・Sony 回折限界を超える技術に関する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)
- ソニーが回折の限界を超えて解像度を高める技術に関する特許を出願中。デジタルカメラの画素数が更に増えて画素ピッチが狭くなっても、回折現象を気にしないで絞り込むことが出来そう。
- 回折限界は要はF値を絞ると解像度が低下する現象。回折の問題を回避するには、分解能の計算式から導くと、使用する波長λは決まっているのでそのまま。つまり屈折率nを大きくするか、入射角(F値)を大きくすれば分解能を小さく出来る。
- ソニーの特許はレンズとイメージャーの間に、屈折力の高い光学材料をはさんだというもの。欠点はレンズ交換式システムに使えないこと。 Fujifilm X100やSigma DPシリーズのような一体型、Ricoh GXRのようなレンズと撮像素子が一体になったカメラでないと適用出来ない。
回折による解像力の低下は、可視光線を使って撮影する限り、どうにもならないものかと思っていましたが、工夫次第で改善することができるんですね。
最近では、回折の影響のために、特にコンパクトカメラはあまり絞れなくなってきているので、この特許の技術を使って自由に絞れるようになれば、表現の幅が広がりそうです。
browsemen
「近接場光とは、特殊な状況下で見られる“光のしずく”の事です。この微細な光を使うと「回折限界」を超えて、光の波長より小さな物質を観察する事ができます。」との事です。
http://web.canon.jp/technology/s_labo/light/004/01.html
また、メタマテリアルは「分解能の限界や回折限界の突破が可能とされ、超高分解能レンズ、光ファイバー、バンドパスフィルタ、新種のレンズ・アンテナ、透明化技術(光学迷彩)などへの応用が期待されている。」との事です。「さらに身近なところでは、比透磁率を大きくできれば、レンズを格段に薄くすることができる。屈折率が5倍のメタマテリアルでレンズをつくれば、厚さを5分の1にできる。もちろん、カメラなどさまざまな光学機器に使われているレンズの小型・軽量化も実現できる。屈折率が大きいメタマテリアルは、いろいろな方面で極めて大きな需要が見込まれている。」との事なので、何か凄そうです。
http://www.riken.jp/r-world/info/release/news/2009/apr/frol_01.html
atata
顕微鏡の、油浸法とおなじ。
すい
一眼レフ機にこの技術が活かせないのが惜しいですねぇ。
それにしても最近のソニーはとても活発的で期待します
inu
なんだったか半導体の世界の液浸リソグラフィとか言う技術もこんなんだったような気がします
そう言う意味ではやっぱりソニーらしい思い付きなのかな
後玉とセンサーがほぼ密着しているような状況だと活きて来るのでしょうね、携帯電話とか
ただ高屈折率の材料内では波長によって光速に差が生じるからレンズでまげてさらにメタマテリアルで曲げてってやると色の情報が…
半導体なんかは単一波長だから良いんでしょうが
そのへんどう乗り越えるつもりなのか興味がありますね