パナソニック25mm F1.7は解像力は優秀だが逆光耐性がウィークポイント

ePHOTOzine に、パナソニックの標準単焦点レンズ「LUMIX G 25mm F1.7 ASPH」のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix G 25mm f/1.7 ASPH Lens Review

  • このレンズの重さはわずか125グラムで小型軽量だ。鏡筒はハイクオリティなポリカーボネート(マウントは金属)で、仕上げは良好だ。
  • 最短撮影距離は25cmで、通常の標準レンズよりもずっと寄れる。このレンズはマクロレンズではないが、花や小物の撮影に十分な近接性能だ。
  • フォーカスリングはモーター駆動で、動きは軽く非常に使いやすい。
  • 中央の解像力は開放から既にとても良好な値(very good)で、F4からF8では素晴らしい値(excellent)に上昇するが、F11ではとても良好(very good)のレベルに解像力が低下する。隅の解像力は開放からF11までとても良好な値(very good)を維持しているが、F16では良好(good)のレベルに低下する。隅の解像力は中央に近い立派な値で、均一性はとても高い。このレンズの全体的な性能は非常に高い。
  • 倍率色収差は中央は良く補正されており、開放時の隅でのみ若干高い値だが、これは一般的な撮影では目立たず、空をバックにした木の枝でもほとんど目立たない。
  • 歪曲は-0.301%の極めて小さなタル型で、歪曲が目立つような被写体でも気にならないだろう。
  • 逆光ではフレアがとても出やすく、コントラストも低下するので少々注意が必要だ。逆光耐性の点では、このレンズはかなり悪い。
  • ボケはスムーズでうるささが無く、非常に満足のいくものだ。
  • パナソニック25mm F1.7の価格は159ポンドで、オリンパスの25mm F1.8などのいくつかのライバルは存在するが、パナソニックはとても安価な価格の割には高性能なレンズだ。
  • このレンズの性能は、特に価格を考えれば多くの点で称賛に値する。唯一の欠点は、フレアが出やすいことで、これは光源を画面内に入れて撮影した場合にとても顕著に見られる。この逆光耐性が許容できるなら、間違いなく素晴らしいレンズだ。
  • 良い点: ハイレベルな解像力、歪曲と色収差が少ない、近接撮影に強い、造りが良好。
  • 悪い点: 防塵防滴ではない、逆光で強いフレアが出る。

 

解像力は、開放から中央はもちろん隅まで非常に高い値で、安心して開放から使えそうですね。色収差や歪曲も問題はなさそうですが、逆光耐性がかなり厳しい評価なのが気になるところです。

サンプルでは、1枚だけ逆光の画像がありますが、この1枚を見る限りでは確かにフレアやゴーストが盛大に出ているようです。それ以外のサンプルでは、周辺部までよく改造していて申し分の無い画質という印象です。