ソニーα65のファインダーはEVFに大変革をもたらすもの

LUMINOUS LANDSCAPEに、ソニーα65とα900の比較レビューが掲載されています。

Sony A65

  • 240万ドットの有機ELのEVFは、フルサイズ以外の他のほとんど全てのカメラのファインダーに対して明確なアドバンテージがある。もちろん、EVFとOVFにはそれぞれ良い点・悪い点があるが、あなたが過去の経験からEVFが好きでないなら、販売店でこのEVFを見てみるべきだ。ソニーの新しいEVFは考え方を根本から変えるもので、小さく暗い一眼レフのファインダーと比べて好ましい。しかし、α900のようなファインダーと比べると、また別の話で、α900のファインダーは最高に素晴らしい。
  • α65のキットレンズ(18-55mm F3.5-5.6)は100ドルの追加で購入できるが、安価でもこのレンズは推薦しない。予算が無ければ無いよりはマシだが、α65の実力が発揮できない。
  • 操作性はジョイスティックや上面液晶、2つのダイヤルのあるα77の方が明らかによいが、シャッターレスポンスはα77同様極めて良く、シャッターラグはこれまでで最短だ。
  • 高感度ノイズはISO100-1600まではどのようなサイズのプリントでも基本的にノイズは目立たない。煩わしいノイズが見え始めるのはISO3200からだが、実際のプリントでは13×19インチのサイズでもISO6400までは問題にならない。
  • 同じ2400万画素機のα900との比較では、等倍で見るとISO100でさえα65は少しノイズが多いが、α900はノイズフリーだ。ISO400ではα900も等倍表示でノイズが見え始め、α65は既にかなりノイジーだ。ISO1600ではα65は等倍では極めてノイジーだが、プリントではそれほど目立たない。全体としては、α900のほうがノイズは1段半ほど少ない。
  • α65はとても訴求力のあるカメラで、α77よりも500ドル安いが画質は全く同じだ。α65は小さく軽く、アマチュアに必要な全ての機能を搭載している。価格も大きさ・重さも問題にならないなら、α77の堅牢性と機能は値打ちがあるものかもしれないが、α65は最先端の一眼レフを探している大部分の人を満足させると思う。

 

ソニーの新しいEVFはこれまでのEVFとは別次元の画質を実現しているようで、フルサイズ機を除く一眼レフのファインダーよりも良いという高評価になっています。ただ、α900のファインダーは輪をかけて素晴らしいようなので、EVFがこのレベルになるにはまだ少し時間がかかかるかもしれませんね。

高感度ノイズは、以前、中国のサイトが行っていた検証の結果とは逆に、α65(ファームは1.02)の24MPセンサーよりもα900の24MPセンサーのほうがノイズが少なく、1段半分差が付いているという結果になっているのが気になるところです。