DxOMarkにニコンAF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VRのスコアが掲載

DxOMark に、ニコンの超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 400mm f/2.8E FL ED VR」のスコアとレビューが掲載されています。

Nikon AF-S Nikkor 400mm f2.8E FL ED VR lens review 

 テスト機はD810   400mm f/2.8E ED VR    400mm f/2.8G ED VR 
DxOMarkスコア 35 38
解像力 32P-Mpix 33P-Mpix
透過 3.2T 3.1T
歪曲 0.2% 0.1%
周辺光量落ち -1.3EV -1.1EV
色収差 5μm 4μm

  • 36MPのD810での総合スコアは35で、このレンズは非常に高性能だ。解像力のピークは32P-Mpixでセンサーの解像力の90%近い能力を引き出している。解像力は絞り開放でさえ非常に高いが、ピークの性能を得るにはF5.6に絞る必要がある。
  • 色収差は低い値ではあるものの、蛍石が使用されているにもかかわらず、まだ5μm前後残っている。歪曲(わずかな糸巻き型)と透過、周辺光量落ちは全て予想よりも若干大きな値だった。
  • 望遠レンズ群の蛍石を使ったレンズへの入れ替えは、旧型の光学性能を維持しながら軽量化を優先したもののように思われる。

 

新型は旧型と比べて全ての項目で少しずつスコアを落としていて、総合スコアで3ポイントのビハインドとなっているようです。ニコンの蛍石を使った新しいE型の超望遠レンズは、MTFが非常に優秀で、各所のレビューでも高い評価を得ていたので、DxOMarkのこの評価は少し意外な結果ですね。