面もあるだろうし、スマホで下火になっているカメラ業界の今、ヘタな小競り合いをしてる暇はないと思います。
たいやき
ニコンの訴訟によって得られる15億6800万円にもきっと代償があるのではないかと心配してます。
CANIファン
シグマはニコンのOEMはしていないと言う事ですね、何かうまい落とし所は無いものでしょうか。
昔のミノルタ事件を思い出します、その事がミノルタ廃業の遠因と聞いた事がありますが、シグマはどう出るのでしょうか。
ikuyoriH
コレって?
もしかすると特許侵害って
特定のメーカーのカメラを付けると
手振れ防止機能が作動するって事でしょ?
サードパーティーはメーカーに無い長さのレンズがあり重宝するけど
メーカー側が嫌がってるんなら
そこのマウントは出さないとか考える時なのかもね。
今までは
安かろう悪かろうが多かったけど
純正を脅かすようなレンズも出てきたって事なんでしょうね。
シグマ頑張れニコンも頑張れ
「私は部下たちに、知的財産部門のためだけの仕事をするな、と繰り返し伝えてきました。知的財産部門がうまく立ち回って、多額のライセンス料を勝ち取ったなどという評価は必要ないのです。そんなことを考えるくらいなら、いかに自分たちの技術を出さないで相手の重要な技術をもらうかを考えるべきです。」
『キャノン特許部隊』丸島儀一 光文社 2002
キャノンの黄金期を支えた筆者の書籍を読むと、今回ディフェンスのシグマは敗訴してお金を払っても守りたい財産があったのでは? オフェンスのニコンはある技術が欲しかったのではないかと思える。今回の判決では技術はもらえず現金をもらうことになった。
daipa
utさまが指摘されているように、数年前(少なくても2007年ころ)から、ニコンは技術的側面だけではなくCSR的視点も含めシグマとは交渉をしてきて、ニコンの特許は侵害しないように要請しているにも関わらず、決裂をしているので、ニコンの対応としては今後の海外メーカーとの関係も含め訴訟でしか解決を見ないし、シグマもそれを受けて闘争しているので、きちんと決着をつけるべきです。実際、キヤノンとは交渉をしているようですし。
また、ニコンはシグマ以外のサードパーティについては、同様の特許侵害に当たるような場合はすべて交渉で解決をしてきているので、どちらかというシグマの認識の甘さしかないでしょうね。
ちなみに、シグマにしてもマウント別の売上ではキヤノンとニコンで同数の販売量であることを公に発言しているので、もう少しきちんとした対応をすべきだと思います。
個人的には、私も特許がらみで仕事をしていうので、今回の件を知ってからシグマ社の製品を見る目がかなり変わりました。
いずれにしても、これからのグローバルな企業活動を念頭においた対処を考えれば、ニコンはきちんとした結論を出すまで訴訟は継続すべきだし、シグマは同じことをしないようにすべきでしょう。そのようにして両社ともグローバルで強い企業になっていくべきでしょう。
高倉山
ニコンにはプリンター等、確実にコンスタントに利益になる事業が無いからしんどいでしょうね・・2強とか言われてましたが、今までのように売り散らかせばしんどくなることは目に見えてました・・
シグマは、今後の流行を見て売れているジャンル(マウント)の製品を出していけば良いのでしょうが、全体が衰退すれば同じく苦しい立場に・・
一眼レフバブルは終焉し、今後は残り物を争うことになるんでしょうか・・
そういえば、カメラってトップを走り続けたメーカーってあるんでしょうか?
本来細く長くというのがカメラ事業には向いているような気がします・・
mio
パクリは容認すべきでないと思いますが、シグマのような個性の強いメーカーが打撃を受け減退することは、結果的に写真界全体の豊かさ減退につながるのではないでしょうか。
ニコンは目先の金と権利欲に囚われて、消費者の土壌を不毛の地にしてしまわないようにして欲しいです。
ロキ
よそだって対岸の火事だと思っていられない。
いつひょっこり通告がくるやらわかったもんじゃない。
NN
もちろん自社の技術を守ることに是非もありませんが、最近のシグマの野心的な製品は好きなので、シグマの製品展開に大きな支障がでてくると個人的につまらないですね。
こういう場合OSはどうするんですかね。賠償したら今後も使って良いんですかね?
それともライセンス料はらうか他の技術で補う必要がある?
雨写
特許侵害は泥棒であり、泥棒を擁護する意見があるのは不思議。
この業界は伝統的にクロスライセンスやロイヤリティの支払いで係争をせずにやってきていました。
しかしシグマは数々の「特許戦争」を勝ち抜いてきたため、クロスライセンスやロイヤリティーの支払いなどはする必要がないと考えていとと思われます。シグマが提訴された特許係争で有名なのは東京光学機械(トプコン)との開放測光機構に関するものと、ミノルタのアメリカ法人が訴えたAF連動機構に関するものだ。両方ともシグマは勝訴している。
今回はシグマの思い上がりによる経営判断ミスだと思う。
そもそも、例えば中国の企業が特許を無視して交換レンズを多種大量に造った場合、ユーザーとしては選択肢が広がったと歓迎するのであろうか。提訴したら提訴した方が批判されるのであろうか。
moumou
特許がらみの話では単純な善悪はなくグレーゾーンの争いになり易いので安易にどっちが良い悪いで考えると本質を見誤ります。
今回の手振れ補正の件ではモーターの振動数と手振れ補正の振動数が干渉して手振れ補正の性能が落ちないようにする技術に関してですが特許を侵害しようとしてた訳でなく手振れ補正のチューニングの結果として侵害してるように見えるという曖昧な部分をニコンが訴訟に持ち込んだというのが大元です。
考えようによってはニコンがシグマにいちゃもんをつけたとも考えられる案件です。
さらに訴訟を起こしたタイミングはシグマのSD1発売直前、ニコンD800の発売の少し前と重なり歴代最高解像度の2つのカメラが同時期に出てくる直前です。
(SD1の70万円という想像を絶した価格でも注目を集めましたね)
過去には一眼レフの特許でペンタの特許をニコンが侵害した事例が有りますがこの時は当時の通産省が調停に入りうやむやのなったという事も有ったようです。
(ニコンは戦時中の軍需光学メーカーなのでお役所との繋がりも強かったですし)
ニコンはキャノンとの二強と言われてますが実際はキャノンがトップ独走でニコンはその他から追い上げられ二強と言うにはかなり厳しい立場。
経営内容では利益の柱が民生カメラ部門がほとんどで他社よりも景気変動に弱く危機感が強い面も有ります。
自社のレンズの代わりに他社のレンズ、それもロイヤリティ契約をして無いシグマのレンズが売れる事で利益が減るのはかなり痛いでしょうね。
レンズの選択肢が増えるユーザーのメリットやレンズメーカーとの共存共栄なんて言ってられない状況まで追い込まれてる事の表れかもしれません。
シグマとしては2本柱の一つのFマウントレンズが出せなくなるのは回避したい所でしょうが価格に転嫁せざるを得ないロイヤリティ契約も避けたい所でしょう。
ロイヤリティ分はユーザーが負担する事になるだけでシグマの負担は少ないですが一社とロイヤリティ契約すると他社も契約を迫ってくるでしょうし結果的に純正レンズとの価格差を無くす所までロイヤリティを上げてくるのは目に見えてます。
(ロイヤリティを認めるのはどう転んでもユーザーにとってメリットは皆無)
個人的にはシグマにはいっその事、レンズ設計の足枷になってる小さいマウント口径と長いフランジバックのFマウントの呪縛から脱却してさらに高性能なレンズを出す方向で舵を切るのも一つの道かなと思います。
レンズ選択肢の減ったニコンがNo2からその他大勢の後続集団に飲まれれば収益の2本柱から多角的な収益構造への転換も図れて長期的なダメージは軽減できるかも。
遅かれ早けれ一眼レフ用レンズよりミラーレス用レンズの方が出荷数の方が多くなるはずですから少し早めにFマウントから切ってしまうのも有りなのでは。
その分、OEMを含めてミラーレス用レンズを増やす事でFマウントの穴を埋めるのも可能なのでは。
震災の時に自社工場も被災してたにも関わらず5億円の義援金を出したシグマの事は忘れません。
(ちなみにニコンは1億円)
RGVΓ
ステークホルダーではない私たちとは異なり当事者の方々は命懸けなのでしょうね。手振れ補正についてはタムロンはニコンにロイヤリティーを支払ってたと聞いたことが有りますので何故シグマは?というのがニコン側にはあったのかな。ニコンも今回の件でシグマを業界から退場させることの損得判断(損得勘定)くらいは(当然)出来ると思いますので賠償金の支払方法などについてシグマとよく相談して決めて欲しいですね。ニコンは業界王者の一角としてキチンとシグマに逃げ道を用意して大人の落としどころで決着して欲しいです。今の時代にミノルタのような悲劇になれば海外ライバルメーカーの思う壺で、日本がかろうじてリードしているカメラ業界もPC/スマホ同様のハゲ山状態になってしまうと思いますが。
Ryo
特許侵害ならシグマに非があるとしか言えない。
こういうのは事前に特許侵害の旨が連絡されていると思う。
その中でシグマが特許侵害で受ける影響については許容できると判断しているわけだし。
他社の特許を侵害して利益出して良いなら、特許開発なんて何の意味もなくなってしまう。
レンズは利益率よさそうだしね。
プリンタのインクビジネスと似たところがあるのかな。
シグマもどんどん良いレンズ出していってるんだから、
自社技術を使ってさらに頑張ってほしいね。
にこにゃん
シグマが盗作をしたのは、恐らく2000年に出た、Ai AF VR Zoom-Nikkor ED 80-400mmF4.5-5.6Dの、初めてのVR機構レンズでしょうね。
その3年後、シグマ独自のOS機構を搭載という触れ込みで、全く同じスペックのAPO 80-400mm F4.5-5.6 EX OS(2003年発売)という物を市場投入しています。
結局それがバレてしまったという事なのでしょう。
シグマのOS機構が、この時にVR機構を模倣して作った物だとしたら、シグマのOSレンズ全てが対象となり、
124億円というのは妥当な数字だと思われます。
シグマは罪を認め、15億円の賠償を支払ったほうが、
今後のためになると思います。このまま審理が進めば、さらに高額の賠償判決になる可能性も十分にあります。
15億円で今後もVR機構が使えるのだから、安い、という判断が出来ます。
シグマはタムロンなどと違って、各会社と契約を結んでいない(だから時々レンズが使えなくなる)という事情も有りますし、そろそろ「なんでもあり」という体制を見直すべきだと思います。そういう社風だからこそ、SDやDPのような尖った製品が出てくるというのは十分に分かりますが、特許侵害はビジネスとしてダメですね。
ut
>震災の時に自社工場も被災してたにも関わらず5億円の義援金を出したシグマの事は忘れません。
(ちなみにニコンは1億円)
シグマの工場は磐梯河東で会津若松エリアなのに対し、ニコンは仙台に工場を構えてますので、被害の程度はニコンの方が大きいんですけどね。まあ、そんな事はどうでもよくて、義援金の金額の比較して他者があれこれ言う事自体が無粋ですし、両社とも震災で被害を受けてる訳ですから、今ここでその話を持ち出すのはどうかと思いますよ。
流れ者
>シグマはニコン用製品の製造、販売を一切止めてしまえ!
