ソニーRX100M3 はディテールが豊富で隅まで良好な画質

ePHOTOzine にソニーCyber-shot RX100M3 のレビューが掲載されています。

Sony Cyber-shot RX100 III Full Review

  • RX100M3の重さは、M2と比べてわずか9グラム重いだけだ。ホットシューは搭載されていないので、シューが必要ならM2を検討する必要がある。
  • EVFには視度補正機能とアイセンサーが付いている。EVFは0.38インチで、これは0.2インチを使うことが多い他の大部分のコンパクトよりも大きい。
  • ボディは金属製で造りは良好だが、前面にグリップが欲しいと思う人もいるかもしれない。
  • AFとシャッターレスポンスはいずれも極めて速く、撮影から次の撮影までの間隔も短いが、起動時間とフラッシュのチャージは若干遅い。連写はJPEGで9コマ/秒(61枚)、RAWで6.2コマ/秒(25枚)で良好だ。
  • サンプルは、色が濃すぎることもなく色再現は良好だ。露出も信頼できる。ダイナミックレンジもDROオートで良好なレベルだ。ポートレートでは肌のトーンは良好で、フラッシュ使用時に赤目は見られなかった。
  • 新しいレンズは、ディテールは豊富で、広角端でも望遠端でも隅の画質は良好だ。このレンズは太陽を入れて撮影した場合でさえ、フレア耐性は極めて高い。最短撮影も従来のレンズよりも改善されている。広角端では周辺光量落ちがいくらか見られるが、歪曲は小さい。
  • 高感度はISO800まではノイズレベルが低く、ディテールも良好だ。ISO1600から6400では、ノイズは増え、ディテールも失われるが、まだ良い結果を得られる。ISO12800ではノイズが強烈になり、使用を避けることを勧めるが、Web用途なら使えるかもしれない。マルチフレームノイズリダクションを使えば、ISO12800とISO25600も使い物になるかもしれないが、ディテールは少ない。
  • オートホワイトバランスは、白熱灯下では暖色に傾くが、白熱灯のプリセットでは正確な結果が得られる。蛍光灯下ではオートホワイトバランスは良好で、プリセットではマゼンタに傾く。
  • パノラマモードは、画像が上手くつなぎ合わされており、解像力も高く、良好な結果だ。
  • RX100M3は、RX100M2の良好な画質を引き継いており、より明るい素晴らしい新型のレンズを採用している。そして、とてもきちんと収められた大きなEVFも素晴らしい。699ポンドの価格が高く感じられるなら、EVFが必要無ければ、旧型のRX100M2やRX100も良い選択肢だ。
  • 良い点: ポップアップ式のEVF、換算24-70mm F1.8-2.8のレンズ、大きな20.1MP裏面照射型CMOSセンサー、2軸電子水準器、Wi-Fi/NFC、PlaMemoriesアプリ、素晴らしい高感度性能、素晴らしい画質、チルト可能な液晶モニタ。
  • 悪い点: 価格、フロントグリップが無い、いくらか周辺光量落ちが見られる。

 

RX100M3では、従来と同程度の大きさ・重さを維持しながら、実用的な性能のEVFが搭載されているのは素晴らしいですね。新しくなったレンズは解像感が高く、ボケ味もズームとしては良好という印象です。望遠端が70mmまでで十分なら、コンパクトカメラの中ではこのRX100M3が有力候補になりそうですね。