ニコンD7000とD90は低感度ではよく似た画質だが高感度ではD7000がリード

CAMERA LABSに、ニコンD7000とD90のJPEGでの高感度ノイズの比較レビューが掲載されています。

Nikon D7000 vs Nikon D90 High ISO Noise (JPEGs using default settings)
(※上記の記事の後半部分から引用しています)

  • ノイズリダクションはデフォルト、コントラスト拡張モードはすべてOFFに設定した。レンズは双方ともDX 18-105mm VRを使用し、絞りをF8にセットして、ベストのクオリティのJPEGで撮影した。
  • デフォルトの設定での画像処理のスタイルは、D7000とD90は極めてよく似ている。D7000のほうが少しシャキっとしていてより多くのディテールが含まれているが、その差は大きくはない。しかし、D7000のほうが確実に好ましい。
  • 低感度では両機ともノイズを同じようなアプローチで処理していて、大まかに言ってノイズは同程度。ISO1600とそれ以上の感度では、興味深い差異が現れる。D90は序々に彩度が失われるが、一方でD7000は色をずっと良好に維持している。
  • D7000は解像度を増しているが、ピクセル等倍で見た際に大まかに言ってD90と同程度のノイズに保たれているので、画像のサイズが大きいぶん同サイズのプリントではノイズは少なく見えるだろう。超高感度ではD7000は彩度を保っているが、一方でD90は徐々に彩度が失われている。全体的に見れば、D7000のテスト結果は素晴らしいもので、そしてこのとことは、同じ16MPセンサーを採用する他のカメラにとって幸先が良いことだ。

 

先日掲載したD7000と60Dのノイズの比較記事の後半部分ですが、こちらでは同じニコンのD90との比較となっています。

D7000とD90は低感度~中程度の感度までは非常によく似た画質で、記事にもある通り画像のサイズが大きい分だけ、同サイズで鑑賞する場合はD7000のほうが画質面で有利になりそうです。ただ、高感度ではノイズと色再現で差がついていてD7000がかなりリードしているという印象です。とはいえ、D90も2年前のカメラとは思えない素晴らしい画質ですね。