サムスンの中判カメラは研究用に開発したもので発売する計画はない

MegaPixelに、サムスンイメージングのSungrok Kim氏のインタビューが掲載されています。

Interview with Samsung - June 2011 (via Photo Rumors

  • (2011年のミラーレス機の市場について) 今年はオリンパス、パナソニック、ソニー、つい最近ではペンタックスのコンパクトシステムカメラ(レンズ交換式ミラーレス)が登場した。来年は、キヤノンとニコンがこの市場に参入するかもしれない。サムスンにとって新しいコンパクトシステムカメラ市場は、ビジネスを拡大するよい機会だ。
  • (数週前に出回った中判カメラの写真について) 我々は中判カメラを開発する技術を持っているが、中判は我々の市場ではないので、参入するつもりはない。サムスンは大きな市場に焦点を合わせている。我々はハッセルブラッドやライカのようなニッチな製造業者ではない。写真の中判カメラは、将来の技術の研究のために社内用に開発したもので、発売する計画はない。同じようなことをレンズでも行っており、例えば、1000mmの天文用のレンズを開発しているが、これも社内用だ。
  • (マイクロフォーサーズに参入する考えについて) ない。我々は、m4/3に対してアドバンテージを持つAPS-Cセンサーを使用している。

 

中判と国内のミラーレス市場に関係しそうな部分だけを抜粋しました。以前、サムスンが中判に参入するという噂が流れていましたが、どうやらこれは誤報だったようです。この噂にあった「シンプルで安価な中判カメラ」というコンセプトは面白そうだったので、これは少々残念ですね。

それから、キヤノンとニコンが来年、レンズ交換式ミラーレス機の市場に参入するかもしれないという話が気になるところです。ニコンはそう遠くないうちにミラーレス機を発表すると予想されていますが、キヤノンがどう出るのか興味深いですね。