写真家のThom Hogan氏のサイトby thomに、マイクロフォーサーズ用の主要な交換レンズの簡単なレビューが掲載されています。
・Lenses for m4/3 Cameras
(※以下、パナソニックのレンズに関するレビューより。オリンパスは別の記事で取り上げます)
- パナソニック 7-14mm F4 (大いに推薦) : 高価だが、ほとんどの場面で極めて良好な働きを見せるレンズだ。光学性能はとても良好で、絞り開放では四隅の描写に若干の妥協が見られるが、心配するほどでは無い。四隅にいくらかの色収差が見られるが、これも心配には及ばない。AFは高速で信頼できるが、MFは評価しにくい。唯一の不満は明るさがF4なので、暗所での撮影に制限があること。
- パナソニック 14-45mm F3.5-5.6 (限定的な推薦) : オリンパスのキットレンズと比べると非常に大きいため、小さなマイクロフォーサーズには若干不似合いに見える。幸いなことに性能はキットレンズとしてはトップクラス。AFスピードは良好で、光学性能に不快に思うような欠点はない。レンズの作りはとても良好。
- パナソニック 14-140mm F3.5-5.6 (限定的な推薦) : マイクロフォーサーズには大きすぎると感じるが、三脚を使って動画を撮るなら許容範囲だ。パナソニックの他のズーム同様、このレンズの光学性能は極めて優秀。AFは焦点距離の長い高倍率ズームであることを考えると、素晴らしく速く、テレ端でさえ速くそして正確だ。レンズの作りはとても良好。
- パナソニック 45-200mm F4-5.6 (大いに推薦) : このレンズは最も驚いたレンズだ。光学性能は低価格な望遠レンズとしてはとても良好だ。いくらかの周辺光量落ちと四隅の甘さはあるが、私はこのレンズをサファリで動物の撮影に使用し、大きな問題は感じ無かった。レンズの作りは良好。
- パナソニック 20mm F1.7 (推薦) : 光学性能では特別に素晴らしいという程ではなく、良好ではあるが、傑出したものではない。AFも期待していたほどの速さではなかった。ボケ味は"良い"のレベルで素晴らしいとは言えない。しかし、このレンズは唯一の明るくAFが利く標準レンズで、すべてのユーザーが持つべきレンズだろう。レンズの作りは良好。
- パナソニック Leica 45mm F2.8マクロ (推薦しない) : このレンズは、いくつかの部分で私の期待には沿わなかった。光学性能は素晴らしく、マクロ性能にも問題はなかった。問題はフォーカスだ。AFが非常に遅く、コンティニュアスAFで使うととても神経質だ。マイクロフォーサーズボディによるMF操作は、それこそ楽しくない。私は正確なピント合わせのためにしばしば格闘し、近距離になるほど苦労が増した。レンズの作りは極めて良好。
ニコン使いとして知られているThom Hogan氏ですが最近はNEXやマイクロフォーサーズのレビューが多いようですね。ここでは、45mmマクロのピント合わせが非常に難しいという指摘があるのが気になるところですが、これは他のレビューではあまり見られない指摘のように思います。実際のところどうなんでしょうか。
三桁FT待ちW
おそらく、フォーカスアシスト(拡大機能)を使わない方なのでしょうね。
MFTでピント合わせに苦しむ事があるとは思えません。
tencho
たしかに45mmはAFが遅く感じることがあります(しかも他のレンズと比べてピンを外すことも多い)
フォーカスリミットのスイッチついてる意味があまり感じられません
ただ、絵はすこぶる好みなので20mmと並んで使用頻度の高いレンズです
一番の欠点は、値段じゃないですかねw
おーなーず
AFは決して速いとは言えませんが、そもそもマクロなんで個人的には速さはそれほど気にすることはないと思っています。
いままでマクロはタムロン90mmしか使ったことがありませんが、この45mmマクロはボケ味を含め写りは極めて良いですね。
確かに価格が高いのが欠点かもしれませんね。