フォクトレンダーNOKTON 10.5mm F0.95 は中央は際立った解像力だが隅は絞らないと甘い

ePHOTOzine に、m4/3用の大口径広角端焦点レンズ「フォクトレンダーNOKTON 10.5mm F0.95」のレビューが掲載されています。

Voigtlander 10.5mm f/0.95 Nokton Micro Four Thirds Lens Review

  • 重さは586グラムで、他のm4/3用のレンズと比べるととても重い。大きさや重さの点では、コンパクトなm4/3ボディとの組み合わせでは、若干扱いにくいと感じるかもしれないが、テスト機のG6とのバランスは良好だ。
  • パーツには金属が多用され、全体的に頑丈に感じる。このレンズの鏡筒に使われている素材は、他のどのレンズにも劣らないものだ。
  • フォーカスリングは絹のように滑らかに回転し、軽いタッチで調整することができるが、それでも動かないだけの十分な重さはある。フォーカシングでフィルター枠は回転しない。
  • 解像力は、中央は開放から既に素晴らしい値(excellent)だ。大口径レンズではよくあることだが、隅の解像力は、開放ではあまり芳しくない値(fairly poor)にしかならない。絞ると全域で改善し、中央はF1.4で際立った値(outstanding)になる(隅はF4で素晴らしい値(excellent))。
  • 倍率色収差はF0.95とF1.4で1.5ピクセルを超える値で、とても目立つ。このレベルの色収差は、周辺部のハイコントラストな部分で目立つかもしれない。
  • 周辺光量落ちは、F0.95で2.43EVで、F5.6まで絞ると見た目に均一になる。極めて明るいレンズであることを考えると、周辺光量落ちはまずまずだ。
  • 歪曲は1.57%のタル型で、広角レンズとしては激しいものではないが、特に直線的な被写体が周辺部にある場合は目立つかもしれない。歪曲の形は画面全体で整っているので、後処理による補正は比較的容易なはずだ。
  • このレンズの解像力は素晴らしく、歪曲と周辺光量落ちは許容範囲内だ。色収差が若干大きいのは残念だが、とは言うものの、これはこのような大口径広角レンズではたぶん避けられないのだろう。フォーカスリングは絹のように滑らかな動きで、鏡筒の造りは昔の金属製レンズを思い起こさせるものだ。結果として、このレンズは多くのファンを獲得するだろう。
  • 良い点: 絞ったときの際立った解像力、開放時の中央の素晴らしい解像力、素晴らしい造りと使い勝手、被写界深度目盛り、リーズナブルな価格、無段階の絞り。
  • 悪い点: 開放付近で逆光でコントラストが若干低下する、隅の解像力を改善するために絞る必要がある。色収差が開放付近では若干大きい。

 

解像力は中央は見事ですが、隅は十分な解像力を得るには少し絞る必要があるようですね。サンプルでは、開放付近は超広角レンズとは思えないくらいボケが素直で綺麗という印象です。色収差は周辺部で若干目立ちますが、自動補正を使用していないことを考えればそれほど悪くはなさそうです。

2015年7月20日 | コメント(7)

コメント(7)

NOKTONシリーズに開放からの周辺描写を求めている人はいないでしょうね。
中央はシャッキリ、周辺はボワ〜んとした描写が作品に抑揚をつけてくれるので気に入ってます。
E-M5MarkⅡと組み合わせれば手持ちで天の川も撮影できちゃいますので、凄い時代になったなぁと。

超広角のF0.95で
隅まで解像ってまともなサイズじゃ無理なんでは?

悪い点で、隅が絞らないと甘いってそりゃそうでしょう…

昔のレンズはそんなんだったです。
いいじゃないですか味があって。

と言いたいけど、今じゃ多数派にはならないんでしょうねぇ(笑)

今はOtusみたく開放からキレッキレのレンズもあるからね
F0.95でもそういうの期待しちゃう人もいるのでは

これまでの3本と異なり、開放から中央は十分な解像力ですね。25mmもこのレベルでリニューアルしてくれないかな...

F0.95を本気で作ったら10万以下ではとうてい無理なので
解放側の画質には妥協した、スペックに魅力を感じる人向けの
ある意味廉価シリーズですね。
パナソニックやオリンパスがAFレンズで同じ物を出すとは思えないからこその棲み分けでしょう。


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このページは、2015年7月20日 に公開されたブログ記事です。

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