DxOMarkにキヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS II のスコアが掲載

DxOMark に、キヤノンの超望遠ズーム「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM review: Worthy upgrade? 

 テスト機は5D3   EF100-400II   EF100-400   Tam150-600   Sig150-500 
DxOMarkスコア 21 16 17 16
解像力 15P-Mpix 13P-Mpix 14P-Mpix 13P-Mpix
透過 5.6T 6T 6.6T 6.6T
歪曲 0.2% 0.3% 0.4% 0.3%
周辺光量落ち -1.1EV -0.9EV -0.9EV -1.3EV
色収差 4μm 8μm 8μm 8μm

  • 5D3のテストで、21のスコアは高位にランクされる。新型のEF100-400mm II は、ズーム全域でハイレベルな解像力で、透過もとても素晴らしい。歪曲も比較的小さいが、400mmではいくらか糸巻き型の歪曲が目立つ。周辺光量落ちは少なく、倍率色収差も非常に良く補正されている。
  • 旧型のEF100-400mmとの比較では、新型はほとんどの項目で改善されている。解像力は特に広角側が改善されている。望遠側は広角側ほど改善されてはいないが、周辺部や隅の解像力が改善されている。望遠端の中央の解像力が上がっていないのは少々残念だ。
  • 新型のEF100-400mm II は、操作性から光学性能まで、ほぼ全ての面で旧型から改善されているが、重要な望遠端は周辺部の改善がメインなので、APS-C機ではあまり恩恵が受けられないかもしれない。

 

キヤノンのEF100-400mm II は各所で高い評価を受けているレンズですが、DxOのスコアも全体的に伸びていて、満遍なく改善されているという印象です。DxOでは評価されませんが、ISの強化と防塵防滴化もこのレンズの魅力ですね。

なお、シグマの超望遠ズームは、まだ新型の150-600(Sports/Contemporary)のデータが無いため、旧型の150-500mmのデータが記載されているのでご注意ください。