パナソニックG2の画質はG1から大きな進歩はないが、新型キットレンズには明らかな進歩が見られる

Trusted ReviewsにパナソニックのLumix G2のレビューが掲載されています。

Panasonic Lumix G2 Review

  • 最も大きな変更点はタッチスクリーンによるコントロールで、タッチフォーカスやタッチシャッターは上手くデザインされており、より素早く操作できる。しかし、ギミック以上のものには見えない
  • G2の画質をG1と比べてみると、劇的な進歩はまったくないように見える。ノイズコントロールはISO400までは非常に良いが、ISO800以上ではノイズが目立ち始め、ISO1600では突然クオリティが低下する。ISO6400はかなり画質が悪く、非常用にしか使えない
  • JPEGでの色再現性は少し彩度が高すぎるが、ダイナミックレンジやディテールは1200万画素クラスのデジタル一眼レフと同程度。同価格帯のニコンD5000やキヤノンEOS 500D(Kiss X3)と比べると、画質の面ではフルサイズ機(※ここではAPS-Cの一眼レフのことです)が明らかに優っている
  • 新しいキットレンズの14-42mmは、G1のキットレンズである旧型の14-45mmと比べて明らかな進歩が見られる。新型は四隅まで極めて良好な解像力で歪曲や色収差が目立たない。(G1から)G2へのアップグレードを考えているなら、キットレンズも旧型から新型に買い換える価値がある
  • G2はG1に機能を付加しただけだが、タッチスクリーンは動画モードで良好に機能し、パフォーマンスや画質は高いレベルにある。しかし、同価格帯のフルサイズのデジタル一眼レフ(※ここでは、APS-Cの一眼レフのことです)のほうが良好な結果を得られるだろう

 

G2はタッチスクリーンは面白そうですが、G1からセンサーが変わっていないことから、画質などの基本的な部分はあまり新鮮味がないような印象ですね。画質面での飛躍は、新型センサーが採用されると言われているGH1後継機(GH2?)に期待したいところです。

それから、新しいキットレンズは、低価格しただけで画質はそれほど期待できないのかなと思っていましたが、このレビューを見る限りでは旧型よりもかなりよくなっているようですね。