キヤノンのフルサイズ用の17-70mm F3.5-5.6と16-60mm F3.5-5.6の特許

Canon News で、キヤノンのフルサイズミラーレス&フルサイズ一眼レフ用の17-70mmと16-60mmの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Another Canon RF 17-70mm Design.

  •  以前にも、この独自の焦点距離のレンズの特許を目にしている。この特許出願(特開2020-012922)には、EFマウント用とRFマウント用の両方の実施例が載っている。レンズの焦点距離は17-70mmまたは16-60mmで、像高が21.64なので全てフルサイズ用のレンズだ。

    この焦点域のレンズはキヤノンの多くの特許出願で見られので、キヤノンはこのレンズを実際に開発していると考えられる。これはEOS RPかEOS Rmのキットレンズとして作られているのだろうか?
  • EFレンズ用の実施例
    焦点距離:17.40 35.00 68.00 
    F値:3.33 4.09 5.88 
    半画角:51.19 31.72 17.65 
    像高:21.64 21.64 21.64 
    全長(前玉からセンサーまで):168.42 153.33 168.42 
    バックフォーカス:38.32 53.44 84.11 

    焦点距離:16.30 35.00 60.00 
    F値:3.31 4.22 5.88 
    半画角:53.01 31.72 19.83 
    像高:21.64 21.64 21.64 
    全長(前玉からセンサーまで):68.46 153.33 168.42 
    バックフォーカス:38.35 56.15 83.82
  • RFレンズの実施例
    焦点距離:17.40 34.99 67.97 
    F値:3.31 4.12 5.88 
    半画角:51.20 31.73 17.66 
    像高:21.64 21.64 21.64 
    全長(前玉からセンサーまで):168.41 154.99 168.39 
    バックフォーカス:8.36 52.48 81.91

 

キヤノンは、フルサイズ用の16mmまたは17mmスタートの標準ズーム(広角ズーム?)の特許をいくつも出願しているので、本当に製品化を考えているのかもしれませんね。

このようなワイド端の短い標準ズームは、設計自由度の高いRFマウント専用かと思っていましたが、バックフォーカスの長い実施例もあるので、EFマウントでも登場する可能性があるようです。