・Canon 300mm F4 にラジアル型屈折率分布素子を用いて高性能化する特許(※引用元サイトは閉鎖されています)
- キヤノンが300mm F4、50mm F1.2、24mm F2.8の特許を出願中。ラジアル型屈折率分布素子と呼ばれる硝材を用いて、色収差の補正を効果的に行ったフルサイズ対応の単焦点レンズになる。
- ラジアル型屈折率分布素子とは: 光軸と垂直な方向に屈折率が変化する。光線はレンズの境界面とレンズ内の両方で屈折する(色収差が発生する)。屈折率分布が適切であれば色収差を補正可能。球面や非球面ではなく、平面(平板ガラス)でも良い(加工が楽)。
- 特許技術は、中心と周辺で屈折率が異なる硝材を用いて、更に光学設計の計算を最適化することで色消しを行うというもの。
- 300mm F4: (最前面の硝子は)保護ガラスのようだが、実はこれがラジアル型屈折率分布素子。300mm F4の性能は別次元。
- 50mm F1.2: 非点収差の開きがちょっと気になる。二線ボケの原因にならないと良いのだが。
- 24mm F2.8: 像面湾曲が目立つかもしれない。 特許の例だとAFが遅いと思うので、もう一工夫といったところ。
中心と周辺で屈折率が異なる硝材を使って色消しを行うなどということができるんですね。元記事のレンズ構成図を見る限りでは、300mmの最前面にあるラジアル型屈折率分布素子は、保護ガラスにしか見えませんね。この新硝材を使った300mmの性能はかなり優秀なようなので、製品化に期待したいところです。
パックマン
EF300ミリF4ISは首を長くしてリニューアルを待っています。何と1997年の発売で、手振れ防止も2段までしか効かないなんて、今更買えないでしょ。ニコンなんかVRもなし。こっちも買えないよね。どっちか先に出した方に跳び付く予定。
ハマナス
キヤノンの新サンヨン候補と言えば同じえがみさんとこで紹介されていた
電気光学素子を手振れ補正系としたものも気になりますね・・・早く製品
となって手にとってみたいものですね。
菜梨
「ラジアル型屈折率分布素子」とやらの製造コストがわかりませんが
サンヨンの導入例でG1に位置付けられてることを考えるとそれなりに
ローコスト・高耐久性なんでしょうか。
24/2.8ISの噂が出たこともあり今度の24mmがどういう光学設計に
なっているかによってこの特許の導入が現実的かどうかの一つの
判断材料になりそうです。
サンヨンの更新は私も首を長くして待っている一人なので是非今年中に
お願いしたいところです。