キヤノンが大口径マウントのメリットについて説明

デジカメWatch で、キヤノンの開発者向けの技術説明会の内容が紹介されています。

キヤノン説明会で聞いた「ミラーレス大口径マウントのメリットと実例」

  • 光学設計者はレンズ構成図を見て、光がどのようにレンズを通っていくかを読み取り、「美しい」「美しくない」と判断する。キヤノンの光学設計者によると下記3点が"美しい"の主な判断基準で、この観点が大口径マウントのメリットを考えるベースとなる。

    - 絞りの前後で光学系の対称性が高い
    - 光線の屈折がゆるやか
    - 大きい玉と小さい玉がバランス良く並ぶ
  • 「光を大きく曲げると強い収差が発生する」というのを念頭に置くと、小口径マウントでは、径の小さいマウントが光束を邪魔しており、凹レンズを最後部に入れて、撮像面の周辺まで光が届くようにしなければならない。この急な広げ方が収差を発生させる。大口径マウントでは、最後部のレンズを撮像面側に下げて径を大きくすれば、素直に収差補正ができる。
  • キヤノンの設計者の言葉(以下、プレゼンのスライドより)

    「せっかくのショートバックフォーカスなのに、マウント口径が小さければ設計する甲斐がない」「大口径なら、今までにないレンズを設計してみせる」

    従来のEFレンズでは不可能だったユニークな仕様のレンズを想定しては、実際に設計を試みる。そうして得た結論は内径54mm。EFレンズと同じ数値だった。

 

大口径マウントのメリットが素人にも分かりやすくまとめてあって、とても興味深い記事ですね。光を急激に曲げないというレンズ設計には、確かにマウント径の大きさが効いてきそうです。

レンズ設計の自由度が大幅に上がったRFマウントで、将来どのようなレンズが出てくるのか興味深いところですね。

2018年12月17日 | コメント(13)

コメント(13)

これはわかりやすい説明ですね。以前のニコンの説明よりも直感的に理解できます。ソニーのレンズは前玉が大きくなるのはこの説明で理解できます。キヤノンはいたずらにF値を求めるのではなく、小型化も考えていることもわかりますね。
バランスの良い配置ができることで、光学的なメリットのほか大きい硝材を使わなくても住むとか、精度を出しやすいとか色々想像できますね。

大口径マウントでレンズが小型化できる理由がやっと理解できました。
にしても、RF35mm F1.8って後玉めちゃくちゃ大きいですね。

大きい口径のメリットが分かりやすく説明されていますね。
ユニークな仕様のレンズとはどのような物でしょう。
先々楽しみですね。
口径が大きいことによってレンズを落とし込めるので
キヤノン版ホロゴンなどが出てきても面白そうです。

これはいい記事。
今まで前玉でやってたことを後玉でやるのか。
ミラーレスの光学系は面白いな。

RF35mmの例は非常にわかりやすいですね。

しかし、RF35の後玉も見る限りセンサーの対角線より大きい必要は無いみたいです。 

極端な光学設計なしに収差を抑えられるならば、並の価格帯のズームレンズにも、大きなメリットがありそうですね。

確かにこれはわかりやすい。
設計の自由度が広がるのは低価格にもつながりそうですね。

素人のとても勝手な考えですが、キヤノンの光学設計者は、次世代や次々世代など、まだ見ぬ将来の設計者達のために、現状で自分達が最良と思った口径とフランジバックから、あと1mm広げ3mm短くして未来に残す等といった事をしても良かった気がします。何かロマンがあって。。勝手な考えですが。

やはり大口径にはロマンがありますね
レンズは太くなるよりも長くなる方が嫌なので、大きな前玉を後玉にして全長を抑える構成が出来るのは魅力的です
明るいレンズが安く出て欲しいです

レンズ設計上、屈折させると収差が出る、屈折を緩やかにした方が有利との説明は各社共通ですし、この点で大口径マウントの利点がわかりやすく説明されていると思いました。

対称性についてや大玉、小玉のバランスについては画質にどう影響するのかイマイチわかりませんが、見て美しいというのはわかります。

最後発のキヤノン、どこよりも大口径かつフランジバックの短いマウントを採用すると思っていましたが、結局ニコンには届かず・・・

従来マウントへの配慮もあってキヤノンらしい選択ですが、ニコンを思えば、あまり大口径のメリットを宣伝するわけにもいかないんでしょうね。

ニコンもFマウント(実質内径約47mm)ももっと大きい口径で創ってくれていればなあと思うこともありますが、一眼レフ黎明期当時の設計製造技術では大きな半球ガラスを高精度で研削加工するのが不可能だったんでしょうね…
まあ結局レフ機はいくらマウントを大きくしてみたところで、フィルム・センサーフォーマットに準拠するミラーボックスが邪魔になってしまうため、キヤノンもニコンも(ペンタックスも)同じような最大口径に落ち着いてしまったんでしょうけど…その軛が外れた今、両社どのような傑作を世に送り出してくるのか楽しみです。

EF35mmF2ISからRF35mmに乗り換えたのですが、両者の違いがよく分かって面白く感じました。

「美しいレンズ」の実施例にレンジファインダー時代から続く伝統の傑作レンズ50/1.8を挙げてる所に愛を感じるスライドですね


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このページは、2018年12月17日 に公開されたブログ記事です。

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