パナソニックがセンサー上のミラーで位相差AFを実現する特許を出願中

エンジニアの嗜みで、パナソニックが出願しているセンサー上のミラーで位相差AFユニットに光を送り届ける技術に関する特許が紹介されています。

・Panasonic 反射ミラーを組み込んだ撮像素子の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • パナソニックが、撮像素子に反射面を設けることで位相差AFを実現する技術に関する特許を出願中。この技術を使えば、ミラーレス機でありながら一眼レフと同等のAFを実現することが出来る。
  • パナソニックの特許:表面照射型の場合、画素と画素の間に反射面を設け、位相差AFセンサーがその反射光を受光する。裏面照射型の場合、撮像素子の裏に位相差AFセンサーを設け、一部の画素では配線を行わず(撮像として使えない)、入射光を透過させる。
  • パナソニックの特許を使えば、μ4/3ボディと4/3レンズとμ4/3レンズ、4/3ボディと4/3レンズで、高速にAFを行うことが可能で、動画中のAFも可能になる。

 

センサーの表面にごく小さなミラーを付けて、位相差AFユニットに光を送り届けるというのは、面白いアイディアですね。センサー上にミラーを作るのは大変かもしれませんが、像面位相差AFに比べるとセンサー自体の構造はシンプルになりそうです。

また、裏面センサーの方の特許にある、「一部光を透過する撮像センサーの後ろに位相差AFユニットを置く」という発想も面白いですね。パナソニックは、今後はコントラストAF一本で勝負するのかと思っていましたが、ひょっとすると位相差とのハイブリッドAFの採用もあり得るかもしれませんね。