タムロンAF60mm F2 Di II は非常に高い解像力と良いボケ味を持ったレンズ

PhotozoneにタムロンAF60mm F2 Di II のレビューが掲載されています。

Tamron AF 60mm f/2 Di II LD [IF] SP Macro - Review / Test Report

  • 歪曲は0.6%のわずかなタル型だが、単焦点マクロに期待する値よりは少し大きい
  • 周辺光量落ちは開放では0.7EVではっきりと見えるが、F4より絞れば目立たなくなる
  • 中央部と周辺部は絞り開放から解像力はとても良好(very good)で、F4まで絞れば素晴らしい値(Excellent)になる
  • 四隅の解像力は開放では1段落ちて良い(good)のレベルだが、F4まで絞ればとても良好(vary good)になる。中間以降の絞りでは回折によって解像力が制限されるが、このレンズはF22まで高いレベルのシャープネスを保っている
  • 色収差は単焦点レンズとしては予想よりも大きく、ほとんどの絞り値で1ピクセルを超える
  • ボケは非常にスムーズで柔らかい。背景のハイライト部分は、周辺部の開放では猫の目のような形になるが、F4以上では円形になる
  • 非常に高い解像力と気持ちの良いボケ味を持ったレンズで、問題点は少ないが、AFが少し静かになれば好ましい。価格も手頃で、この焦点距離のマクロレンズを考えているすべての人に推薦できる

 

光学性能の評価は、5点満点で4点と、このクラスのレンズとして非常に高い評価になっています。絞り開放でボケにかなり口径食の影響が出ることが若干気になりますが、総合的には文句のない仕上がりのレンズだと思います。

管理人は、このレンズの購入を考えていたんですが、キヤノンからEF-S 60mm F2.8 ISが出るという噂があるのが悩ましいところです。