ソニーα7 III は α7 II から高感度のノイズとダイミックレンジが著しく改善

DPReview に、ソニーα7 III の高感度とダイナミックレンジのテスト記事が掲載されています。

Sony a7 III dynamic range and high ISO improve over its predecessor

  • α7 III の高感度性能はα7 II から著しく改善しており、同じサイズで比較するとα7R III と同程度だ。これは素晴らしい結果ではあるが、驚きは無い。
  • α7 III のダイナミックレンジは、最低感度では14.6EVで、おおよそα7R III と同じだ。低感度ではα7R III が0.2EV、高感度ではα7III が0.3EVダイナミックレンジが広いが、スタジオのテスト画像(同サイズにリサイズ)では、両機の画質はほとんど同じに見える。どちらのカメラもISO640でダイナミックレンジがジャンプしているが、これはデュアルゲイン機能でハイゲインのベース感度に切り替わっているからだ。(下のグラフのオレンジの点がα7 III、ブルーの点がα7R III)

drange_a73_a7r3_comp_001.jpg

  • α7 III のダイナミックレンジを旧型のα7 II と比較すると、最低感度では同程度だが、デュアルゲイン機能のために、高感度のダイナミックレンジはα7 III が著しく改善(少なくとも1.6EV改善)している。高感度では、α7 III のシャドー部が目に見えてクリアだ。(下のグラフのオレンジの点がα7 III、グリーンの点がα7 II)

drange_a73_a72_comp_001.jpg

  • ISO320を使うよりもダイナミックレンジの広いISO640を使う方がいいのだろうか? これはノーで、低い感度を使用できるだけの十分な光量がある場合には、低い感度を使うべきだ。画質はダイナミックレンジが全てではないことを思い出して欲しい、一般に光量が多いほど画質は良くなる。
  • α7 III の画質は、最近の高性能なフルサイズセンサーに期待した通りのものだ。α7 III とα7R III、α7R II、ニコンD850の間には大きな差はないが、α7 III は初代のα7と比べれば劇的に改善しており、旧型のα7 II よりも高感度のダイナミックレンジとノイズの両面で優っている。興味深いことに、同じ24MPのα9のセンサーと比べると、α7 III のダイナミックレンジはISO100とISO640で大まかに言って1EV広い。

 

α7 III のセンサーは、旧型のα7 II と比べると、裏面照射やデュアルゲインの採用で高感度ノイズ、高感度のダイナミックレンジで大きく進化しているようです。

上位モデルのα9と比べてもα7 III の方がダイナミックレンジで1EV優っているようですが、これはα7 III に高速読み出し機能が無いことが画質面で有利に働いたためでしょうか。

2018年3月18日 | コメント(12)

コメント(12)

ソニーは新製品を出す度に性能がどんどん上がっていきますね
正直大きなインパクトを与えたはずのα9が霞んでしまっています
スタンダードモデルがここまで高いスペックだと
数年中に出るであろうα9IIは相当なスペックになっていそうです

α7IIのセンサーはデュアルゲインじゃなかったんですね。
7RIIはISO640でダイナミックレンジが持ち直すことまで含めて7RIIIと同様にでしたので、もっと昔からこういう仕様だったものと思っていました

一般的にこういうラボテストでは高画素機の方がスコアが良く出ますが、RⅢ同等とは正直驚きました
(高速化の影響のあるα9より少しいい程度だと思っていた)
24mpとデータ容量的にも扱いやすく次世代のスタンダードに相応しい性能ですね

Rⅲは高画素なのに、なぜこんなに高感度に強いのでしょうか? 7ⅲは画素を抑えて、かつ最新センサーなので、この分野は7ⅲの方が上だろうと予想していたのですが。

>Mogタンさん
原文に書いてありましたが、こちらのテストは800満画素に縮小しての比較です。等倍比較だとα7IIIの方が俄然良いです。ただし上にも記載あるとおり、画質はダイナミックレンジが全てではなく、α7IIもα7IIIもα7RIIIと比べるとローパスフィルターの影響が大きいのか、眠い画像であることはどうしても否めません。

α9と別のセンサーなんですね。
風景やポトレならα9よりα7Ⅲのがよさそう。

恐らく推測ですが、α9のセンサーから高速読み出し用積層メモリーを外したものかなあと

メモリーがないことで熱やノイズが減り画質面に現れたと推測してます

ベーシックモデルでこれは下剋上のようなものですね。
Ⅱ型まではエントリー機でしたがα9以降からベースが変わったように思います。
旧型を併売するので基準を上げていけるということでしょうか。
また最高峰のセンサーを製造しているソニーの強みが現れていますね。
こうなるとSⅢのセンサーはどう仕上げてくるのか期待してしまいます。

さんざん使い倒して来たフルサイズ24MPセンサーですが、ここにきて相当テコ入れしたというか、ポテンシャルをフルに引き出した、ということでしょうか。
これは嬉しい誤算ですね。
コストダウンの影響がセンサーにも出てしまうのは悲し過ぎますので、ソニーの普及機といえど手を抜かなかった姿勢に拍手を送りたいです。

普段a7IIを使っています。体験会や展示でa7IIIを使ってみましたが自分の素人目でもはっきりわかるほどノイズが軽減されていて、驚いたと同時に感動すら覚えました。

2015年発売日から7iiを使ってまして、そろそろRiiiに出世しようかと目論んでましたが、発表された7iiiの仕様を見て、買わない理由がありませんでした。約14万円高いRiiiをやめて、下取り予定だった7iiも残します。

>α7IIIは初代のα7と比べれば劇的に改善しており、旧型のα7IIよりも高感度のダイナミックレンジとノイズの両面で優っている

DxOMarkではα7とα7iiはさほど差はないという結果だったと記憶しており若干腑に落ちませんが、ISO3200が実用レベルになることを願っています。


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このページは、2018年3月18日 に公開されたブログ記事です。

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