m4/3用の4本の標準単焦点レンズの解像力の比較テスト

LensRentals に、マイクロフォーサーズ用の4本の25mmレンズ「オリンパス25mm F1.2 PRO」「オリンパス25mm F1.8」「パナソニック25mm F1.4」「フォクトレンダー25mm 0.95」の解像力の比較レビューが掲載されています。

Finally, Some m4/3 MTF Testing: 25mm Prime Lens Comparison

開放の解像力

  • オリンパスED25mm F1.2 PRO は、F1.2のレンズとしては非常に良好な解像力で、例えば、キヤノンのEF50mm F1.2 よりずっと良好だ。このレンズは、中央から画面の中間地点までは素晴らしい解像力を維持しており、隅はいくらか非点収差が見られるが、それでもなお、とてもシャープだ。

oly_25f12_mtf_030.jpg

  • オリンパスの25mm F1.8 の解像力は実に良好で、周辺部1/3の範囲では解像力の低下と若干の非点収差が見られるが悪くはない。このレンズのテスト結果は、本日のテストで最初のサプライズだった。

oly_25f18_mtf_030.jpg

  • パナソニック25mm F1.4 は少々期待はずれだ。このレンズはオリンパスの25mm F1.2よりも暗いにもかかわらず中央の解像力はオリンパスに程遠く、特に細部のディテールに重要な高周波(青と紫のライン)が低い。しかし、画面の隅では解像力は良好だ。

pana_25f14_mtf_030.jpg

  • フォクトレンダー25mm F0.95 は、予想以上に良好だった。このレンズは中央はしっかりと解像しており、そして隅は解像力が低下するが、F0.95では隅の解像力の低下は避けられないだろう。この大口径でこれだけ良好な解像力のレンズはまれだ。中央はF0.95でパナソニック25mm F1.4の開放と同じくらい解像している。

nokton_25f095_mtf_030.jpg

絞った時の解像力

  • パナソニック25mm F1.4の開放とオリンパス25mm F1.2のF1.4の比較では、オリンパスが高周波で明らかに良好だ。しかし、もし12MPのカメラで撮影するなら高周波の重要性は低くなる。

pana25f14vs_oly25f12_f14_mtf.jpg

  • フォクトレンダー25mm F0.95のF1.4とオリンパス25mm F1.2のF1.4の比較では、中央はフォクトレンダーがオリンパスの解像力を若干超えていて驚いたが、フォクトレンダーは周辺部1/3では解像力が低下する。

nokton25f095_vs_oly25f12_mtf.jpg

  • オリンパス25mm F1.8の開放とオリンパス25mm F1.2のF1.4の比較(これは公平な比較ではないが)では、中央は25mm F1.8の方が遥かにシャープだ。周辺部では差は無くなるが、それでもなお25mm F1.8は素晴らしい。安価で小さな25mm F1.8は実に印象的だ。

oly25f18_vs_oly_25f12_f14_mtf.jpg

  • オリンパス25mm F1.8 のF2.8とオリンパス25mm F1.4のF2.8の比較では、25mm F1.2が外側1/3の解像力で明確に優れているが、25mm F1.8の性能にも感心した。

oly25f18_vs_oly_25f12_f28_mtf.jpg

  • パナソニック25mm F1.4のF2.8とオリンパス25mm F1.4のF2.8の比較では、両者に大きな違いはない。隅の解像力でオリンパスが若干優っているが、その差は小さい。

pana25f14vs_oly25f12_f28_mtf.jpg

  • フォクトレンダー25mm F0.95のF2.8とオリンパス25mm F1.2のF2.8の比較では、中央ではオリンパスが若干優っており、そして、画面の半分より外側ではオリンパスが遥かに優れている。

nokton25f095_vs_oly25f12_f28_mtf.jpg


個体ごとの性能のバラつき

  • 解像力のバラつきを表すバリアンスナンバーは、単焦点では40以下なら許容範囲内で、80以上は博打(運任せ)だと考えている。m4/3用レンズは、理由は分からないが、バラつきが大きい傾向がある。
  • オリンパス25mm F1.2 PRO:バリアンスナンバーは64だが、この数字よりはグラフは良好に見える。このレンズは全体の解像力に顕著なバラつきが見られ、中央の解像力にもかなりバラつきがある。
  • オリンパス25mm F1.8:バリアンスナンバーは38で、とても良好だが、中央から離れるに従って解像力のバラ付きは大きくなる。
  • パナソニック25mm F1.4:バリアンスナンバーは75で、個体ごとのバラつきは非常に大きい。
    (※フォクトレンダーのバラつきは記載なし)

結論

  • F1.4以上に明るいレンズが必要なら、おそらくオリンパス25mm F1.2がベストだが、価格は非常に高い。フォクトレンダー25mm F0.95は予想よりもずっと良好な性能だった。パナソニック25mm F1.4は良いレンズで価格もオリンパスの2/3だが、バラつきが大きいので、強く推薦するのにはためらいがある。
  • オリンパスの25mm F1.8は周辺部は絞ってもF1.2 PROやパナライカほどシャープにならないが、この小ささで、価格はバーゲンプライスで、実に良いレンズだ。このレンズには良い意味で驚かされた。

 

