- 歪曲はいくらか波打っているものの1.1%のわずかなタル型で、このクラスの超広角レンズとしてはとても素晴らしい
- イメージサークルが大きいので周辺光量落ちが良好でも驚きはないが、F4では1.3EVで周辺光量落ちはかなり目立つ。しかし、超広角レンズとしては許容範囲で、たとえば、EF16-35mm F2.8LをF4に絞ったときよりは良好。最大限にシフトしたときの周辺光量落ちは、F4で3EVを超える値で、F8まで絞って使いたい
- 解像力は中央部ではF4から最高レベル(excellent)だが、周辺部と四隅は少し甘い。F5.6とF8では周辺部はとても良好(very good)な解像力になり、四隅もそれに近い値。F11では回折の影響で若干画質が低下する
- 最大限にシフトしたときの解像力はF4では相当に甘いが、絞れば改善し、F8ではメージサークルの内側部分を使っている側の周辺部では、とても良い画質になる。しかし、イメージサークルの外側を使っている側の周辺部では、いくぶん甘いまま
- 色収差は平均して1ピクセル前後で、超広角レンズとしてはとても良好。最大限にシフトした場合は、イメージサークルの外側を使っている部分でもほとんど悪くならず、キヤノンは本当によい仕事をしている
- アオリを使わない状態では、通常の超広角単焦点と非常によく似た性質で、開放では少し甘いが、中間まで絞れば画面全域で非常にシャープになる。歪曲は大変に小さい。このレンズは唯一のデジタル一眼用の超広角アオリレンズで他に代わるものがない。レンズの作りは全くもって素晴らしい
- 一般用途ではこのレンズに匹敵するか上回る性能のレンズもあるかもしれないが、このレンズは他にはない創造のポテンシャルを秘めている。それ故に、大いに推薦したい!
光学性能は評価無しになっていますが、コストパフォーマンスは満点の評価となっています。開放では周辺部の解像力が少し低いですが、それ以外は大きな欠点もなく、普通の単焦点レンズとして見てもなかなか優秀なレンズですね。建築写真を想定しているレンズだけあって、歪曲も大変によく補正されていて使いやすそうです。
記事にもあるように他に代わりになるレンズが存在しないので、超広角でアオリを使いたい方は、このレンズのためにキヤノンのボディを買うというのもアリかもしれませんね。
ウォルサム
まさしく、このレンズを使いたいがためだけに5DMK2を買ってしまいました。
肝心のレンズはまだ購入していませんが、世間より遅めのボーナスを使って買います。
このレンズにしかできない仕事をさせてあげたいですね。
南風
凄いレンズですよね。
Nikon にもこんなレンズを開発して欲しいですね。