・Just posted - Ricoh GXR S10 24-72mm in-depth review
- 連写はJPEGで1.7コマ/秒、RAW+JPEGで1.5コマ/秒(JPEGでG11は2.9コマ/秒、LX3は2.5コマ/秒)で、今まで見たこのクラスのカメラの中では最も遅い
- AFは明るい場所でも最速のマイクロフォーサーズ機よりは少し遅いが、他の小型センサーを採用したコンパクトカメラ(G11のような)と比べるといい勝負。暗所での撮影やマクロモードでは、AFが遅くなることがある。MFは操作しやすいが、速くは合わせられないので、三脚を使ったマクロや風景の撮影向き
- 手ブレ補正は1段から2段の間で、これは他と比べて素晴らしいとは言えない。ただし、スローシャッターでは効果が増し、72mmで1/4秒でも70%は使える画像が得られる
- JPEGでは、G11との比較ではGXRは彩度とコントラストが低くフラットなのに対し、G11はシャキっとしていてシャープネスとディテールに優れている。LX3はG11ほどのシャープネスやディテールはないが、GXRよりはリードしている。GXRはデフォルトでシャープネスが低く、ノイズリダクションが強め
- RAWでもGXRはディテールやシャープネスの改善は見られず、シャープネスを強くするとノイズが出る。G11のほうがシャッキリしていてずっとシャープ。LX3と比較すると、LX3はディテールに富み、GXRはソフトでシャッキリ感が少ない
- 高感度はG11はノイズを塗りつぶし、LX3はディテールを残す傾向で、GXRはその中間だが結果を見るとリコーは両機よりも悪い。GXRで大きなプリントをする際には、ISO800より上の感度は使わないようにしたほうがいい
- GXRとS10ユニットの組み合わでは、ボディの作りはセミプロ用のデジタル一眼並みだが、画質はコンパクトカメラだ。コンパクトカメラとして評価するかレンズ交換式カメラとして評価するのか悩んだが、価格を考慮して後者を選択した。コンパクトカメラとして評価するならもう少し高い評価になるだろう
総合点は57%(57点)とかなり厳しい評価になっていますが、センサーの大きなマイクロフォーサーズと同じ土俵で評価されているので、点数が低いのは仕方がないかもしれませんね。
ただ、同クラスのセンサーを採用するG11やLX3との比較でも、画質で劣っていると評価されているのは少々気になるところです。
ミジンコ
S10は実際そのくらいの写りだと感じています。発売当初、エンジンや素子はGRD3と同等になっているという触れ込みだったので期待したのですが、その言葉を鵜呑みにするとがっかりします。とにかく眠い絵作りです。
あくまでも、GXRを便利に使いたいときのメモ用ユニットと思っていた方が腹も立ちません。
その点、A12 50mmF2.5はもともと写りにはまったく文句がありませんが、ファームアップで動作が速くなったことで、いきなり利用価値が上がりました。
to
GXRにとってコンデジユニットの存在は、
プラス面よりマイナス面の方が大きいような……。
リコーがへんな欲を出さなければもう少し盛り上がっただろうに。
はうら
最初から50mmと28mmのAPS-Cサイズの単焦点ユニットを出せば、もっと食いついた人もいただろうにと思えてしかたがない。
まあ、冬までの辛抱ですw