富士フイルム XF 90mm F2 R はパーフェクトに近い性能

Photography Blog に、富士フイルムの中望遠単焦点レンズ「XF90mm F2 R LM WR」のレビューが掲載されています。

Fujifilm XF 90mm F2 R LM WR Review

  • このレンズは富士フイルムの単焦点レンズの中で最も大きく重いが、X-T1との組み合わせはフロントヘビーにならず、非常に良好だ。
  • 鏡筒はハイグレードな金属製だ。フォーカスリングは、遊びがなく、スムーズで十分な重さがあり、最短(60cm)と無限遠の両端で止まる。フォーカシングでフィルター枠は回転しない。
  • 歪曲は目立たず、周辺光量落ちはF2でもとても良く補正されている。
  • AFは高トルクのクアッドリニアモーターのおかげで、非常に早く静かで、信頼できる。
  • 色収差は、サンプルでは全く目立たず、極めてよく補正されている。
  • 7枚羽根の円形絞りが採用され、ボケ味には注意が払われている。中望遠レンズとしてこの配慮は大いに成功している。サンプルを見て欲しい。
  • 解像力は、中央は開放のF2から際立ってシャープで、F2.8からF8の範囲でピークに達する。回折の影響はF16になって初めて目に付くようになる。隅はF2からF2.8では若干甘いが、F4では顕著にシャープになり、F8で最高になる。
  • XF90mm F2 の光学性能は、開放時に隅がわずかに甘い他はほとんどパーフェクトで、AFも新型モーターの採用で非常にキビキビと動作する。699.99ポンド/949.99ドルの価格は、画質を考えればバーゲンプラスで、我々は、このレンズをポートレートに興味のある全てのXシリーズのユーザーが必携のレンズとして、断然推薦する。

 

XF90mm F2は、ここでは極めて高い評価でベタ褒めに近いですね。サンプルでは、ピントが合っている部分は非常にシャープで、かつボケ味もとても美しいレンズという印象です。開放付近はポートレートレンズらしく雰囲気のある描写ですが、絞ると隅までカリカリっとした描写になるので、風景の切り取りにも問題なく使えそうですね。

レンズの価格は、イギリスのレビューサイトでは高すぎると評価されることが多いですが、このクラスのレンズが「バーゲンプライス」と評価されるのは珍しいことですね。