高付加価値路線のAマウント機には透過光ミラーを積極的に採用する

デジカメWatchに、ソニーの勝本徹氏のインタビューが掲載されています。

インタビュー:ミラーレスの「今」と「これから」【ソニー編】

  • ソニーは、11月7日から生産を再開させているが、規模はごくごく小規模でやっと作り始めたという状態。 α65、NEX-7、NEX-5Nは12月中の再出荷を予定している。
  • 出来のよいOVFは、もちろん見やすいが、レンズを通したそのままの風景しか見せることができない。OVFの見栄えに近づきつつ、撮影前に撮影後のシミュレーションや各種インフォメーションを伝えることができるEVFの利点を活かしたいと考えている。
  • カムコーダーを使ってきた方には電子ビューファインダーは違和感がないので、静止画のカメラしか経験のない方にもいずれ(EVFに)慣れていただけると思う。
  • (今後のAマウント機について)全機種にはならいないまでも、高付加価値路線のモデルに関しては、トランスルーセントミラーテクノロジを積極的に採用していきたいと考えている。
  • Eマウントは、もともと"コンパクトな一眼をやりたい"というところから出発しているので、そこを追求していく。もっと小さいレンズが欲しいという要望があるの理解しているので、何か解決策を考える。同じセンサーサイズでも、より小さなレンズを設計できるようになると見込んでいる。
  • 静止画に関しては、"撮る前にどれだけ結果を把握しやすいものにするか"を追求していきたい。

 

別工場でのデジタルカメラの代替生産が始まったとはいえ、生産量はかなり限られるようですね。ソニーの新型機は、しばらくの間、手に入りにくい状況が続くかもしれません。

また、勝本氏によると、将来のAマウント機は高付加価値路線のモデルは透過光ミラー機(EVF機)になるということなので、OVF機が残ったとしても海外向けの一部のモデルだけになる可能性が高そうですね。

あと、大きいと指摘されることが多いNEXのレンズですが、将来的に小型化されるようです。m4/3は沈胴やパワーズームでレンズ小型化していますが、NEXがどのような方法で小型化してくるのか注目したいところです。