>と、シグマを応援する意味で、そう思います。
それも一つの手かもしれませんね…
賠償だけで終わるとは思えませんし。
この後、契約を要求してくるでしょうから、引き摺る事になるし。
特許部分がニコン用を作るのにだけ必須な物だったら、敢えて切ってしまった方が良いかもしれませんね。
全製品に絡む部分だったら別ですが。
ニコン用だけで利益を上げてる訳ではないだろうし。
ぽぽぽぽーん
>モーターの振動数と手振れ補正の振動数が干渉して手振れ補正の性能が落ちないようにする技術に関してですが特許を侵害しようとしてた訳でなく手振れ補正のチューニングの結果
特許侵害ですから、目的が「手振れ補正の性能が落ちないようにする技術」と「手振れ補正のチューニング」であれば、基本目的が同一なので余程考慮する別経緯が無い限り特許侵害訴訟になります。
また、悪気が無ければ特許侵害OKなどという法はありません。
また今回の手振れ補正に関する特許侵害は、該当7機種に限定されていますので、「OS」機構搭載の全レンズが対象ではありません。
技術特許訴訟(しかもニコンとシグマレベルが争うような)は、ここでみなさんが仰られてるほどには単純な話ではありません。
シグマが2強のニコン用レンズの販売を止めれば、事実上シグマのレンズ売り上げは40%ほど落ちるでしょう。そしてその分、ニコン純正とタムロンやトキナのレンズ売り上げが伸びるだけで、感情論以外の意味はありません。
冷静に考えて、一番スムーズなのは分割でも何でも損害賠償金を特別損失として計上して、この件を終わらせてしまうことです。
シグマ頑張れ
手ぶれ補正の元祖は松下電器。
振動ジャイロを用いた手振れ補正方法(昭和58年出願、特公平01-053957)
ヤフーで関西人のツッコミを見て目から鱗。
思い出した。ニコンが手振れ補正を実現したのって
カメラの業界の中では相当遅かった。
ブレンビーとか懐かしいな。この発明から見れば今の
手ぶれ補正はレンズをジャイロとして使うか、センサをジャイロとして使うか、それぐらいの違いでしかないんだな。
RGVΓ
数年前にNHKで「ハゲタカ」というTVドラマを見た方も多いと思います。まさしくレンズメーカーが舞台て゛珍しいレンズ研磨工程も写されていました。いくら優秀な技術を持っていても資金的にショートすれば中小企業はひとたまりもありません。シグマがあのようなことにならないことを祈るのみです(必要なら役所の仲裁もありだと思います)。現経営陣に非があるのであれば総退陣してでも会社を守って欲しいですね。
αxi
ニコンの決断は至極真っ当ですよ。
裁判沙汰になる前に交渉も何度かしたようですし、シグマがそれに応じなかったからこうなっただけでしょう。
シグマの安いレンズが無くなるとユーザーの選択が無くなるなんてシグマの肩を持つ意見も散見されますが、他社の技術を盗んで開発にリソースを割かないで済めばいくらでも安くなるでしょう。
雨写
ニコンは復興支援のためにニコンプラザ仙台を開設し、そこを拠点に継続して復興支援活動をやっているらしいです。毎週のように社員からボランティアを募ってがれき処理などの活動しているようですよ。最初に払った金額の問題ではないでしょう。
そして、シグマがニコン対応品を造らなくなったら一部のユーザーしかニコンのカメラ、レンズを買わなくなるって?
どれだけシグマは凄いの。
提訴して勝訴したら批判されるってのは不思議な話。訴えが正しかったことは判決で検証されているのに。
P7000freak
コメントをざっと見てみて,ちょっと日本が心配になりました.
海外勢には厳しく,日本同士は仲良く,なんてのは論外だと思うのです.同じ日本人なら,パクられても許せ,と?おかしいでしょう?
もちろん,シグマが独自開発した結果,先行していたニコン技術に類似していた可能性もあるわけですが,それでも特許で先行されたら涙を飲むしかないのが技術の世界です.私もそれで涙をのんだことがあります.
シグマが魅力あるスペックの商品を提供しているのも事実ですが,同時に技術的な危うさ(管理を含め)を排除できていないのも事実.
ニコン側が穏便に決着すべく訴訟以前に努力したであろうことは他の方々が書かれている通り.それを突っぱねて切った張ったに持って行ったのはシグマ側と推測されます.あくまで推測ですが.
この状況で(推測とは逆であったとしても),シグマ側の肩を持つ意見が多数出て,ニコンの不買運動云々まで言及される方がいることに不安を覚えます.技術立国しかテのない日本人が,技術保護を放棄してしまって,どうなるんだろうか,この国は,と.
少なくとも,サブマリン特許紛争みたいな話ではなく,実業を伴う特許訴訟なのですから.
ゆーと
Sony用のレンズに手ブレ補正をOFFにしていたのもシグマさんでしたっけ?
