デジタル一眼レフの動画は将来は大型センサーの動画専用機に移行する?

写真家のThom Hogan氏が、デジタル一眼の動画機能は専用のビデオカメラに移行するという記事を書いています。

DSLR with video has no future. The future are videocameras with larger sensors (says Thom Hogan)
(※以下、Sony Alpha Rumorsのまとめより引用)

  • 4月21日にソニーの驚きの120fpsのCMOSセンサーを紹介したが、多くの読者はこのセンサーがビデオカメラ用でα用ではないことを理解していないことに気付いた。Thom Hogan氏はこの件(新型センサー)について次のように説明している。
     
    「このセンサーは垂直2160ピクセルで、正確に1080pの2倍であり、水平はほぼ正確に4倍だ。私にはこのセンサーは徹底したビデオ用センサーのように見える。他の仕様(60fps 14ビット出力、120fpsの最大速度)もこれを裏付けている」
     
    「最終的にはどうなるのか。デジタル一眼の動画は極めて妥協したもので、ハイアマやプロ用の機材としては影が薄くなるだろう。ソニーもパナソニックも今や、デジタル一眼よりももっと有望な大型センサーのビデオ製品がある」
     
    「これらの製品は動画に最適化されたセンサーによってデジタル一眼の動画を、完璧に打ち負かす。デジタル一眼の動画は1080pや720pをラインスキップやサブサンプルで作り出すので画質が低下するが、専用の大型センサーなら問題はおきない。新型のNEX-FS100Eの出力はデジタル一眼の動画よりも著しく良好だ。真剣に動画に取り組むなら、どうしてデジタル一眼で妥協するだろうか? 加えてFS100Eは最初からビデオカメラの形状をしている」

 

デジタル一眼の動画機能がこのまま発展するのか、パナソニックのAG-AFやソニーのNEX-FSシリーズのような専用機に移行するのかは興味深いところですね。コンデジやエントリーモデルでは、アマチュアが気軽に使う機能として、引き続き動画機能が発展すると思いますが、ハイエンド機やプロ用機ではどうなることでしょうか。