ソニーが回折限界以上に解像度を高める技術の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ソニーの回折限界を超えて解像度を高める技術に関する特許が紹介されています。

・Sony 回折限界を超える技術に関する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ソニーが回折の限界を超えて解像度を高める技術に関する特許を出願中。デジタルカメラの画素数が更に増えて画素ピッチが狭くなっても、回折現象を気にしないで絞り込むことが出来そう。
  • 回折限界は要はF値を絞ると解像度が低下する現象。回折の問題を回避するには、分解能の計算式から導くと、使用する波長λは決まっているのでそのまま。つまり屈折率nを大きくするか、入射角(F値)を大きくすれば分解能を小さく出来る。
  • ソニーの特許はレンズとイメージャーの間に、屈折力の高い光学材料をはさんだというもの。欠点はレンズ交換式システムに使えないこと。 Fujifilm X100やSigma DPシリーズのような一体型、Ricoh GXRのようなレンズと撮像素子が一体になったカメラでないと適用出来ない。

 

回折による解像力の低下は、可視光線を使って撮影する限り、どうにもならないものかと思っていましたが、工夫次第で改善することができるんですね。

最近では、回折の影響のために、特にコンパクトカメラはあまり絞れなくなってきているので、この特許の技術を使って自由に絞れるようになれば、表現の幅が広がりそうです。