ペンタックスDA★60-250mm F4 SDMは欠点の少ない魅力的なレンズ

photozoneにペンタックスDA★60-250mm F4 SDMのレビューが掲載されています。

Pentax SMC DA* 60-250mm f/4 ED [IF] SDM - Review / Test Report

  • 歪曲は60mmでは-0.845%の穏やかなタル型で、それ以上のズーム域ではごくわずかな糸巻き型。これらは問題のない値
  • 周辺光量落ちは、60mmと135mmでは0.13EVと0.26EVでテストでもほとんど気付かないレベル。200mmと250mmの開放では、0.58EVと0.7EVで若干周辺光量落ちが大きくなるが、1/2段絞れば問題のない値になる。APS-C専用のレンズとしては、周辺光量落ちは、非常によく補正されている
  • 解像力はズーム全域で極めて調和のとれたもの。60mmでは中央は、すべての絞り値で、"とてもよい(very good)"~"素晴らしい(excellent)"の値で、周辺部は若干低くなるが、それでも開放から"とてもよい(very good)"のレベル
  • 望遠側の解像力は中央部がわずかに低くなるが、周辺部の画質はとても良好。テストしたレンズは若干の偏芯が見られ、特に60mmでは、左側の解像力が右側よりも少し高かった。完璧なコンディションなら、もう少し解像力は高くなるだろう
  • 色収差は、60mmと135mmでは概ね良好に補正されているが、200mmと250mmでは1pxを超える。これは色収差が見えるかもしれないが、問題となる値ではない
  • 鏡筒の作りは極めてハイレベル。AFは静かで高速だが、非常に速いというわけではない
  • 非常にシャープなレンズで、収差もよく補正されている。ボケは正式にテストしていないが、とてもにハイクオリティで、ボケに問題が多いこのクラスのライバルとの差別化が図られている。欠点は小さなものだけで、非常に魅力的な望遠レンズ

 

解像力は、カリカリというほどではないですが、ズーム全域で十分に高い値だと思います。諸収差もよく補正されていて優等生的なレンズですね。

大きな欠点は見当たらないようですが、強いてあげるとしたら、APS-C専用なので将来フルサイズ機が出ても対応できないことでしょうか(銀塩での撮影では、このレンズは望遠側でケラれるようです)。