Nikon 1のCXフォーマットは完璧にバランスが取れたセンサーサイズ

Amateur Photographerに、ニコンUKのプロダクトプラニングマネージャーのインタビューが掲載されています。

Nikon: We do not fear a Canon CSC (interview)

  • 先日、Nikon1 コンパクトシステムカメラを発表して憶測に終止符を打ったライバルのニコンと異なり、キヤノンはこの市場(コンパクトシステムカメラ市場)での意思をまだ明確にしていない。

    Nikon V1とJ1は、マイクロフォーサーズよりも小さな10.1MPのCMOSセンサーを特徴としている。CXフォーマットのセンサーは13.2x8.8mmだ。Amateur Photographerのインタビューで、ニコンUKのプロダクトプラニングマネージャーのクサカリケン氏は、センサーの物理的なサイズについて擁護している。

    キヤノンのより大型のセンサー(例えばAPS-C)を採用したCSC(コンパクトシステムカメラ)の発売を懸念するかどうか尋ねると、クサカリ氏は我々は心配していないと述べた。ニコンの新しいシステムは、システムのサイズと、速度、感度、解像度、被写界深度の間で完璧なバランスを提供していると主張している。

    センサー開発を担当しているニコンジャパンのジェネラルマネージャーであるモリヨシゾウ氏は、より大きなセンサーでは高速な画像処理ができなかった、つまり、スマートフォトセレクターのような機能は搭載できなかったと述べている。

    今年の初頭に、キヤノンヨーロッパのRainer Fuehres氏は、キヤノンもCSCを発表する必要があるとAmateur Photographerに述べている。Fuehres氏はキヤノンは現行のコンパクトや一眼レフの販売に問題は無いと説明したが、CSCの可能性について除外しておらず、キヤノンがこの市場に参入するという推測に油を注いだ。

    ニコンUKのプロダクトマネージャーであるSimmon Iddon氏は、ニコンがDXとFXフォーマットの一眼レフを続ける計画であることを確認している。

 

1インチセンサーの採用は、ニコンとしては考え抜いた末の決断だと思いますが、この選択が、将来、吉と出るか凶と出るか気になるところですね。

また、ニコンは小さなセンサーを採用した理由の1つに高速な処理を挙げていますが、APS-Cやm4/3のセンサーの読み出し速度ではまだ足りないということなんでしょうか。後は、思わせぶりな発言をしているキヤノンの動向が気になるところです。