そちらも、特許絡みなんでしょうかね。
ユーザとしては不利益極まりないんですが、、、仕方ないのかねぇ・・
シグマファン
ニコン対シグマで思い出したのは、キヤノン対ゼロックスです。
当時米国でゼロックスが当事者となった別件の訴訟の影響で、ゼロックスは特許権侵害を差し止めることを禁じられていました。有償ですが、技術を使いたい者に強制的にライセンスさせられていた。当時の米国は、特許による独占を産業競争力の低下の原因とみて、競争法をアンチパテントに運用していたわけです。ここに米国でのキヤノンの勝機があった。迂回技術で迂回しきれないゼロックス特許が残ったとしても低廉な実施料を払えばキヤノンは市場の大きな米国で事業化できる。そこにあったのは、世に喧伝される最強の特許部隊ではなく、最強の経営判断です。
今回のニコンの特許係争も、特許や技術の争いというより、両社の経営判断の結果的なぶつかり合いと見た方が良いと思います。そもそも当事者同士で充分に交渉して、どうしても折り合いがつかない場合にしか特許訴訟にはなりません。特許訴訟は先が読めません。技術的範囲の解釈のブレはともかくとして、無効資料がどこから出るかわからないわけで、係争になった後に思わぬ無効資料が出てくれば、普段は無当責の知財部も結果責任を問われかねません。そして、勝っても負けても訴訟費用は回収できず、得をするのは他の競合会社ということになります。
ニコンはセンサの技術が欲しかったのかもしれません。レンズや鏡胴については、シグマの特許は驚くほど少ないですよ。ほぼ製品化するものしか出願していなように見えます。無駄な費用を特許にかけない点で、日本のメーカーのなかで最も特許管理がしっかりしている、という印象を受けます。
利益率はレンズが大きいのですからシグマがニコン対応をやめてもニコンにダメージを与えることにはなりません。ニコンのレンズの利益率を押し上げるだけです。
カメラとレンズの通信が増えるなかカメラボディを持たずにレンズだけで商売することは、オープンアンドクローズの環境でオープン側にいることになり、ボディを作るメーカーの収奪に甘んじることになります。
シグマとしてはクアトロやメリルの技術がクローズの要になるわけですので、ボディーについてペンタックス リコーと協業するといった経営判断もそろそろ必要なのではないでしょうか。
うーん
まぁニコンも一企業ですし、妥当といえば妥当な措置と判決なんじゃないかと思います。
ただ、それがシグマにとって小さくないダメージになること、間接的に今後のFマウントの行く末に関係することを考えると、やはりうれしいニュースではないですね。
シグマの開発スタンスは好きですが、企業としてのスタンスは今後次第です。
矢切の渡し
シグマの特許戦略がもっとしっかりしてればニコンとの間でクロスライセンスなどで上手く立ち回れたかもしれないのに。
キツツキ
私も特許がきわめて重要な分野の仕事をしていましたが、会社として最後に守るべきは知的財産権です。リスクの高い先行開発にリソースを投資したその会社に先見の明があります。純正薬とジェネリックの関係をみてもそれがわかるはずです。
何人かの人が事象を正確に把握されていますが、実際侵害しているとすれば、シグマに全面的な非があります。議論の余地はありません。
「何気なく開発してみたら他社の特許を侵害していた、だから許して」なんて言う人が何人かいましたが、「ここは一時停止だとは知らなかった、だから許して」と警察官に言うのと同じです。
この特許は全ての手ぶれ補正に抵触するとすれば、シグマは何らかの手立てをつかってニコンからライセンスしてもらうより仕方ないでしょうね。ここまでこじれたのはシグマの経営陣の判断ミスだと思います。とくにタムロンなどがすでにライセンス契約していたとしたら。
roxas
どちらにせよ、まだ地裁の判決で確定もしていない状況
これから知財、最高裁まで行くと思うので、注意深く見ていきたいです。
キツツキ
Nikon用とCanon用はほぼ半々という発表が過去にシグマからあったという話です。
2013年のデジイチの売り上げ(BCNランキング)を見るとCanonが49%、Nikonが42%のシェアです。
シグマがNikon用を製造しなくなると42%の売り上げダウンになりますね。まだミラーレス用の売り上げはごく少ないでしょうから、会社の経営がピンチになると想像します。
つまり何らかの和解策を採らなければやっていけないと思います。
yt
シグマは今後の経営の舵取りが重要ですね。
ボディーメーカーは3Pレンズメーカーとのウィンウィンの関係を望んでいる筈です。シグマが和解に至れなかったのはやはり経営判断ミスでしょう。
ニコンとシグマの関係がこじれた場合、ニコンにはまだ3Pレンズメーカーありますのでさほど影響は無いのでは。
シグマがキャノン向けに傾注すれば、キヤノンとしてはボディーを伸ばす材料にはなるでしょうが、自社の利益率の良いレンズを食われる可能性もあり微妙では?。
我々としては両社に関係を修復してもらうことを望むばかりです。
ZA
レンズに搭載しているROMも自社解析品だと言われていますが、こういう会社の体質だと言うことでしょうかね
ROMの問題と言われる動作不良を何度も起こしているのも、これを裏付ける事実であれば、改善を望みたいと思います、全てはユーザーの為だともいます。
koala
シグマが盗作したという単純な理解では不味いのでは?
技術なんて目的が同じなら誰が考えても同じようなものが出来る可能性はある。
問題は出願時期と基本特許だけでなく周辺技術まで特許として抑えてあるかどうか。
だからニコンもシグマに敗訴した部分があるわけで、シグマが泥棒したわけではない。
ただ、シグマとしてもこの裁判を敗訴した場合に備えて特許に抵触しないシステムの開発は始めてると思うけど。すぐには販売できるわけでもないだろうから、当面の間しのげるかどうか。
ニコン・キヤノンの2強向けのレンズが全く販売できないとしたら厳しいし。ロイヤリティを払うとしたら値上げするしかない。
企業体力が持てばいいけど。
Niko
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1402/14/news131.html
を見ると,
http ://egami.blog.so-net.ne.jp/2011-05-26
の前半の特許でしょうか。あまり大した特許ではなさそうですが、
1993年としては先見性があったということと思います。
レンズ補正の場合は逃げられなさそうですので、
他の会社は特許料を支払っているのだと思います。
シグマとしては自明で特許が無効であるということで戦うしかないと思います。
AN8
シグマに対して好意的な意見が多いのですね。
非を認められたのはシグマであり、悪いのはシグマだと思います。
通常、この手の開発では特許の数で分が悪ければ、その会社の特許に抵触するような開発を避けるまたはロイヤリティを支払うのが流儀のはず。
それをシグマはしなかったってことのように思います。
3年前にGoogleがモトローラの携帯関連の特許を125億ドルで買収しましたが、新規参入者が特許面で劣っていれば、このようにお金がかかるものだと思いますがね。
KJ
人間、白だと思い込んだら黒い物も白に見えるし、黒だと思い込んだら白い物も黒に見えるものです。
僕は技術や特許の歴史も知らない、業界の作法も知らない、現場の声を聞ける立場でもないので安易な論評なんて出来ないですし、(必要ないと思いますが) どちらの企業の肩を持つなんて事も出来ません。 審理の現場の人たち以上の目など持ちようがない訳ですし。
ひろ
大手メーカーはレンズに研究開発費を載せてるので安く出来ませんが、最近シグマが安価で高性能なレンズを出してきたので、大手メーカーとしては勘弁してくれ、と言う感じなのでしょう。メーカーが載せている研究開発費をパテント料として払うのは当然だと思います。
それと、シグマの先には韓国や中国メーカーを睨んでいると思います。海外メーカーとの特許紛争は国ごとの思惑が働きますが、国内のフェアな状況で裁判で勝って、その事例を前提に海外メーカーと特許裁判をした方がフェアな結果が出ると思います。韓国メーカーも一眼レフ出し始めてますからね。しっかり引き締めていかないと!
KO
ニコンに限らずキヤノンやソニーのカメラでも過去にシグマのレンズとはいろいろと有りましたよね?
互換バッテリーを排除する動きも出てきていますし、不当な模倣品から自社のカメラの利益を守るという流れも、至極当然とは思いますが
何とか和解に至ってほしかったのですね
残念でなりません
ジョナサン
シグマがカメラ本体に乗り出したのも色々と背景が在ってこそだろうと思いますが、
今後シグマレンズには手ぶれ補正が付かないとなるとこれは大事でしょう。
このデジカメ衰退期に入ったこの時代に、さらにダメ押しというか。
15億も痛いですが、シグマ、ひいては業界全体に与える影響は更に大きなものになるでしょうね。
なお、当然ですが特許侵害をよしとしているわけではありません。
あ
金額が大きいという話があるが、これはニコシグの関係だからだと思うよ。。
シグマは基本NIKONよりも安価にレンズを販売してるでしょう?
裁判所から見れば、NIKONは開発費を上乗せしたレンズ価格になっており、シグマが安価な理由は開発費を安く抑えられたから、と言うように見える。
そんな簡単なものではない事はここの諸氏は知ってるし、特許に詳しい人も知ってるだろうけど、裁判所と弁護士は知らないだろうからね。
じんぱち
タムロンブースで開発部の方と話をしましたが、90mmマクロの価格が新旧で全然違うのは手ぶれ補正機能とレンズ駆動部の開発費が相当掛かっているからと聞きました。
今回のシグマの件でも結局はそういうところの話なのだと思います。
たいやき
まぁ金額うんぬんよりも
話がまとまらないとこうなるよっていうニコンの示しなのかもしれませんね。あとは皆さんが言われてるニコンが株主に弱いってのも訴訟の決定に影響してそうです。
ねこ
価格.com等でも、シグマはマウント使用料を払ってないからだ、なんて見受けられましたが、どこ情報なのでしょうか?
