ニコンD5100のダイナミックレンジはD5000よりも1段分、Kiss X5よりも2段分優れている

DxOMarkに、センサーベンチマークを元にしたニコンD5100のレビューが掲載されています。

Nikon D5100 DxOMark Review

  • ソニーの1600万画素センサーは、搭載されているボディの種類にかかわらず常に目覚しい性能を示しており、K-5、D7000、α580のすべてが共通して際立った数値(特にダイナミックレンジ)を示している。D5100にも同じことを期待したい。
  • 予想通り、(DxOMarkの)すべての測定値はD5000よりもD5100が優れている。総合点は72点から80点に飛躍しており、色再現、ダイナミックレンジ、高感度のすべてのスコアが向上している。ダイナミックレンジの改善は(D5000と比べて)1段分以上で、高感度のスコアは1/3段改善し、ISO868から1183に飛躍している。
  • SN比はD5100がD5000より優れており、この違いは高感度性能を改善している。D5100のダイナミックレンジは予想通り、実に高い値で、特に低感度では優れている。ISO400-3200の間ではD5100とD5000のダイナミックレンジにほとんど差はない。階調と感色性もいくらか改善しているが、ダイナミックレンジほど顕著な改善ではない。D5100とD7000を比較すると、スコアはほとんど同じ。
  • D5100の最大のライバルは最近発表された600D(Kiss X5)だろう。両機はほとんど同じ価格だ。しかし、(DxOMarkの)スコアは明らかにD5100を支持している。D5100はすべての項目で600Dより優れており、特に低感度でのダイナミックレンジが最も重要な違いの1つ。ISO100では2段分D5100が優れており、これは実に大きなアドバンテージだ。他の項目でもD5100が600Dよりも優れているがその差は重要なものではない。
  • 予想通りD5100は素晴らしいスコアを示した。ニコンは実に強力なカメラを作り上げており、これは明らかにキヤノンの最新製品をしのいでる。

 

D5100は定評のあるソニーの16MPセンサーを採用しているので、同じセンサーを採用するK-5やD7000、α580同様、極めて高い評価となっています。D5000の12MPセンサーも当時はとても優秀なセンサーでしたが、このセンサーと比べて16MPセンサーがダイナミックレンジで1段分以上改善しているというのはすごい進化ですね。

Kiss X5は発売は最近ですが、センサーは少し古くなってきているので、次の新型センサーでの飛躍に期待したいところです。