富士フイルムはAPS-Cセンサーを26MPよりも更に高画素化することを考えている

Fuji Rumors で、フジフイルムマネージャーのインタビュー動画が紹介されています。

Fujifilm Manager: "APS-C Limit is Not 26 Megapixel

  • Pixel Vilageが、富士フイルムマネージャーのインタビュー動画を公開している。以下は、そのまとめだ。
  • 富士フイルムは、フルサイズに参入する計画は無い。フルサイズのレンズは大きく、重く高価になる。APS-Cのレンズはより小さく、より手頃な価格だ。
  • APS-Cは2600万画素よりも更に高画素化するポテンシャルがあり、富士フイルムは高画素化の好機を探っている。しかし、高画素化が全てではなく、ダイナミックレンジや高感度、そして全体的な画質にも注意を払っている。
  • GFX用の現行の44 x 33mmのセンサーは十分すぎるサイズで、それ以上大きなセンサーのカメラを開発する必要はない。より大型のセンサーを使用したとしても、画質のメリットは小さく、サイズや重さ、価格の点で大きなデメリットがある。GFX100とGFレンズ群の組み合わせによる画質には、驚くことだろう。
  • 富士フイルムはフィルムの生産を続けるつもりだが、いつかは、営業的な判断をしなければならないだろう。
  • 3年のうちに、AIとコンピューテーショナルフォトグラフィーは、写真の重要な位置を占めるようになる。AIはより簡単な方法でより良い写真を撮るために、撮影者の手助けになるだろう。
  • スチル用レンズとシネマレンズの最大の違いはメカで、スチル用レンズはズームとフォーカスを1つのメカで同時に行っているので、ズーミングでピントが変わってしまう(ズームシフト)が、シネマレンズは、1つのメカがフォーカスのみを行っており、もう1つはズームのみを行っているのでズームシフトが発生しない。
  • 現在の動画の標準のセンサーはSuper-35(APS-C)だが、市場はフルサイズや、それよりも更に大きなセンサーに移行しつつあり、富士フイルムは、より大きなフォーマットへの移行を計画している。そのため、Premistaシリーズを出した。
  • X-T3は、もちろん画質に焦点を合わせているが、それだけではなく、動画にも更に一層焦点を合わせている。

 

フルサイズ参入に関しては、富士フイルムは、これまで通り完全否定しているようです。ただ、動画機に関しては、今後はより大きなフォーマットが主流となると見ているようで、スチルとは少し状況が異なっているようです。

あと、フィルムの生産に関しては、いつかは・・・と述べられていますが、なるべく長く生産を続けて欲しいものですね。