パナソニックLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 は標準レンズとしては高価だが素晴らしい性能

PHOTOGRAPHY BLOGに、LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. のレビューが掲載されています。

LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH

  • 大口径の標準レンズとしては、極めて軽量コンパクト。レンズは多くのプラスチックの部品で出来ているが、マウントは金属製。マウント周囲にラバーシール(防滴)はされていない。大きくて有用なレンズフードが付属するが、レンズに逆向きに取り付けられないので、しまう際に支障がある。
  • AFはほとんど無音で、新型のG3との組合せではAFは非常に速い。フィルター枠が回転しないのは、偏光フィルターやグラデーションフィルターを使うユーザーには朗報だ。MFはモーター駆動で、とても自然な使用感。フォーカスリングは十分以上の幅がある。
  • 色収差は、コントラストのある輪郭部分に紫とブルーの色ズレが見られるが、目立つのは、(背後に他の被写体が)ほとんど何も無い部分のみだ。
  • 周辺光量落ちは、開放では周辺部に多少見られる。
  • 7枚羽根の絞りを採用しており、少なくとも我々の見解では、ボケ味はとても素晴らしい。
  • 実写での解像力テストは、中央はF2.8でベストの解像力。一方周辺部はF4からF11の間で許容範囲内の解像力だ。
  • 光学性能は素晴らしく、中央部は開放からシャープで、周辺部もF4まで絞ればシャープになる。色収差はほとんど完全に補整されている。プレミアム価格から期待されるように、造りのクオリティは素晴らしい。599.99ドルの価格は、換算50mmのレンズとしては確かに高価だが、素晴らしい性能やクリーミィーなボケ味を考えると、この価格は概ね理にかなったもので、大口径標準単焦点を辛抱強く待っていたm4/3ユーザーにとってよい投資になると思う。

 

サンプルでは開放付近ではややソフトな感じですが、絞れば周辺部までシャープな描写になるので、大口径の単焦点らしく絞りによる描写の変化を楽しめそうなレンズですね。

ボケ味は、他のレビューではややうるさく見えるサンプルもあったようですが、ここに掲載されているサンプルはとてもスムーズで好印象です。