キヤノンのトリプルISに関する特許

DPReview で、キヤノンのレンズ内、ボディ内、電子式のトリプルISシステムに関連する特許が紹介されています。

Canon patent details triple image stabilization system for low-light video recording

  • キヤノンがより長い時間露出をする際の手ブレ補正効果の改善に関する特許を出願している。この特許では、ボディ内手ブレ補正を利用したトリプルISについて明確に述べられている。

    長い時間の露光では、電子式手ブレ補正が効果的ではなく、この特許ではレンズ内ISに低周波の動きをより多く担当させることによってこの問題を回避している。

    更に興味深いことは、この特許がレンズ式、電子式、センサーシフト式のトリプルISにも適用できると述べられていることだ。

    キヤノンは、既にレンズ内とボディ内補正の協調動作に取り組んでいると(インタビューで)発言しているが、この特許は、キヤノンのエンジニアが、しばらく前からこのことを念頭に置いていたことを示唆している。

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キヤノンはデュアルISやトリプルISの研究開発をしているようですが、いずれもボディ内手ブレ補正の搭載が前提なので、キヤノンが将来のカメラへのボディ内手ブレ補正の採用を考えている可能性は高そうですね。

噂では、次の高画素機のEOS Rからボディ内手ブレ補正が搭載されると言われていますが、どうなることでしょうか。