ツァイスBatis 25mm F2 は群を抜いてシャープな極上の広角レンズ

Photography Blog に、ツァイスのEマウント用の広角レンズ「Batis 25mm F2」のレビューが掲載されています。

Zeiss Batis 25mm f/2 Review

  • このレンズは全長92mm、最大径78mmで、ソニーのフルサイズミラーレスカメラによく合うサイズだ。重さも335グラムで、それほど重すぎることもなく、テストに使用したα7R II とのバランスは良好だ。
  • 鏡筒は防塵防滴の総金属製で、造りは極めて良好だ。フォーカスリングは非常に幅が広く、素晴らしくスムーズに回転する。フォーカスリングの回転角が大きく遊びがないので、正確なピント合わせが可能だ。フォーカシングでフィルター枠は回転しない。
  • 鏡筒には、革新的な有機ELのディスプレイが備わっており、撮影距離と被写界深度がクリアに表示される。このディスプレイは、暗い場所でも読み取ることができる。
  • AFは静かで、約0.1秒で被写体にロックする。明るい場所でも暗い場所でも、ほとんどのケースでAF精度は高く、AFが迷うことはそれほどなかった。
  • 色収差は、非常にコントラストが高い場合にのみ見られ、それほど問題はない。
  • 周辺光量落ちは開放では目立つが、これはこのような大口径レンズでは予想されたことだ。F2.8に絞ると、周辺光量落ちはそれほど激しくはなくなるが、状況によってはまだ目立つ。
  • 9枚羽根の絞りを採用しており、ボケは非常に滑らかだ。
  • 解像力は中央は開放からどの絞り値でも見事で、解像力のピークはF4~F11だ。隅の解像力も素晴らしく、F4~F11でピークに達する。
  • このレンズは極上の広角レンズで、α7R II の42MPの画像でも、群を抜いてシャープだ。開放では若干解像力が落ちるが、F2.8に絞れば解消する。色収差や歪曲、逆光耐性はいずれも良好で、ボケ味はこのような広角レンズとしてはとても魅力的だ。唯一の問題は価格で、1299ドルの価格はこのクラスの単焦点としては高い。

 

Batis 25mm F2は、ここでは画質の評価も総合評価も5点満点で、極めて高い評価となっています。価格の高さが指摘されていますが、コストパフォーマンスの評価はそれでも4.5点なので、性能を考えれば納得の行く価格と評価されているようです。

サンプルでは、このレンズは隅まで非常にシャープで、α7R II の42MPセンサーでもまだ余裕があるという印象です。広角レンズとしてはボケがかなり綺麗なのもポイントが高いですね。