今回の件、「シグマが分かってて技術を盗んだ」というよりかは、「シグマが良かれと思って使ってた技術がたまたま抵触しててそこを突かれた(もちろん、シグマは抵触してないという認識なのでそこでニコンと火花が散った)」という印象です。
特許は文言次第でだいぶ変わりますからね。
シグマだけでなく、どの会社も優秀な知財部員の確保も必要でしょう。
pon吉
裁判なんて、どの企業もやりたく無いんですよ。てもやらざるを得ない事情がある。シグマが良い製品を出してるから応援する人もいるようですが、そういう事では無いでしょう。
シグマは以前からこういう裁判をやってますよね。
勝ち負けでは無く、
何故こういう裁判にいつもなってしまうのか、
何故訴えられてしまうのか、
シグマが企業としてちゃんと考えるべきでは。
博打みたいな事を、高を括った大雑把な事を
いつ迄もやっていてはいけませんよ。
RGVΓ
フジX―T1の記事にて参加者の方とやり取りさせて頂いた時にフジ(や独CZ)はレンズ内手振れ補正機構が付いていること自体が画質劣化の要因になる(たとえスイッチをOFFにしてても)と考えているのではないか との話しをしました。シグマが本当のプレミアムレンズメーカーを目指すならレンズ内手振れ補正技術を放棄するのも一つの方向かもしれませんね。レンズ内手振れ補正と画質はトレードオフの関係で画質を優先するならのタラレバの話しですが。
ゆー
コメント100を越えて論調が落ち着いてきましたね。
真似る気があろうと無かろうと特許権が生きている以上は注意すべき点であり、これに国内・国外企業の別もなく、事前協議の段階で妥協点が見付けられれば手間も金もかかる裁判にならなかったのでしょうに。
シグマにも言い分があり、ニコンにも譲れないものがある。としても、もし特許侵害が疑われるものを放置すれば、国外メーカーにも甘くみられます。私がサムヤンに対して好意的になれないのは、日本以外の国向けに日本のカメラメーカーのROMを解析しコピーしたROMを搭載し情報伝達接点の特許に抵触したものや、日本のメーカーの特許に抵触するレンズ構成のものを販売しているからです。これらを日本の代理店であるKENKOが扱わないのは当然ですが、世界市場ではやりたい放題です。
トキナーがいまだにクラッチ式のAF・MFのレンズしか発売していないのは、まさに特許の壁があるからで独自に超音波モーターを開発しないかぎり特許料をレンズに上乗せできない市場の地位にあるからではありませんか?
またボディーメーカーがあるから互換レンズメーカーの立場があり、ボディメーカーはレンズも開発し、収益はレンズであげている業界事情もあります。
シグマに限らず他の互換レンズメーカーは明日は我が身であり、ニコンやキヤノンなどカメラメーカーもこれは同じです。互換レンズだから安くて当たり前なのではなく、シュナイダーのように本家より高い価格で販売しているメーカーもあり、業界で生き抜くためそれぞれの特性を先鋭化しなければならない時代なのだと思います。
シグマ頑張れ
>> それは、真逆ですな。
失礼。スチルカメラの世界では1994年には銀塩コンパクトカメラNikon 700VRQDを世界に先がけて登場させていたんだね。しかし、その6年前には松下電器のカメラ(ムービー)で手ブレ補正を実現しており、この頃は世間の感覚として、手振れ補正といえば松下だったと記憶しているよ。そのあとすぐにソニーが追従した。
関係ないかもしれないが、平成元年の松下の特許が切れる時期が2007年頃。今回の特許紛争の発端の時期も2007年ごろだね。
SONY好き
難しい話はわからないのでコメント書きこむ資格無いかもしれませんが
ニコンにだって従業員がいる訳で会社はそれを守らないといけない訳で。
その従業員を少しでも守るためには、特許侵害なんて見逃せないでしょう。
レンズ売れなかったら賃金や雇用にも影響あるかもしれませんし。
そりゃ、ユーザー目線で見れば安いシグマが元気なのがいいのかもしれませんし
海外メーカーに立ち向かうためにも大らかな判断でいるべきだ、というのも
それはあくまで生活がかかってない立場だからこその意見じゃないでしょうか。
AE1
レンズサードパーティーは互恵関係にあるわけでとの意見が散見されますが、ニコンやキヤノンそう認識しているとは思えません。一部のレンズは商業的に競合していますし、レンズメーカーのお陰でボディが売れているわけではありません。
またニコンにはキヤノンのようなプリンターのような安定収益を上げられる部門がないから必死という意見も事実誤認です。ステッパーはニコンの基幹部門です。
そ2
親がもらい火の火事を経験した事で申せば、額は124億→15.6億と大幅に下がりましたが裁判所がシグマに賠償金の支払いを命じたと言う事は、とりもなおさずニコンを損害を受けた被害者、シグマを損害を与えた加害者と断じた事に他なりません。シグマ擁護的コメントの人は損害賠償を交通違反の反則金と同じように捉えているのでは?とさえ思ってしまいますね。
ん
たとえ非があろうと我々の身内がひどい目にあうなら大変なことだと思いますよね。白黒ではない。
裁判
盛り上がってますね、でも地裁でしょ・・・高裁、最高裁と結果がひっくり返る事なんてよくありますから結果は先の話じゃないですかね? シグマが上告しないと言うのなら話は別ですけど。
シグマの技術がパクリなのか似てただけなのか?わかりませんが今後シグマがFマウントから撤退、いつ訴えられるかわからないマウントですから合わせて他のサードパーティーも撤退したら良いと思いますが、どうなんでしょう?
ユーザーにとってはサードパーティー製のレンズはありがたい存在だと思いますから、サードパーティーを受け入れるマウントが賑わって良いのではないかと思います。
結果、ニコン純正でも安くて質のいいレンズを開発しないと太刀打ちできなくなり、純正ですべて揃えれば、それはそれで賑わうのでは?
K30ユーザ
>>今後シグマがFマウントから撤退、いつ訴えられるかわからないマウントですから
Kマウントのような弱小(泣)マウントならともかく
Fマウントの市場はまだまだ大きいですから、サードパーティが
抜けることは無いと思います。
コシナ、ツァイス、トキナー、タムロン・・・
ニコン・シグマ以外のFマウントレンズメーカーが
これだけ居るのですから。
pon吉
裁判に勝ったから良かった良かった、では無く、
まず裁判にならない製品作りをシグマには目指して欲しい、
今後は。
HH
特許を侵害していたというのが事実ならルールにのっとって
シグマはそれ相応のペナルティを受けるべきだという意見は
理解できますが、クレームとなった「手振れ補正ユニットと超音波モータの周波数を異なるものにして共振を避ける(誤検知を避ける?)」というものが個人的には「なんでこんな誰が作ってもそうなりそうなものが特許とか発明と認められてるの?」
という単純な疑問は浮かびます。
kasabera
>高裁、最高裁と結果がひっくり返る事なんてよくあります
上訴して逆転てよくあることなんですか?
もちろん、逆転がないってことじゃないんだろうけど、上訴してもほとんどが原審維持だと思うんですけど、違うのでしょうか。
xingxing
私も、HHさんと同じことを考えていました。誰でも考えそうな事でも、申請を出した者勝ちと言うのもね・・・。特許って難しいです。
シグマ頑張れ
>「なんでこんな誰が作ってもそうなりそうなものが特許とか発明と
> 認められてるの?」という単純な疑問は浮かびます。
シグマはまさにその主張「設計変更にすぎない」をしたが、昨年6月に知財高裁に棄却されました。
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20130612092143.pdf
様々な特性・方式があるジャイロセンサーと超音波モーターの組み合わせを検討し、共振しない最適な組み合わせを探し当てたことに対して、設計変更にすぎないと言える根拠がない(弱い)という判断であろうと理解します。
侵害していないという新たな証拠、あるいは、シグマの得た利益の15%に値するとは到底言えないというデータが次のステージでは求められると考えます。
ぽぽぽぽーん
特許申請は「堀埋め」ですから。
「なんで単純な・・・」と思っても、その単純に行き着くまでにいくつもの特許を押さえています。
しかも工業特許は僅か8年なので、期限の網を張り巡らせています。
なんなら「誰も思いつきそうもなさそうなこと」で特許申請してみると分かりますよ。基礎技術の方で特許を押さえられていますから、実際に製造可能な頃には、折角取った特許の期限は僅かになっています。
fl7
ニコン、シグマどっちが正当なのか、ってのは、結局のところ、「現時点での判決がこうだ」ってことしかないわけで。
ニコンが訴えた他の何件かは、ニコンの敗訴。
どちらかに悪意があることがわかると簡単なんだが、訴訟内容の真偽ってのは外野には立ち入れないしね。
52b06b
シグマは昔から特許に対する支払いをしていないのは有名です。又、訴訟も多数経験しほとんど勝って来たと聞いています。
知的財産裁判(特許関係)は弁護士費用が特に高額になります。シグマは弁護士を使わないで勝訴してきたようです。各社の特許に対して解釈に自信があり、かつ特許に抵触しないと思われる仕組みでレンズを作って来たと思われます。訴訟で勝つ事と費用(準備書面、弁護士費用、時間、人員、表に出したくない情報の開示リスクetc)等を天秤にかけて二の足をメーカーも多いと思います。
今回の訴訟は第一段階としてはニコンの意地による作戦勝ちでしょう。(個人的には裁判もニコンに有利になりそうな裁判官が担当すであろう日時を予測して申立をしたと考えます)
シグマは上告すると予測しますがニコンは現行レンズについても訴訟する可能性があると考えていて今後の進展が気になります。
他の人も記載していましたがシグマはROMの解析も自社で行う会社です。ただカメラとレンズはROMの解析だけでは完全な性能を発揮しません。各メーカーは今後のカメラの性能追加のためと思われる何に使われているか判らないピンや接点等が付いていたり隠れています。
各メーカーは特許が成立すると特許料の支払いを求めてくるのが普通です。過去にはN社の爪の窓の特許が成立しレンズ一本につき高額な特許料の支払いを求められ、レンズメーカーは爪を外す対応をした事があります。
シグマ以外の国内レンズメーカーは特許料の支払いをしていてあの値段で販売しています。シグマも新シリーズになり価格改定し利益率も上がっていると聞きますが特許料の支払いをするだけの余裕はあると思います。
PPG
和解に出来なかったのはニコンが主張する複数の特許侵害のうち、シグマから見れば不当なものがあったからとも考えられますね。実際に一件は侵害なしの判決が出ていますし。この件に関しては、双方判決には一定の不満もあると思いますが、ここまで来たならもうシグマはお金を払ってしまって、両社前を見て進んでいけばいいと思いますが。
K.M.
