ニコンがAPS-Cミラーレス機用の18-55mm F4-5.6の特許を出願中

エンジニアの嗜みで、ニコンのAPS-C用のイメージサークルを持つミラーレス用の標準ズームの特許が紹介されています。

・Nikon 18-55mm F4-5.6 APS-Cミラーレス用レンズの特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • ニコンが18-55mm F4-5.6 APS-Cに対応するミラーレス用レンズの特許を出願中。像面位相差AFなら先行するAPS-Cミラーレス各社に対抗出来る製品になるかもしれない。
  • レンズ構成は9群12枚、非球面2面2枚、バックフォーカス27.12mm、4群ズームレンズ。第4レンズ群を工夫(正正負で構成、射出瞳を著しく短くせずバックフォーカスを短縮)。
  • デジタルの特性に合わせてバックフォーカス(以下、BF)を長く、と宣伝されていた時代が懐かしいものだ。最近では研究等が進み、射出瞳だけを撮像素子から離することで、BFを長くする必要がなくなった。しかし今回の特許だと、BFが27.12mmなので相対的に長め。

 

ニコンは一眼レフはフルサイズのFXとAPS-CのDX、ミラーレスは1インチのCXというラインナップで行くのかと思っていましたが、APS-Cミラーレス用のキットレンズ(?)の特許があるということは、APS-Cのミラーレス機を予定しているんでしょうかね。

ただ、バックフォーカスが27.12mmというのは、一眼レフ用には短すぎ、逆にミラーレス用には長めで、少々中途半端な長さのように思います。ニコンがこのレンズを何に使うつもりなのか気になるところですね。