PENTAX Qは小型センサーながら画質でも健闘している

Techradarに、ペンタックスQのレビューとサンプル画像が掲載されています。

Hands on: Pentax Q review

  • ボディはマグネシウム合金で、ハイクオリティな造り。小さなグリップは、しわのあるゴム引きのような塗装で、ホールディングには安心感がある。背面のボタン操作は、指が太いと少々苦労するかもしれない。
  • RAW+JPEGの同時記録はベーシックなSDカードでは6秒かかり、高速なSDカードでは3秒に短縮したが、それでもまだ少々じれったく感じる。RAWかJPEGどちらかで保存するなら、ずっと快適だ。
  • 解像力チャートでは、最高画質のJPEGで、中央部は22前後まで解像している。
  • JPEGのS/N比のテストでは、ISO200-800では他機種よりも若干低い値だが、概ねPowerShot G12、Lumix GF3と互角の値。ISO1600以上では、GF3やNEX-C3とほとんど差はない。
  • RAWのS/N比のテストでは、G12に肩を並べる。ISO1600まではGF3のほうが少し良好だが、それ以上の感度ではQのほうがGF3よりもS/N比が高い。
  • JPEGのダイナミックレンジは、GF3よりもQのほうが少なくとも1EVは広く、G12とは同等。
  • RAWのダイナミックレンジは、GF3とG12よりもQのほうが少なくとも1EV広く、NEX-C3に近い値。
  • Qは小型化・携帯性のよさを目的としているが、G12よりも小さいセンサーながら、画質で目一杯がんばっている。

 

DxO AnalyzerによるダイナミックレンジやS/N比のテストでは、Qは1/1.7インチセンサーのG12や、m4/3のGF3を相手に互角の成績になっています(グラフはこちら)。後処理が可能なJPEGだけでなく、RAWでも健闘しているのが興味深いところですね。

あと、サンプルを見る限りでは、ボケコントロールモードは、決まったときは結構使えそうですが、はずすとかなり奇妙な写真になってしまうようなので、念の為に何枚か撮っておいたほうがいいかもしれませんね(サンプルはこちら)。

 

[追記] Photography Blogに、PENTAX Qのサンプル画像が多数掲載されていますので、こちらも参照してみてください。

Pentax Q Photos