どちらのユーザの立場からみても心苦しいお話ですが、逆に変な和解が成立して、シグマから『ニコン向け以外の製品が出なくなる』という状況よりはよかったのではないかと思います。
シグマには、なんとしてもインデペンデントであって欲しいです。
yupi
知財の裁判は大変なので、侵害の可能性を認識していれば事前協議で和解するのが普通です。
つまりシグマはニコンの特許に抵触していない自信があるはずで、控訴する可能性が高いでしょうね。
(そもそもOSは後発技術なので特許対策していないなんて考えられません)
知財の係争は白黒の判断が難しく、今の時点でシグマが悪いとかニコンは酷いとか、早まったコメントはするべきでないと思います。
dc
>「なんでこんな誰が作ってもそうなりそうなものが特許とか発明と認められてるの?」
特許は、自然法則を利用した技術のうち、新規性・進歩性があるものに認められます。今から思えば誰でも思いつくものでも、出願当時誰も思いついていない、文献がどこにもないものは特許になりうる可能性があります。(ニセ札製造方法のような、公序良俗に反する発明は認められません)
特許で稼ごう、技術を独占しようと思うなら、小難しい特許より、誰が見てもなんでこんな特許が・・・というのが強いです。(特許を出すときのコツでもあります)
「新規性がある」点は重要です。文献や学会発表、極端なこと言えば同窓会の飲み会での雑談であっても秘密にしてもらえない人相手に漏らしたことがわかれば新規性の喪失となり、特許と認められません。(仕事の場合は話をする前にまず秘密保持契約をすることになります。)
特許になっても後から文献を見つけて、裁判で無効になった例はたくさんあります。たとえば1審で一太郎の販売停止判決の元となったアイコン特許は、出願前の日付がある文献の情報提供があり、特許自体を無効にすることでジャストシステムが逆転勝ちしました。感情的にシグマを擁護する意見もありますが、本気で擁護したいならニコン製品不買ではなく、特許の新規性がないことの証拠文献(先行して出された製品でも効果がある可能性あり)を探すほうが価値があるでしょう。
HH
ビデオカメラなんかでは1980年代後半あたりからジャイロを使った光学式手振れ補正などは登場していますね。
これらのジャイロの検知用の周波数と駆動用のモーターの振動数
に僅かでもズレがあるかどうか調べたら良いのかな?
今回の抵触した内容の部分に関してもずいぶん広い範囲で
適用されているようにも思えるので余興として
現行の他社のレンズ手振れ補正(キヤノンIS、パナソニックMegaOIS、SonyOSS,タムロンVC)も抵触しているのか
どうか知りたいところですね。
ルーモア
特許について裁判に持ち込むってのは最後の手段であって、最悪の解決策なんですけどね。
裁判になって「侵害していないこと(侵害していることを)を明確にできるデータ」を出せってことになると、これは悪魔の証明みたいなもので、かなり困難なことになるのですが。
逆を言えば裁判で勝ち続けてきたシグマの知財管理部門はかなり優秀だったんだと言えるでしょう。
経営陣も技術に明るい人材が多いのでしょうね。
但し、こういった判決が出た以上、技術力や特許運営に絶対的な自信があったとしても、シグマは今までの運営方法を見直す時期なのかもしれません。
上告の可能性は大いにあるでしょうから引き続き動向を見守りたいと思います。
星 桃次郎
人の褌でずいぶん儲けたのだから少しくらい払えばよいのでは
後発メーカーはなんといっても真似はマネ言い逃れはできないでしょう
じゃいあん
お互いに愛用されてるメーカーへの思い入れはあるでしょうが・・・
2社が困難を乗り越え、より逞しい企業になり切磋琢磨出来れば今回の問題も得られるものも多いと思いたいですね( ´ー`)y-~~
ありさ
皆さん色々な意見をお持ちの様で、大変興味深くコメントを拝見させて頂きました。
新しい技術を製品に導入する時には、大量の特許案件を熟読し、抵触しない事を確認するはずです。それを単純に怠っていた、隙があったという事です。メーカーとしてどちらが正しいのか、という論争がありますが、一般的に考えればシグマが甘かっただけだと考えています。
まだ確定ではないと思いますが、利益の一年分だけなら良かったじゃないですか。十年分じゃなくて。これですっきりして、もう一度良好な関係を目指せばいいと思います。二社とも素晴らしいメーカーですから。
そして、シグマは知財がいないような事も書かれていますが、そんなメーカーはありませんよ。もしそうだとしたら、今回の結果はまさにそんな体たらくが生んだ訴訟だと自分で言っているも同然ですよ。
うぬ
まあ地裁は割りと偏った判決出す場所でもあり高裁の判断が最重要ですね
高裁の判断は最高裁であまり覆らないので
電子職人
>「なんでこんな誰が作ってもそうなりそうなものが特許とか発明と認められてるの?」
> 特許で稼ごう、技術を独占しようと思うなら、小難しい特許より、誰が見てもなんでこんな特許が・・・というのが強いです。(特許を出すときのコツでもあります)
こういう議論が出る時にいつも思うのは、1晩で思いつくような簡単なアイデアと、世界中の研究者がどうやって実現すればいいのかわからなくて長年悩んでいた問題を解決した特許(例えば21世紀にならないと無理と言われていた高効率青色LEDの発明)が、同格の保護を受けるのがおかしいのではないか?ということです。
特許にもオリンピックのメダルのように金・銀・銅の格付けをして、保護期間をランクに応じて、20年・10年・5年のように変えればよいのではないでしょうか。
A900
以前なら水面かでの調整でなんとかしていたのでしょうが最近はデジタルカメラの売り上げ鈍化が鮮明になってきましたから生き残りをかけた共食いが始まっているのかもしれませんね。
Grr
「一晩で思いつくようなアイデア」とか「誰が作ってもそうなりそうな特許」などと、簡単に言ってる人ご自身がそういうような特許をいくつかお持ちでない限りは説得力に欠ける気がしますが。
それに、シグマもいくつかの「誰でも一晩で思いつくような」技術の特許を保持し、そこから利益を得て、特許の下にそれらの技術が保護されてるわけですから、そういった公平性が保たれていればなんら問題ないでしょう。
ずん
過去のややこしい経緯もたくさん書き込まれているにもかかわらず
シグマがニコンを丸パクリ!みたいなコメントがかなり見られるのは
なんかとても残念ですね。
正直素人レベルではどっちが悪いとかそういうコメントをすることすら
難しいレベルの話になってきていると思うのですが。
ここまで法廷闘争で全勝を誇ってきたシグマが初の敗訴で今後どう動くのか、
注意深く見守っていきたいところです。
シグマは純正にないラインナップの多いメーカーですから
賠償金で会社が消滅という末路だけは避けてほしいというのが正直な心情ですが。
popos2
>特許にもオリンピックのメダルのように金・銀・銅の格付けをして、保護期間をランクに応じて、20年・10年・5年のように変えればよいのではないでしょうか。
日頃特許を出す仕事に関わっている者からすれば、「どれほど些細といわれても、新しい物ごとを最初に思いついた発明者は”ひとり(共願の場合では、同一グループ)”だけということです。
本件は、特許を軽視したシグマ側に非があることは明白です。
願わくば本件について穏便に済ませて頂きたかったとは思っていますが。それがルールですから。
ただ、最終的にどうなるかも現状ではまだ判りませんが。
nikon2
貧乏ニコンユーザーとしてはシグマレンズが使えなくなったりしたら悲しい。企業戦略としてはニコンは間違っていないんだろうけどね。
これが結果として、シグマのFマウント向けレンズ撤退になり。
ひいては競争相手の減少でニコン純正レンズの殿様商売等にならない事を祈ります。
ぽぽぽぽーん
工業特許期限の8年は、企業の利益保護よりも、全体の技術停滞を起こさせないように決められています。
例えば一般的な著作権は8年で切れませんよね?
