キヤノンの一眼レフカメラは品質不良のオンパレードと言っていい

東洋経済オンラインにキヤノンのデジタル一眼の不良事故に関する記事が掲載されています。

キヤノンの一眼レフで不良事故が多発する理由、製造請負依存の死角(上)(1)

  • 2005年以降、キヤノンは一眼レフカメラの新製品12機種を発売しているが、そのうち5機種で製品不良が発生していて、品質不良のオンパレードと言っていいだろう。ライバルのニコンでは、その間、製品不良は1機種も公表されていない。
  • 製品不良の内容はさまざまで、5DマークIIの黒点が写り込むについてはセンサーやソフトの不具合と推測され、1DMkIII、1DsMkIIIのミラー外れ、AF調整不具合などは、機械の問題で製造現場に起因する可能性が高い。
  • 請負労働者によると「他の工場からキヤノンに来て感じたのはクリーンルームの汚さ。驚くほどとは言わないが、前の工場と比べるとギャップを感じる」
  • 大分キヤノンの2つの事業所では作業者はマスクをせず、クリーンルーム内でも同じ。現場からは「クリーンルームにはホコリが多く、モジュールにホコリが入り込んで不良になることは常にある」との意見が聞こえてくる。
  • このような非常識が放置されているのは、請負契約のためクリーンルームがキヤノンにとって治外法権になっているため。キヤノンの社員は原則としてクリーンルーム内で指導を行うことはできない。

 

国内のメディアがキヤノンをここまで辛らつに批判するのは珍しく、なかなか興味深い記事ですね。

自分はあまりシビアな条件で撮影することがないためか、キヤノン機の不具合でそれほど困ったことになった経験はありませんが、1DMkIIIのAF問題や5Dのミラー落ち問題などはネットでもかなり話題になりましたね。