パナソニックGX1の開発陣のインタビューが掲載

Photography Blogに、パナソニックUKプロダクトマネージャーのBarney Sykes氏と、パナソニックジャパン上級プラニングマネージャーのウエマツミチハル氏のインタビューが掲載されています。

Panasonic GX1 Interview

  • (GX1は単なる新機種かそれとも新しいカテゴリのカメラなのか?)本質的に新しいカテゴリのカメラだ。GFシリーズは、よりコンパクト・スタイリッシュで大衆市場向き。GX1はオリジナルのGF1を置き換える製品として販売される(Sykes氏)。
  • (プレミアム機にEVFを内蔵する考えはあるか?) EVFを内蔵すると我々のターゲットとする人々の価格帯から離れてしまうかもしれない。そして、すべての人がファインダーを欲しているわけではない(Sykes氏)。
  • (日本では箱型ボディへのEVF内蔵を真剣に検討しているか?)もちろん将来的には考えている。私は個人的にGX1の大きさが好みで、もし、この中にEVFが入れられればそれが最高の解決方法だ(ウエマツ氏)。
  • (GX1の主要なライバルは?)おそらくソニーのNEX-5だ。E-P3もそうだ。このカメラはNEX-7をターゲットにはしていない(Sykes氏)。
  • (センサーサイズについて)高感度性能を考えると、もちろんより大きなセンサーがより高性能だが、我々は高感度のことだけを考えているわけではない。画質は光学性能との連携で考えるべきだ。ソニーのAPS-Cセンサーはより大きいが、大きなセンサーと短いフランジバックの組合せは周辺部の画質にあまりよいシチュエーションではなく、ときに、中央よりも周辺部がかなり低い解像力になっている。マイクロフォーサーズは、光学的な面とセンサー性能のバランスが非常に良好だと考えている(ウエマツ氏)。APS-Cセンサーではレンズが大きく・重くなりすぎてしまい、コンパクトなボディにフィットしない(Sykes氏)。
  • (液晶モニタのチルトについて)一番優先度が高いのは液晶の解像度を上げることだ。チルト機構はGFシリーズにより適していると思う(Sykes氏)。多くの課題があるが、リソースは限られている(ウエマツ氏)。
  • (有機ELのモニタについて)現在考慮中だ。
  • 我々はGH2の改善に取り組む必要がある。レンズは12-35mmと35-100mmを来年に出すが、2~3本の鍵となるレンズが欠けていると感じている(Sykes氏)。

 

原文はかなり長いので、ごく一部だけ抜粋しました。GF/GXタイプのEVF搭載機に関しては、将来的には検討しているということなので、NEX-7の対抗機となるようなm4/3機が欲しい方にも望みはありそうです。

レンズに関しては、キーとなるレンズが欠けていると認識しているようなので、発表済の2本の大口径ズーム以外にも何か新しいレンズが登場するかもしれませんね。広角や中望遠などの単焦点レンズでしょうか?