ミラーレス機の5本のキットレンズ(標準ズーム)の比較レビューが掲載

Serious Compacts.comに、ミラーレス機の5本のキットズーム(ソニーE18-55、サムスン18-55、パナソニック14-45・14-42、オリンパスmZD14-42)の比較レビューが掲載されています。

Mirrorless Camera Standard Zoom Shootout and Impressions

  • サンプルは絞りF5.6で撮影したもので、歪曲と色収差は補正していない。マイクロフォーサーズ用レンズはGH1でテストした。ソニーとサムスンのサンプルはPhotoShopでGH1と同じサイズに縮小してある。
  • 歪曲はソニーとサムスンが他のレンズ(オリンパスとパナソニック)よりも少ない。(ドアの部分のアップのサンプルでは)画質はソニーとパナソニックの2本が最もよく、オリンパスはサムスンよりも若干弱い。ソニーとパナソニックの14-45のディテールのレベルはとても近い
  • 色収差はすべてのレンズで認められるが、ソニーが最も目立つ。別の場所のサンプルでもソニーが最も色収差が大きい。シャープさではパナソニックの14-45がリードし、パナソニックの14-42もそれほど差がない。
  • 結論
    - ソニーとサムスンは、パナソニックとオリンパスよりも歪曲が少ない
    - 周辺部と四隅はパナソニックの2本が最もシャープだが、歪曲を補正するとこのアドバンテージはある程度失われる
    - 色収差ではソニーが最も問題がある
  • その他に感じたこと
    - サムスンは他よりも低いクオリティのプラスチックに感じた
    - 2本のパナソニックレンズのAFは高速で信頼できる。サムスンも超高速ではないが速い
    - ソニーはパナソニックよりも若干遅く、少し信頼性にも欠ける
    - オリンパスは最もAFは遅いが信頼できる
    - サムスンとパナソニックの手ブレ補正は効果的だがソニーには及ばない
    - 背景のボケ味は、どのレンズも問題はない

 

パナソニックとオリンパスのサンプルはボディも含めて完全に同じ条件での比較ですが、ソニーとサムスンのサンプルはリサイズされているので、画質の比較は参考程度にしておいたほうがいいかもしれませんね。

オリンパスとパナソニックのキットレンズの比較では、光学性能は全体的にパナソニックのほうが良好のようですが、オリンパスのほうが大幅に小型・軽量なので、携帯性重視のミラーレス機では一概にどちらがいいとも言えないような気がします。