パナソニックが回折光学素子を使用した望遠ズーム(45-190mm F4-5.6)の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、パナソニックの回折光学素子を利用したズームレンズの特許が紹介されています。

・Panasonic 45-190mm F4.0-5.6 の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • パナソニックが、45-190mm F4.0-5.6の望遠ズームレンズに関する特許を出願中。このレンズは回折光学素子を採用しており、小型化を実現している。45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.が、マイクロフォーサーズの名の相応しいコンパクトなレンズとしてリニューアルされるのかも。
  • 第1レンズ群の第3レンズに、物体側に回折構造を設けた複合型回折光学素子を採用する。第5レンズ群が移動するインナーフォカース。第3レンズ群は手振れ補整用。
  • パテントにある実施例からフランジバックを引くと製品の全長は8cm程になるので、現行品45-200mmの約10cmよりも少しだけ小さくなるよう。45-190mmはかなり高性能で、単焦点レンズだと言われても納得しそう。

 

回折光学素子を使ったレンズは、キヤノンがDOレンズとして実用化していますが、パナソニックもこれに続くのでしょうか。換算90-380mmで全長8cm程度というスペックは、このまま製品化されればかなり魅力的ですね。

ただ、キヤノンのDOレンズ(70-300)はかなりのクセ玉(逆光でコントラストがかなり落ちる、妙な形のゴーストが出るなど)なので、この辺りの特性がどうなるのかが気になるところです。