その範囲内で融通を付けられずに訴訟に至ったわけですから、判決を受け入れるなり、不必要に上告して特許期限切れ異常の期間に傷口を拡げるなり企業判断を行えば良い話だと思います。
moumou
少し技術的な面からも考えて見ましょう。
まず、手振れ補正機構はパナソニックが開発し特許を取りました。
この特許が切れて他社も手振れ補正が使えるようになったのが2003年。
その後、各社で独自に基本から発展させた部分の特許を取り出しますが手振れ補正の基本は特許が切れてるので誰でも自由に使える状態です。
今回の訴訟を起こした案件では2つの特許が関係しています。
一つは光学設計に関するものでこれは特許侵害に当たらないとされました。
もう一つが手振れ補正センサーとAFモーターの共振対策の問題で今回の判決では認められました。
しかし、機械工学の観点から考えると共振対策をする事は当然の事で対策内容を細かく定義して特許を取るなんて事は普通はしません。
(振動する装置の共振対策は基本中の基本)
常識的な内容を書き方を工夫して特別のように見せかけただけで他社の技術使用権を制限する為のトラップ特許です。
そもそも手振れ補正はニコンが開発した訳でなくパナソニックが開発して特許も切れてるのですが
切れた特許に書かれていなかった内容、それもごく常識的な内容を特許に仕立て上げたニコンこそ他人のフンドシで相撲を取ってる張本人だとも言えます。
ニコンのやり方は技術者としてはちょっと姑息なやり方に思えて仕方ありません。
(欧米の特許マフィアが良くやるやり方です)
天下のニコンがこんな姑息な事やってて良いんでしょうか?
電子職人
日本の特許は「最初に思いついた発明者」に与えられるのではなく、「最初に出願した発明者」に与えられることになっています。
アメリカは、長らく先発明主義でしたが、wikipediaによると2013年3月16日から先願主義に移行したようです。
特許を取得したから、最初に思いついた発明者である、とは断定出来ません。先発明主義は審査に時間がかかり過ぎるので、先願主義が一般的となっているわけです。
他社製品を解析してマネした結果の、特許権侵害と、自社で独自開発した技術の製品の、偶然の特許権侵害、とでは訴えられた側の対応が異なってくると思います。
今回のシグマとニコンの裁判の場合は、どちらなのか部外者には解りませんが。
法律上の責任問題とモラル上の責任問題は、先願主義では、分けて冷静に見る必要があると思います。
私も昔、個人出願でアンプ回路の特許を取得したりしましたが、その時に広報を調べて、あまりにも当たり前と思えるような回路の特許が多数出願されていて驚いたことがあります。
特許にランク付けした方がよいと思ったのは、そのような体験からであって、今回のシグマとニコンの裁判とは関係ありませんです。
GRist
また気になる情報が出てきましたね
「トラップ特許」・・・ かなり衝撃的な言葉です
>常識的な内容を書き方を工夫して特別のように見せかけた
>切れた特許に書かれていなかった内容、それもごく常識的な内容を特許に仕立て上げた
ということはこの技術自体パナソニックが開発したものと全く同じものだったと?
事実だとしたらこの訴訟の解釈を180度変えなければなりません
私はこのニコンの特許申請の内容を見ていないので何とも言えませんが
moumou様が情報をお持ちなら
是非とも具体的な引用と問題のある箇所の指摘をお願いしたいと思います
キツツキ
>「なんでこんな誰が作ってもそうなりそうなものが特許とか発明と認められてるの?」
電子職人さんがすでに喝破されていますが、長い間特許にかかわった私も「誰もが思いつく特許」が最高の特許と教えられました。なぜならその機械やシステムは当然んそこに向かうからです。
なにが違うかと言えば、そのような機械やシステムがまだ世の中に知られていなかった時にそれを思いついたということです。だから偉いのです。
一例をあげましょう。ATMから送金するときに、入れた金額を確認するでしょう。あれは立派な特許なのです。だれでも自分の入れた金額を確認したくなりますよね。これが「誰が作ってもそうなりそうなもの」です。
sovietmania
そりゃ特許取得するし、権利も主張するだろう
35mmでは初となる一眼レフを開発したイハゲーもRF陣営と共にクイックリターンミラーを持つペンタックスに敗れ、そのペンタックスもオートフォーカスが広まる辺りでキヤノンとニコンに敗れていった
カメラの歴史はいかに相手の穴を突いて技術を盜み、盗んだものを発展させて本元を出し抜くかといった世界じゃない
些細なところも見逃さず迎撃しなければ、ニコンといえど安泰とはいえないだろう
hikobee
はじめまして。
いつも拝見していますが、いたたまれず書き込みます。
シグマさんには心情的に肩入れしてしまいますね。
是非とも勝っていただきたいです。
素人的考えですが、同じ目的を持たせる機能、
そこには開発者の努力、あるいはプライドのようなものが注ぎ込まれているものと信じます。
どこか似てしまう部分があったとしても、それぞれの技術の集大成なのだと思います。
つぶしあうのではなく、競い合って欲しいものです。
ガンバレ日本企業!
シグマファン
特許は最長でも出願から20年間です。8年間というのは勘違いと思います。
ニコンと所謂パテントマフィアが異なるのはニコンが競合として実業をしているということです。これは、ニコンの目的は損害賠償ではなく、別のところにあることを意味します。差止による威嚇でクロスを狙う、といったところでしょう。
誰もが思いつくことを特許にすることは、確かに大事でした。そう、技術はその方向に向かうからです。しかし、今回は、既に常識であった要件でありながら文献に明示されていないことを構成要件として積極的に規定しクレームのように思われます。技術の方向とは関係なく、特許を取るためにとった特許でしょう。
そして、このように技術常識に属する要件を意図的に規定することで、審査実務の瑕疵を利用して権利化した特許に対しては、競合会社は尊重しない、権利者は訴訟に使わない、というのが暗黙の了解でした。
それがデジカメ業界で崩れたことを、今回の訴訟は物語っています。特許制度を産業の振興のため、最近ではイノベーションの促進のために使うという大義は忘れられたのでしょうか。
moumou
GRistさん
「パナソニック、手振れ補正 特許」で検索すればパナソニック関連の情報は沢山出てきます。
今回のニコンとシグマの特許侵害関連の情報は「エンジニアの嗜み」さんの過去記事に分かりやすく解説されたものがあります。
「Nikon Sigma 特許戦争を技術的に検証する【前編】、【後編】」
さらに詳しく知りたい場合、「特許・実用新案公報DB」で特許番号で検索でき内容が見られます。
技術的な内容なのである程度の専門知識が必要になります。
機構設計の実務経験が有れば大体の内容は理解できると思います。
ニコンが他のレンズ内手振れ補正を採用してるメーカーに対してシグマと同じように特許を楯にして何らかの要求をしてるのかも知りたいですね。
(シグマが黒なら他メーカーも黒になるでしょう)
GRist
moumou様 ご回答ありがとうございます
さっそくその検証記事を読ませていただきましたが
トラップ特許であるかどうかはそれでは判断できません
恐縮ですが私としては前述したようにmoumou様が、
「書き方を工夫」したトラップであると判断した箇所を引用しての
具体的な指摘をお願いしたかったのですが・・・
まあ、あまりしつこく訊くのも失礼かと思いますので結構です
お手数おかけして申し訳ありませんでした
シグマ頑張れニコンも頑張れ
紛争は早期に解決してトヨタと富士重工が86とBRZを作ったような
共同プロジェクトを両社が実現してくれたらイイナ
有機CMOSセンサ搭載カメラが富士フィルム、パナソニックから
出てくるはず。それに負けない未来のカメラを今から両社で作って世界をあっと言わせて欲しいな。SD1, Dfの値段は高すぎなので、若い写真学生、サラリーマンでも変える値段で。
具体的にはフィルムカメラのEOS7とかFM3aぐらいだと嬉しい。
既存の概念に縛られない未来のカメラを両社で企画して考えたら本当にすごいものができると思うな。
ジェラ
>hikobeeさん
>同じ目的を持たせる機能、
>そこには開発者の努力、あるいはプライドのようなものが注ぎ込まれているものと信じます。
>どこか似てしまう部分があったとしても、それぞれの技術の集大成なのだと思います。
そういった事も起こりうるからこその特許。
現にシグマ社の主張はNikonの特許を侵害していないとして争っているのだからそういうことでしょう。
でもパクったらダメで努力の結果似通ってしまったからOKという話ではないんで裁判で負ければともに特許侵害となってしまいます。
今回の裁判で最終的にどちらが勝つかわかりませんが、勝ったほうが正しかったという事ですね。
celica
判官びいきで、シグマ頑張れ!と言いたいですね。
私の記憶違いかもしれませんが、ミノルタとハネウェルのオートフォーカス特許裁判の結果、キャノンとリコー以外にも(まだ中小企業だった?)シグマも後の裁判の結果、賠償金を払わなかったように記憶しているのですが…何か勘違いかもしれませんが。
まあ、それにしてもこの裁判のハネウェル側に就いた弁護士が、私がミノルタ側に就いたならミノルタが勝っていただろうと後に語っていたという記事を覚えています。
陪審員裁判でしたから、そう言えるのかもしれませんが、裁判というのはそういう一面もあるものなのです。
