ペンタックスDA17-70mm F4はキットレンズからの買い替えには微妙なレンズ

LensTip.comにペンタックス DA 17-70mm F4 のレビューが掲載されています。

Pentax smc DA 17-70 mm f/4.0 AL [IF] SDM lens review

  • 解像力はキットレンズのDA18-55mm AL II と大きな違いはないが、これは、キットレンズの性能がよすぎるためで、DA17-70mmが悪いわけではない
  • 中央部では開放時に50mm-70mmの解像力が30lpmmと低く、きちんとしていると評価できる下限の値。キットレンズは55mm開放(F5.6)で37lpmmで、これはDA17-70mmをF5.6まで絞ったときと同程度の値
  • 周辺部の解像力はワイド端では悪く、絞ってもなおキットレンズのほうが若干まし。30mmではキットレンズと同じ程度、50-55mmでも同じ結果。70mmではF4とF5.6では解像力が低く、F8まで絞れば良好になる
  • 色収差は心配するほどのレベルではないが、ライバルと比べて優れているわけでもない。歪曲はワイド端で3.82%のタル型で、シグマ17-70mmの4.0%と同程度
  • 周辺光量落ちは、ワイド端開放で-1EVでこのクラスではベスト。フレア・ゴースト耐性はよくなく、最も弱いレンズの一つ
  • キットレンズの出来がいいので、キットレンズからの買い替えは何とも言えないところ。シグマ17-70mmと比べると、光学性能はわずかによくSDMもあるのがDA17-70mmの強みだが、シグマにはマクロがあり120ドル安価なので選択が難しい

 

解像力に関しては全体的にあまりよい値ではなく、むしろキットレンズのDA18-55mm AL II のほうが上回っているようです。また、周辺光量落ちは非常に優秀ですが、ゴースト・フレア耐性は非常に弱いという結果で、何とも評価の難しいレンズですね。