キヤノンが可変式アポダイゼーション・フィルターでボケ味をコントロールする特許を出願中

エンジニアの嗜みで、キヤノンの形状可変素子を使って美しいボケ味を実現する2本のレンズ(135mm F2.8と180mm F3.5)の特許が紹介されています。

・Canon 135mm F2.8 Apodization の特許(※引用元サイトは閉鎖されています)

  • キヤノンが135mm F2.8と180mm F3.5の特許を出願中。電気駆動方式によって可変式のアポダイゼーション・フィルター(apodization filter)を実現し、美しいボケ味をコントロール出来るようだ。
  • キヤノンの特許:形状可変素子。電圧の印加により、界面の形状を変化させる。アポダイゼーション効果を得る。屈折力、アッベ数を変化させる。
  • アポダイゼーションはミノルタ(ソニー)の135mm F2.8(T4.5)STFに使われている。アポダイゼーションも可変式の素子も既知の技術だが、キヤノンは収差変動の低減を行い、高性能化を図ったようだ。

 

キヤノンからもSTFのようなボケ味を重視したレンズが登場するかもしれませんね。特許のレンズは、電気駆動によってフィルターの効果を調整できるようなので、もし製品化されれば、レンズのボケ味を極めたい方にとってはとても興味深いアイテムになりそうです。