大口径の3本の中では、オリンパス25mm F1.2が一番解像力は高いようでですが、パナソニックも絞ると追い付いてきますね。フォクトレンダーは口径を考えると、結構優秀と言ってよさそうです。

オリンパスの25mm F1.8 は、安価で小型軽量のレンズにもかかわらずかなり優秀のようなので、F1.4やF1.2の明るさやボケが必須でなければ、25mm F1.8 でも解像力の点では十分満足できそうです。

2018年1月11日 | コメント(13)

コメント(13)

25mmf1.4には、数値には表れない味がある。

純粋に解像力を比較するとこのようになるのですね。

25mmf1.8を使ったことがありますが、たしかにカッチリした描写でしたが、硬い写りで、色乗りも満足できませんでした。

パナライカ1.4は解像力競争ではイマイチなのかもしれませんが、ライカと名乗るだけあって、ピントとボケの自然な繋がり方や、立体感のある描写が確かにあると思います。

レンズの個体ごとの性能のバラつきはもっと厳しく注目されるべき要素だと思います。
いくら大絶賛の評価を受けたレンズでも、いざ手元に届くのがレビュー用とかけ離れた個体ではレビューそのものが参考になりません。

オリンパスのF1.8をメインに使ってますが、他の方がおっしゃるように、
写りは中々硬めです。パナソニックのレンズはコクのあるレンズ、オリンパスは全体的にさっぱりしたレンズが多いですが、オリンパスのF1.8はそんな特徴が良く出たレンズですね。

人物撮影にはちょっと硬いかなというのが正直な所で、流石にF1.2のレンズは値段なりの理由があると思います。

パナソニックがライカ銘を冠しなかったら
同じようなレンズになっていたのかもしれませんね。
差別化はできていて良いと思います。

みんな個性があって選択肢が増えてて嬉しい限りです。

パナライカの25mmF1.4とオリンパスの25mmF1.8をそれぞれ二つずつ使ってみました。確かにパナライカの25mmF1.4には写真を見て感じられるほどのバラツキがありました。最初に使ったものはとてもよかったんですが後に新しく買ったのにはがっかりしました。オリンパスの25mmF1.8は最初のものと最近買ったものの違いは全く感じられません。

写真の味というところでは確かにパナライカの25mmF1.4がもうちょっと良かったと思いますが中途半端な大きさと不便なフードそしてオリンパスボディーで使うときのカチカチという音が気にならなかったです。そしてオリンパスの25mmF1.8にもパナライカの25mmF1.4に負けない味がありました。

オリンパスの25mmF1.8の不満はその発色だったんですがVSCOのフィルムプロファイルがこのレンズを救ったんです。クローム・リーチカラーに値するE100Gとクローム・ビビッドサチュレーションに値するE100VS、そしてモノクロのTri-Xなどのプロファイルを使ってRAWから現像すると写真の味が劇的に変わります。他のレンズよりもオリンパスの25mmF1.8でその効果は原著で、すでに富士フィルムのカメラとレンズを沢山持っている自分が未だMFTから離れられない原因にもなっています。MFTを整理するつもりが逆にレンズが増えたりしています。一度売っちゃったレンズも再び買ったりしています。

個人的にパナライカで満足していますし
当たりを引けてたってことなのかな
解像ではオリンパスが上をいってそうですけれど
ボケの滑らかさというか独特の立体感というか
それが私の食指を動かした理由でした

私もパナライカ25㎜持っていますが、立体感のある描写に満足しています。あたりを引けたということでしょうか。解放はふんわり描写、2段絞るとかっちりした描写という変化を楽しんでいるので、ある意味テスト結果には納得です。

パナソニックの25mmF1.4を使っています。
開放での解像度が低いとのことですが、開放でのボケがふんわりしていて、発色も綺麗なので大変気に入っています。ほかの方もおっしゃってますが解像度で勝負するレンズではないように感じます。

パナソニックの25mmF1.8も比較に入って入れば面白かったでしょうか。

25mmF1.8と25mmF1.2はシグマのOEMですね。
(Made in Japanですし、オリンパスは現在日本国内にカメラ用レンズ工場を持っていないはずなので)
このあたりはさすがの出来で、開放から安心して使える出来の良さがあります。

Pana 25mmF1.4はコニカミノルタのOEMでしたっけ?
流石にAF周りをそろそろリニューアルしてほしいです。

ライカやツァイスのレンズは、昔からテストチャートを使ったテストでは、特別優秀な結果を示さないのは知られている所です。

あまり解像力に重点を置き過ぎると、立体感が損なわれるからですが、F1.4は、開放から安心して使える描写をしますし、いい雰囲気の描写ですよね・・・数値には決して出ない何かがあります。

これは全部新品テストなんですかね?
私は新品のパナのレンズ今まで50個ぐらい試しましたが、
初期ロットでややリングに硬いものがあったほかは、非常に個体差が少ないメーカーと認識しています。オリも大体はそうですが。
パナ25㎜は今となっては古い年代のレンズですし、オリのは新しいので、かなり使い込まれる間に経年や衝撃加わるとかでいろいろと細かい差が出てきてしまうようなのは加味されてるんですかね?

貸し出し用のレンズが入荷したときに10本ピックアップして検査してるみたいです。新品って考えていいんじゃないかと。


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このページは、2018年1月11日 に公開されたブログ記事です。

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