ニコンD7000は画質がソフトな傾向がある

RBromfield Photographyに、ニコンD7000のレビューが掲載されています。

Nikon D7000 Review and Impressions

  • D7000は重くはなく、D700のようにしっかりとした感じ。様々なF2.8のズームを付けてみたが、ストレスを感じることはなくボディとマウントには安心感がある。
  • シャッターボタンがシルバーでなくなったのはとてもハッピーだが、シャッターボタンの感触が少々柔らかいのは残念。D700の硬いシャッターボタンは、低速シャッターでも手ブレしにくい。シャッター音はD700よりもずっと静か。
  • AFはD90よりも間違いなく進歩しているが、CAM3500DX/FX(D300やD3のAFセンサー)の性能を期待するとがっかりするだろう。AFは明るい場所では高速だが、追尾の性能ではより高価なニコン機のスピードはない。暗所では中央は問題ないが、周辺部のAFポイントが弱い。
  • ダイナミックレンジは他のDX機よりも優れていて、白飛びがかなり少なくなり、暗部のディテールも豊富。より多くのディテールを捉えているのは、D7000のよい点だ。
  • D7000の悪い点は、画像が柔らかい傾向がありシャープさに満足できないことだ。謎(ミステリー)なのは、三脚を使って、セルフタイマーで、ノイズリダクションOFFで、すべての感度で撮影しても適切なシャープさを得られなかったことだ。スタンダードピクチャーコントロールでシャープネスを9レベルのうちの5に増やしても、D700やD90のような許容できるシャープさは見られなかった。
  • 高感度はD700やD3のような性能を期待しないで欲しいが、D90よりは全てのISO感度で良好な画質を期待していい 

 

レビュアーの方はブライダル専門のプロカメラマンの方のようです。レビューでは、「どうやって撮影してもシャープな画像を得られない」という部分が気になるところですが、この記事のサンプルを見る限りでは確かに少しソフトぎみの描写のような感じがします。ただ、サンプルが夜景と近景なので、これだけでは少々わかりにくいですね。解像感の確認のために、良いレンズを使った昼間の遠景のサンプルも見てみたいところです。