ソニーの新型フルサイズセンサーは他社のカメラでは実力をフルに発揮できない?

SonyAlphaRumors に、ソニーの60MP・54MP・36MPの新型フルサイズセンサーに関する噂の続報が掲載されています。

(SR5) UPDATED: you cannot use the full potential of Sony's new 60, 54 and 36MP FF 8K sensors without the proprietary SLVS-EC interface

  • 先週、3つのソニーの8Kセンサーのスペックを掲載した。これらのセンサーは、全てサードパーティーにも提供される。しかし、それには1つ非常に重要なことがあると、ソース達から聞いている。

    これらのセンサーの完全な能力を引き出せるのは、メーカーがソニー独自仕様のSLVS-ECインターフェースも購入した場合に限られる。

    そうでない場合は、センサーの能力を引き出せない。ソース達からは、ニコンやパナソニックのような企業が、すぐにソニーSLVS-ECインターフェースを使用し始める可能性は非常に低いと聞いている。ソース達は、次のように述べている。

    「ソニーセンサーの能力を完全に引き出すには、SLVS-ECインターフェースの使用が不可欠だ。SLVS-ECは、従来のsub-LVDSインターフェースよりもスループットと帯域幅が大幅に優れている。通常、SLVS-ECで16bit ADCとずっと高速なフレームレートが可能になる。SLVC-ECインターフェースはsub-LVDSよりも大幅に費用がかかる」

    この情報で、これらのセンサーが、将来のソニーのα7S III やα9 II(またはα9R)のようなカメラに実際に採用される可能性がより高くなった。そして、ニコンやパナソニックは、おそらく、いくらか制限された仕様で同じセンサーを使用することになるだろう。

 

ソニーの新型センサーはこれまでとは異なるインターフェースを採用して高性能化を図るようですが、サードパーティーは、その新しいインターフェースの恩恵をすぐには受けられないという情報が気になるところです。

サードパーティー製のカメラでは、従来のインターフェースが採用され動画のスペックやスチルの連写速度などで、ソニー製のカメラと差別化されることになるのでしょうか。