パナソニックLumix G 20mm F1.7は絞り開放から素晴らしい解像力

ePHOTOzineに、パナソニックLumix G 20mm F1.7 ASPH.のレビューが掲載されています。

Panasonic 20mm f/1.7 Lumix G Micro Four Thirds Lens Review

  • 鏡筒はハイクオリティなプラスチック製で、ゴム引きのフォーカスリングは軽い抵抗があり、マニュアルフォーカスは容易。フィルター枠は回転しないので、偏光フィルターやグラデーションフィルターの利用に便利だ。AF速度は良好で、AFの作動音はほとんどしない。
  • 中央の解像力は、絞り開放から既に素晴らしい値(excellent)で、周辺部もとても良好(very good)だ。F4まで絞ると、周辺部の解像力も素晴らしい値(excellent)になり、中央はズバ抜けた値(outstanding)になる(テスト機は全てG3)。
  • 倍率色収差は良好に補正されている。絞ると周辺部で大きくなるが、最も悪い値のF16でさえ、十分に低いレベルで、大きなプリントでもほとんど問題はない。
  • 周辺光量落ちは、絞り開放で1.71EVでまずまず良好だ。F2.8まで絞ると実質的に均一になる。歪曲は0.405%のわずかなタル型で、実写ではほとんど問題ない。歪曲の形は整っているので、もし必要なら、後処理による補正も容易だ(周辺光量落ちと歪曲はJPEGでは自動補正されるので、目立つのはRAWで撮影したときだけだ)。
  • 逆光では、光源を画面内に入れたときでさえまずまずのフレア耐性があるが、コントラストは顕著に落ちるので、このような状況では注意したほうがいい。
  • このレンズはシャープでコントラストが高く、AFも速く、そしてm4/3機とのコンビネーションでポケットに十分入るほどコンパクトだ。全体的に見て、この性能でこの造りなら290ポンドの価格は悪くない。
  • 良い点:素晴らしい解像力、高速なAF、良好な造り、コンパクト設計。
  • 悪い点:逆光時にコントラストが落ちる。

 

m4/3ユーザーの間で好評のパンケーキレンズですが、ここでも性能は5点満点(総合評価は4.5点)の高い評価となっています。解像力は周辺部まで高い値で、この大きさから想像する以上の光学性能という印象です。サンプルでは遠景でも周辺部まできちんと解像していて、風景の撮影でも活躍してくれそうなレンズですね。