ニコンの映像事業は2020年3月期は171億円の営業赤字

ニコンが2020年3月期の決算を発表しています。

決算短信・説明会資料

  • 映像事業:
    レンズ交換式デジタルカメラは、小型・軽量で高性能なミラーレスカメラ「Z50」や、高い性能と多彩な機能を搭載したデジタル一眼レフカメラ「D780」を発売するとともに、ミラーレスカメラ用交換レンズを拡充させ、プロ・趣味層向け中高級機の拡販に努めた。コンパクトデジタルカメラは、光学83倍ズームを搭載した「COOLPIXP950」を発売し、高付加価値製品の販売に注力した。

    しかしながら、市場の縮小傾向に加えて新型コロナウイルス感染症拡大による需要減退や新製品発売延期の影響により、販売台数は減少した。これらの結果、当事業の売上収益は2,258億94百万円、前期比23.7%減となり、構造改革関連費用や固定資産の減損損失を計上したこともあり、営業損失は171億53百万円(前期は220億69百万円の営業利益)となった。

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ニコンの映像事業は、最近のカメラ市場の急速な縮小に加えて、新型コロナウイルスが追い打ちを掛ける形になったので、171億円の営業損失と予想よりも更に厳しい数字になってしまいましたね。

2021年3月期も映像事業は赤字は避けられない状況と予想されているので、しばらくは厳しい状況が続きそうです。