正義が勝つ!というのは知らない人の云うことです。
私も、民事でいくつか争ってきましたが、所詮、神ならぬ人間が為すことです。
当事者が争って譲らないでいる以上、裁判と云う方法でしか解決法がないのでしょう。
そして、やはりお金に余裕のある方が有利なもののようなのです。
何事もそうなのですが…。
純正ユーザー
サードは1本のレンズを各社用のマウントに対応してリリースしていると思います。
そうなるとVR部分がライバルのキヤノンやSONYのボディへ供給されるようなものです。
オリジナル開発であれば文句はないでしょうが自慢のVRを他所製品に無断で使われたらたまらんでしょう。
Fマウントで出さなくなっても同技術を使った他マウントリリースは出来ません。
使っていれば分かるようになりますが値段には分けがあります。
個人的には値段勝負ではなく両社ともによいものをリリースして欲しいものです。
純正メーカーもエントリー向けレンズを出しているわけでサードも廉価だけでなく純正よりも高くてもよいから良いものをリリースして欲しいと思います。
ふじ子
裁判で決着する文化は契約(キリスト教)文化すなわち欧米の文化でしょう。
日本は小さな島国なのでなんでも欧米文化の真似をしていたら当然大きい方に
負けちゃいますよ。
日本独自の和の文化で堂々と世界に胸を張っても良いんじゃないでしょうか。
それを証拠に、和食だの世界一安全な都市だとか、安心野菜だとかバレーダンサーだとか今、日本は世界でホットな話題を結構かっさらってるじゃないですか。
内はもめしてる場合じゃないと思うんですがね~。
HH
>特許内容を読めば分かりますが、この特許は「超音波モーター」と限定が付きます。つまり通常のAFモーターであれば特許に抵触しません。
この「限定さえつければ既存の技術をそのまま当てはめても
新規性があるものと認められる」と言う概念がどうも腑に落ちません。
たとえばとあるメーカーがニコンの出願前にビデオカメラの
光学式補正を実現する際に、共振をできるだけ起こさせないようにするために振動数や検出器の周波数を調整していた。もしくは
別々の周波数で動いていたものがすでに製品化されていた。
という事実があったとします。(もちろん超音波モータではなく普通のモータ駆動です)
この概念自体はもともと昔からある当たり前の対処なので特許にすらなっていません。
ところが「超音波モータとの組み合わせにて」という範囲を限定
したらなぜそれが新発見に当たるのかが理解できないのです。
たとえば共振現象が超音波モータのときだけ発生する怪現象で
これまでの工業製品では一切だれも見たことがないものであり、
それの対策に周波数を調整して対策しましたということなら
なるほどと分かるのですが。
キツツキ
HHさん
>「超音波モータとの組み合わせにて」という範囲を限定したらなぜそれが新発見に当たるのかが理解できないのです。
これは全ての特許に当てはまることですが、限定すれば、その限定によって新しい効果が出れば特許として認められます。特許法で規定されたものです。いわゆる「限定特許」と呼ばれるカテゴリーです。ただ基本特許を逃れることはできません。
また組み合わせ特許というものがあります。公知のいくつかの技術を組み合わせたら、特別な効果がでたとしたら特許にできます。
現実の特許の大半はこれらの限定特許だったり、組み合わせ特許だったりします。本当に基本的な概念の特許はジェネリック特許と言われて尊敬はされますが、特許としての権利はその他大勢の特許と同じです。格付けされたり、特別扱いはされません。
したがって特許に拘泥するメーカーは新しい概念がでたら既存の技術と組み合わせて自社の権利化を進めます。非常に多くの特許を出願しているメーカーはおおむねこの手のやり方です。
これで納得いかないようでしたら、特許庁から出されている登録特許をご覧になるとよいでしょう。「こんなのが特許になるの?」と驚かれると思いますよ。
アップルの有名な特許に、「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイスを置く」というものがあります。HHさんの感覚からしたら特許にすべきでないとおおもいでしょう。
これがあるから、IBMのラップトップはしかたなくキーボードの中に小さなキャップ状のポインティングデバイスを入れたのだし、アップル他のメーカーはタッチパッドを中央からずらして左右に移動させています。
まあこの特許はすでに切れているのですが、各社は中央にしようとはしませんね。各種デバイスの配置上、難しいというのもあるでしょうが、すこしは「アップルに追従しない」という各社の意地」があるのではないかと、個人的には思っています。あくまで個人的な想像ですが。
ぽぽぽぽーん
>アップルの有名な特許に、「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイスを置く」というものがあります。
脱線ですが、これは色々事情があります。
Appleのラップトップの元祖はMacintosh Portableですが、正直これは液晶付きMacレベルの製品で、Apple社内のパーティで開発者に「ウォークマンをプレゼント」と銘打って巨大なラジカセをプレゼントしたという逸話があるほどで、つまりは実用的な大きさのラップトップが存在する前からAppleはラップトップ機を販売しています。
そして「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイス」が置かれた最初のラップトップ機は1991年のPowerBook 100で、ポインティングデバイスは未だトラックボールでした。
ところがNECは1983年にPC8201というコンパクトながらしっかりしたラップトップ機を発売していて、それもその以前に他社で登場した「ポケコン」と呼ばれるポケットコンピューターの実用版という趣でした。
つまり「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイスを置く」ラップトップは商業製品登場後10年間「発明されていなかった」んです。
あくまで「いまでこそ当たり前」であって「当時は充分センセーショナル」な技術(特許)を、時間(と技術経緯)を圧縮して評価するのは適当ではありません。
そうでないと「リンゴが樹から落ちるのなんて当たり前で、なんで大発見なのか分からない」ということになりますし、発見当時もそう言われたのは有名な話です。
HH
>キツツキさん
解説ありがとうございます。
限定特許というものがあるのですね。
今回の共振対策は基本概念として周波数を調整すると言う
ものがあり、これはデバイスを限定していない基本概念と
してあったものが、超音波モーターという新しいデバイスにも
適用したらやっぱり有用でした。というもので、とくに
"新しい効果"が出たものではないように思えるのです。
組み合わせそのものはニコンが先行していたということで
そこは尊敬できるものですが、解決方法もその結果も
とくに過去のものと変わらないような気もします。
仮に各社が超音波モーターを使ったレンズでこの特許を
回避しようと思ったら教科書どおりの方法を封印させられ
「うまいことずらしたな?」と言われないように振動数や
検知器の周波数を同期させた上で別の方法のみで共振を防がない
といけなくなると言うことなのでしょうか。
(意図するしないにかかわらず結果的にズレてたらアウトなようなので)
ぽぽぽぽーん
補足です。
「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイスを置く」には大きな意味がありまして、Macintosh Portableでのトラックボールは、現在まで存在する多くのデスクトップ機のマウスと同じように右側にあります。
実はMacintosh Portableには左利き用にトラックボールが左側にある特別モデルも存在します。
もうお解りだと思いますが「ラップトップコンピュータの表示装置の手前にキーボードがあり、その手前の中央にポインティングデバイスを置く」理由は、同一部品/同一製品で右利き/左利き双方のユーザーに提供するため(生産性の向上=価格上昇を抑えることによるマイナー顧客へのユーザビリティの提供=利益の確保)ですね。
決してUIとして中央のポインティングデバイスが優れていて「それ故に当然」という話ではないことに留意して下さい。
ぽぽぽぽーん
>解決方法もその結果もとくに過去のものと変わらないような気もします。
通常のDCモーター式と超音波モーターは共振の概念が異なるからでは無いでしょうか?
というか超音波モーター自体が「超音波による共振現象」を駆動原理としていますから、当然のことかと。
ステッピングモーターAFのリードスクリュー駆動は、駆動範囲の正確性確保の他に、駆動振動や共振域の低下が目的です。
特許縛りや課税対象などの制限があればこそ、様々な技術進展が発生するものなので、そういう努力を怠ったという意味で、個人的には(あくまで特許係争について)あまりシグマを擁護する気にはなりません。
村神社
この訴訟は既に終わったと思っていましたが・・・。
たぶん、シグマは手ぶれ補正に関して、侵害に該当するテクノロジーにロイヤリティを支払うことで両者が和解するのではないでしょうか。
それとも、このことがあるのを見越して、新たな手ぶれ補正の開発に注力しているのかどうか、気になるところです。
オリファン
>通常のDCモーター式と超音波モーターは共振の概念が異なるからでは無いでしょうか?
適切な周波数帯域をどう見つけるか?
