キヤノンのトリプルISに関する特許

DPReview で、キヤノンのレンズ内、ボディ内、電子式のトリプルISシステムに関連する特許が紹介されています。

Canon patent details triple image stabilization system for low-light video recording

  • キヤノンがより長い時間露出をする際の手ブレ補正効果の改善に関する特許を出願している。この特許では、ボディ内手ブレ補正を利用したトリプルISについて明確に述べられている。

    長い時間の露光では、電子式手ブレ補正が効果的ではなく、この特許ではレンズ内ISに低周波の動きをより多く担当させることによってこの問題を回避している。

    更に興味深いことは、この特許がレンズ式、電子式、センサーシフト式のトリプルISにも適用できると述べられていることだ。

    キヤノンは、既にレンズ内とボディ内補正の協調動作に取り組んでいると(インタビューで)発言しているが、この特許は、キヤノンのエンジニアが、しばらく前からこのことを念頭に置いていたことを示唆している。

canon_patent_us20190199930A1_001.jpg

キヤノンはデュアルISやトリプルISの研究開発をしているようですが、いずれもボディ内手ブレ補正の搭載が前提なので、キヤノンが将来のカメラへのボディ内手ブレ補正の採用を考えている可能性は高そうですね。

噂では、次の高画素機のEOS Rからボディ内手ブレ補正が搭載されると言われていますが、どうなることでしょうか。

2019年7月 1日 | コメント(8)

コメント(8)

電子式手ぶれ補正は撮影した画像に対してデジタル処理を加える物だと認識してますが、手ブレしてボケた物をシャープに復元するのは困難な気がします。
動画の画面揺れをスタビライズするのには有効な技術ですが、静止画で役に立つ印象はあまりないですね。

電子シャッター+連射合成で、合成した時にブレを戻す方式じゃないでしょうか?
手持ち連射合成系の処理では、特に手ぶれ補正と明示してなくてもやってる処理ですよね。

手ぶれした画像は元画像と画像処理分野でいうblur kernelの畳み込み演算で表現できるので、blur kernelが分かれば逆畳み込みを行うことで元画像を求めることができます。

通常はこのblur kernelを推定するのが難しいのですが、カメラのた加速度センサーのデータからある程度正確に推定できるのではないでしょうか。協調動作となるとそれぞれのISユニット打ち消した移動量を差し引く必要があり、いかに精度を上げるかが鍵になってきますね。

最近では機械学習で効率よくblur kernelを推定するソフトも出てきていますが、被写体が多岐にわたるために実用は難しいと思う結果になることも多いです。なのでこの技術が実用化されることを楽しみにしています。

例えばレンズ内ボディ内のシンクロさせた手ブレ補正でも対応出来なかった夜景等で2〜3秒のシャッタースピードでもピタリと止まるのでせうか…もしそれが実現可能なら完全に重い三脚は不要となります。夢のひとつがもうそこまで来ているんですね。

惑星写真などでシーイングの影響による画像の劣化を補正するため、
複数の画像を合成する「コンポジット」原理を上手く導入すれば、
ブレの大きさとベクトルを補正条件に組合せ、
レンズIS量とボデイのブレ量を演算し画像を表示すれば、
ブレの補正にとどまらず、
更なる高画質画像を形成することも可能ではないかと思います。

みなさん静止画の話をされておられるようですが、特許のタイトルにvideo recordingとある通り、これはあくまで動画の話ですよ。

ブラーカーネルのことはぼんやりとしか判らないのですが、ブレ画像が生成されたとき、加速度センサーを使用してカメラ側がそのブレ画像を作った振動を覚えていれば、元画像を復元(推定)する助けになるってことなんですかね。
なるほどボディ/レンズ両方のISユニットの動きまで覚えてないと駄目ですね……

田吾作様
あら、ホントだ、どうやらビデオ撮影の時のようですね。
ビデオ撮影でも低照度だとSS落とすことがありますが、その時、電子式補正だと補正量が足りない。なので、SS見て適宜光学式補正の制御比率を上げる、って話のようです。
長時間露光とあるからスチルの話と勘違いしてしまった…。


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このページは、2019年7月 1日 に公開されたブログ記事です。

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