ペンタックスK-xの高感度性能やダイナミックレンジはD700に真剣に挑戦できるレベル

FALK LUMOにペンタックスK-xのセンサーに関するテスト記事が掲載されています。

Lumolabs:Pentax K-x sensor quality

  • センサーのS/Nは、ISO100輝度0.01%で13.3EV(K20Dは11.05EV、D3Xは13.65EV)。ISO3200ではISO1600と0.5dbしか離れておらず、ISO3200以上はRAWデータにノイズリダクションがかかっていることがわかる
  • グレーレベルノイズ(輝度18.00%)は、ライバルとほぼ同等でISO100では若干劣るが、ISO200以上では勝る。一方で黒レベルノイズ(輝度0.10%)は、非常に少ない
  • ローパスフィルターが非常に弱いので、モアレが目立つ。大部分のテストがこのことには触れずにK-xの高い解像力を歓迎し、K-7に解像力のアドバンテージはないとしているが、個人的には強いローパスフィルターのほうを好ましく思う
  • 画質は低感度ではとても良く、高感度ではずば抜けた結果。K-xは(D700と比べて)より小さなボディに小さなセンサー、非常に安い価格だが、D700に高感度ノイズやダイナミックレンジで真剣に挑戦できると言いたい

 

K-xのセンサーのS/Nや高感度性能は素晴らしくよく、フルサイズ機のD700に挑戦できるレベルという高い評価をされています。実写ではD700には敵わないとは思いますが、APS-Cとしてはすごい性能だと思います。

同じサイトにK-7との比較記事も掲載れていますが、S/N比でK-xのISO1600/3200(※K-xのISO1600と3200は同じ値)がK-7のISO1000と同じレベルというテスト結果が出ていて、高感度性能にはかなりの差があるように見えます。

ただ、結論には「K-xのセンサーは最高だが、K-7は多くの点でK-xより優れ、ノイズ特性も悪くない」と書いてあります。