の話ならデバイス毎にノウハウが異なったりするのは確かですが、共振を抑えるために周波数を調整するという概念そのものは変わりません。
ところでニコンはどうやってシグマのレンズが特許を侵害しているのか確かめたのか興味あります。
超音波モータの振動数は外側からでも
測定すれば分かりそうですが、手振れ補正センサーの共振半値幅帯域などは制御ソフトのリバースエンジニアリングでもしないと分からなさそうな気がします。もしくは自由に周波数が設定できないハードウェアでニコンのものと共通の部品でも使っていたのでしょうか。
ぽぽぽぽーん
>制御ソフトのリバースエンジニアリングでもしないと分からなさそうな気がします。
当然してるのでは無いでしょうか。そうでないと大抵の精密機器の特許侵害など判別できません。
シグマだって他社レンズの制御(ソフト)仕様をリバースエンジニアリングで解析しています。
それ自体と、そこで得た情報を特許に抵触するように使うかは別の話です。
びんがむ
ぽぽぽぽーんさん
>実はMacintosh Portableには左利き用にトラックボールが左側にある特別モデルも存在します。
Macintosh Portableのキーボードとトラックボールの位置はカバーを外すだけで入れ替えられるようになっていました。特別モデルでもなんでもありませんよ。
ポロ&ダハ
今後はレンズ内手ぶれ補正無しのレンズを出していく方が良いんじゃないでしょうかね。
canonやnikonのユーザーには厳しいでしょうけど、レンズ内に手ぶれ補正用のレンズ群が混じらない方が高性能ですから、かえって良いのではと思います。
あと、nikonに叩かれっぱなしと言うのは面白くないですね。
Fマウントはフランジバックに対して口径が小さく、マウント面から後玉が突き出しても十分な後玉口径が得られないですから、EFマウントやAマウントやSDマウントに特化して、十分大きな後玉にして再設計すれば、もっと高性能なレンズが作れるはずですよね。
一度、Fマウントでは作れないツアイスが真っ青になるくらいの超高性能レンズを作れば良いんじゃないでしょうか。
口径食が少なく、周辺光量が豊富な、50mm/F1.2のレンズなんか最適でしょうね。
NN
>Fマウントはフランジバックに対して~
サードパーティーのレンズはFマウントの口径に合わせている(制約になっている)ものが結構あるんでしょうね。
開発が発表されているArtラインの50mmもそういう話がありますね。
とはいえFマウントだけ別口で開発というのも現実的ではないだろうなと想像しますが……。
シグマのレンズの利益率ってどれくらいなんでしょうね。15億円といえば、レンズ数万個~10万個以上の販売利益に相当するのかな?
infoget
>今後はレンズ内手ぶれ補正無しのレンズを出していく方が良いんじゃないでしょうかね。
ほんと、特に85㎜以下は手ぶれ補正なんて要らないんだよね。
センサー性能上がって高感度もかなり使えるし。
初心者には安心材料、購入動機にはなるんだろうけど。
24-70なんて手ぶれ補正搭載して口径82㎜とかで大きくなるなら、手ぶれ補正無しで72㎜程度で高画質とかの努力をしてもらいたい位。
手ぶれ補正やAF技術持ってるからってそれを必ず使わないといけない道理もないでしょう、得るものがあればの話ですけど。
petri
少し本題からは逸れますが、EF、Aマウント限定のレンズを開発すれば、高性能なレンズが開発し易いかもしれませんね。
ただ、自社のSAマウントにも入らないようなものを作るかどうか・・・
SAマウントって実質Kマウントくらいの内径ですからねー
襤褸猫
手ぶれ補正は、あれば絶対使いますよ、私は。デジタルにして、等ピクセルで見た時の手ブレの多さに愕然としましたから、逆に手ぶれ補正のありがたみを痛感しました。
少なくともイマドキのズームレンズは20枚のレンズの使用が当たり前、とまで言ってしまって良い状況なので、その中に手ぶれ補正エレメントが入っていようといまいと個人的には違いを感じません。
それはともかく、この件、ここまでニコン勝利の内容になるほど独創性があるとは思えない物なんですよね。まだ判決文を見つけられないので、何とも言えないのですけど。
あっ、パワーブック100番台は最高のラップトップですよ、私の中では未だに。ホームポジションを崩さずカーソルを動かせるあの感覚は未だに忘れられません。トラックパッド、何それ美味しいの?な代モンですw
そして、ポータブルはあの時代ですら、どうポータブルなの?、と散々言われた、白黒TFT液晶の最高峰ですw
ポロ&ダハ
https://digicame-info.com/2014/02/post-566.html に
>(複数の一眼レフ用レンズで、マウントによる技術的な違いは?)
>それほど大きな違いはないが、ニコンマウントは口径が小さいので、大口径レンズの設計は若干難しい。
と答えていますけど、本音を言えば
≫完全にFマウントの口径の小ささがレンズ開発のボトルネックになっています。
ってことでしょうね。
銀塩EOS時代に他のレンズメーカー2社の技術者から、サンニッパもEFマウント専用で設計できれば、もっと良くなりますという話を聞いたことがありますけど、
レンズ内手ぶれ補正無しのライカ判サイズ用レンズをEFとαマウントだけで作れば面白いことになると思うのですが…
SD1はAPS-Cサイズしかないですから、APS-C専用に超々高解像度のレンズを出せば良いんじゃないでしょうか。
ちなみにSAマウントはKマウントの流用でフランジバックをEFマウントと同じ44mmにしたようですけど、電子接点の位置がFマウントとは違いますから、口径はFマウントより1mm大きいだけですけど、後玉は大きくしやすいと思われます。
なかむらや
訴訟の話とはずれます&長文失礼します。
安価なサードパーティの存在はボディの売上とは関係ないという意見が多いですが、私は貢献度は無視できないと思います。
このサイトに書き込むようなハイアマ層の人たちはデジカメ市場を支えているのがエントリー層だということを失念しがちに思います。(CanonX70の発表記事に対するコメントでX50の売上台数が9位という情報が出るまで、こんなもの誰も欲しがるんだ?、という意見が大勢だったことからもそう思います。)
エントリー層(勝手なイメージだと嫁と子供がいて、レンズに掛けられる予算は年間10万円ぐらい?)がボディを選ぶ際、のちのち購入可能なレンズもある程度めぼしをつけると思われ(平均購入数は1.8本でしたっけ?)、その際カタログスペックが同等で価格が1/2~1/3のサードパーティの存在はプラス材料になると思います。(実際に買う買わないは別として選択肢がある、という安心感)
仮にサードパーティがNIKONとCANONどちらかしか対応していない状況になったとすると、非対応のボディを買うのはなかなか勇気がいると思います。(自分の心理的にも、家族の説得材料としても)
CP+のニコンのインタビューでの「サードパーティーレンズメーカーによる損失は取るに足らない」というコメントは、ニコンは実情を調査した上で「レンズの損とボディの益でトータルは若干の損」という判断をしているのではないかと推測します。
megane
サードパーティレンズを購入するのは、
エントリー層よりもベテランやマニアのような気もします。
>サードパーティーレンズメーカーによる損失は取るに足らない
レンズメーカーが支払うライセンス料も考慮しているのでは
シグマファン
最近では特許庁の審判官だけでなく、裁判官自ら特許無効の判断をするようになったんですよ。
特許庁の審判では市場への影響を考慮せずに単に文献やその他の公知技術を組み合わせて発明と同じ構成になるか、という観点から専ら特許性を判断しますが、裁判官の観点は少し違うようです。特許無効の主張があれば、市場独占の弊害やイノベーションに与える影響も無意識に考慮することになるでしょう。当事者の主張の範囲で判断するという弁論主義の枠内にあっても、裁判官は己の良心に従って弁論の全趣旨に従って判決するわけです。そこには、事案の具体的な妥当性を追求するために、競争や市場への影響の観点も無意識に入ってくるはずです。文献の組み合わせしか見ない審判官とそこが違います。
シグマは無効審判で特許性を争ったようですが、このケースでは裁判所で特許無効の抗弁として争っていればよかったですね。この点で、シグマの対応にミスがあったように思います。
あと、米国では、ポストグラントレビューという無効審判類似の手続きで特許性を争うか、侵害訴訟の中で特許無効を争います。いずれも陪審は関与しません。技術に疎い陪審員がおかしな判断をする可能性があるのは特許への抵触の有無についてで、侵害訴訟の場面です。陪審制も特許も米国の競争力の根幹に関わることなので、こういった運用も当分は変わらないでしょうね。
シグマファン
すいません、先の書き込みを訂正します。
陪審はポストグラントレビューでは関与しませんが、侵害訴訟での特許無効の抗弁では関与します。この点を訂正です。
シグマファン
侵害行為の停止が判決に含まれていないのは、特許が昨年10月に期限満了で失効しているからです。判決の時点で差し止めるべき侵害行為が存在しません。
審理が分離されてもう一件の特許について先に判決が出されていますので、この点に裁判所の配慮を読み取ることもできなくもありませんね。判決確定までは生産を止められないとしても、特許侵害品ということになると商売になりませんし、回収などで多額の費用を支出することになります。
これを回避できただけでも、判決が特許の期間満了後だったことは大きいですね。過去分の損害賠償だけなので、シグマには時間があります。新しい無効資料を探しながら控訴するでしょう。
なっかー
シグマって純利益16億しかなかったんだ。
意外です。