ソニーのセンサー事業は前年比16%増の計画

ロイターに、ソニーのセンサー事業の動向に関する記事が掲載されています。

ソニー、14年度もスマホ向けCMOSセンサー拡大へ 中国向け出荷増も 

  • ソニー は、スマートフォンやタブレット端末に用いられるカメラ用の画像処理センサーの出荷が、一段と拡大するため、2014年度も前年度に続いてイメージセンサー事業で2ケタ増収を確保する見通し。
  • CMOSイメージセンサーを中心とする同社のセンサー事業の2013年度の売上高は約3600億円(12年度は約3100億円)で、前年比16%増の計画。
  • ソニーの調べによると、2013年度は世界に出荷されるスマホの44%に同社製のCMOSセンサーが搭載される見込み。
  • ソニーのCMOSセンサーの外販比率は8割。スマホが拡大する一方でデジタルカメラ市場は、コンパクトカメラが急速に縮小し、レンズ交換式カメラも減少しているが、デジカメの高級化によって、1つのセンサーが大型化しており「デジカメ向けセンサーも、金額ベースではそれほど落ちていない」(岡本氏)。
  • 調査会社テクノ・システム・リサーチによると、2013年のCMOSセンサーの世界シェア(金額ベース)見込みは、ソニーが33%で首位、米オムニビジョンが16%の2位で競合。サムスン(シェア3位、14%)はCMOSセンサーの技術レベルも向上させてきており「追いつかれないようにしたい」(岡本氏)と、技術面での開発にも引き続き注力する。

 

ソニーは、テレビやデジタルカメラ等の事業では苦戦しているようですが、センサー事業は引き続き好調のようですね。記事で話題の中心となっているのは、スマートフォン用の小型センサーですが、デジカメ用のセンサーも金額ベースでは落ち込んでいないということなので、大型センサーの開発が停滞する心配はなさそうですね。