EOS Kiss X3は推薦に値するがKiss X2から買い換える必要はない

PhotozoneにEOS 500D (Kiss X3)のレビューが掲載されています。

Canon EOS 500D (Rebel T1i) - Review

  • ファインダーは同クラスのデジタル一眼と比べると像が大きいが、それでも上のクラスのカメラと比べるとがっかりさせられるもので、残念ながらKissX2から進歩はない
  • 解像力はRAWでは2718 LW/PHでEOS 50D(2756.5 LW/PH)よりも若干低く、よりセンサーの小さなG1(2720 LW/PH)とほぼ同じ解像力。JPEGは、2237LW/PHで解像力重視の場合は適さない
  • 低感度(ISO100)でのダイナミックレンジは11段で、中程度の感度では10段、高感度では9段以下に落ちる。ダイナミックレンジは総じて良好で、EOS 50Dとほぼ同じ。ニコンのD5000との比較では、低感度ではKissX3のほうが1段分ダイナミックレンジが狭い
  • RAWでの高感度ノイズは良好で、ISO100-800までは完璧。ISO1600-3200はノイズレベルが高くなるが、シチュエーションによっては実用になる。JPEGではRAWよりノイズが抑えられるが、高感度ではノイズリダクションが強くなる
  • KissX3は推薦に値する傑作機だが、KissX2ユーザーは動画が不必要なら買い換える必要はない

 

EOS 50Dでは実力を発揮させるには"RAW撮りが必須"としばしば言われてきましたが、Kiss X3の場合もJPEGよりもRAWの解像力が大幅に高く、15MPセンサーの実力を発揮させるには、やはりRAW撮りが必須のようです。

ダイナミックレンジはKiss X3単体で見ると悪くないと思いますが、バランスのよい12MPセンサーを採用するD5000と比較すると少々負けていますね。