CanonがシネマEOSの廉価機「EOS C100」と4K対応のハイエンド機「EOS C500」を正式発表しました。
・Canon announces EOS C100 professional video camera (dpreview)
- キヤノンは、プロ用ビデオカメラシネマEOSシリーズの廉価機となるEOS C100を発表した。C100は個人の映像作家向けに造られており、より小さなパッケージに、8.3MP Super 35mmイメージセンサーを含むC300の同様のコアテクノロジーが採用されている。
EFマウントの採用は、シネマEOS用のレンズだけでなく、キヤノンの全ての一眼レフ用のレンズと互換性があることを意味している。C100は1920x1080のフルHD動画を、24MbpsのビットレートでSDカードに記録する。
ISO範囲は320-20000で、非圧縮の動画を外部のレコーダーにダイレクトに出力することができる。C100の発売は2012年11月で、価格は7999ドル。
・Canon unveils EOS C500 4K cinema video camera and four lenses (dpreview)
- キヤノンはプロ用の4K出力のビデオカメラEOS C500を正式に発表した。C500は4K RAW動画記録が可能で、圧縮4Kでは120fpsまでのフレームレートが設定できる。4:4:4 Y'CbCrクロマサブサンプリングの12bitの2K動画も記録可能だ。C500の価格は30000ドル前後になるだろう。
EFマウントのCN-E15.5-47mm T2.8 L S 、CN-E30-105mm T2.8 L S、そして同じ光学系のPLマウントレンズの登場も確認している。
キヤノンがEOS C100と、以前に開発発表されていたEOS C500の2機種のシネマEOSを正式発表しました。C500は一般のアマチュアの手が届かない価格帯の機種ですが、4K RAW動画や4Kで120fpsなど、さすがにすごいスペックが並んでいますね。
シリーズが開始されたばかりのシネマEOSですが、早くも3機種のボディと多くのレンズが発表され、かなり早いペースでシステムが展開されているという印象です。
ぎゃーとる
「EOS C100」は「NEX-FS700」とぶつかる価格帯なのに性能が微妙すぎるような・・・。これならFS-700買うよねみんな。
まあ、FS-700もBMCCに比べれば機能的に微妙な上に凄く高い感じがするけど。
暗箱鏡玉
キヤノンはEF系交換レンズ群を中心(核)として35mmフルサイズ~の多様な画面サイズの静止画(写真)・動画全般に亘る
デジタル映像機器の壮大な(?)システムの構築を進めているのでしょうか。
nanamu
とりあえずですが、C300の予備機にC100を買ってみます。個人ユースなのでC500にはさすがに手が出ないです・・・。
1D Cは普通に静止画を撮るには1D Xと同じ扱いが出来るらしいので期待しているのですがなかなか発売日を含めた情報が出てきませんね。早く出てくるなら1D Xをもう一台買わずに1D Cでいってみたいのですが。
CINEALTA
C100のスペックを見るとわざわざこの機種を選んで買う必要があるのか疑問ですね。
価格もデジ1眼動画に比べると高価です。
ひょっとするとC100を発売することによって今迄展開してきた5Dによる動画撮影を縮小するかもしれません。
またはこのC100が予定されていたために5DMkⅢの動画機能が強化されなかったのかもしれません。 もしそうだとすればSONYと対極のシステム展開ですね。
SONYはデジタルシネマのハイエンドからローエンドまでを網羅するような展開をしています。 噂されているα99もかなり動画機能が強化されそうです。
キャノンのこの展開が今後どういう風になるのか見ものです。
smileblog
Canonは価格設定を誤っているのではないだろうか。Cinema Lensを含め、大ゴケしないことを願っています。
寛
C100は確かに微妙ですね。
HDMI出力も8bitの4:2:2ですし。
オマケに発売日も11月とか、何を考えて出したのか正直わかりません。
FS700JやBMCCに現時点でも勝てないSPECですし。
ぎゃーとるさん
2K(実際は2.5K)の30Pまでの動画を撮るにはBMCCのCPは際立ちますね。
ただ、センサーサイズがスーパー16mmクラスだったり、重量が1.7kgとセンサーサイズの割に重かったりと欠点はあります。
一方FS700Jは、ほぼスーパー35mmという扱いやすいセンサーサイズであり、ハイスピード撮影(960fps!)可能だったり、将来的な4K対応を明言していたりと価格相応以上の価値はあります。
まあ、本体だけでRAW動画が撮れないのはデメリットかも知れませんが。
以上考えますと、FS700JとBMCCは見事に住み分けできると思いますし、決してFS700JがCP悪いということは無いと思いますが。
A900
C500の値段設定はともかくシネマシリーズとして違和感ありませんが、C100は
やや歪な印象を受けますね。ドキュメンタリーやニュースの映像などで多くの
クルーを同伴せず個人で撮影するような用途向けで豊富なオート機能が売り
のようですがそれならXF305のほうが向いてるような。。。
重さもレンズを数本持ち歩くことを考えればXF305に近い重さになるだろうし。
AVCHDで4:2:0、3.5インチの液晶という部分だけ見るとC300の廉価版というより
はXA10をレンズ交換式にして3板のSuper35mmセンサー積んだような感じに
近いのかな?
PPG
10年以上のキヤノン愛用者ですが、最近のキヤノンの戦略はわかりにくいと思っています。価格や性能で、他社の競合製品に比べてどう優位性があるのか、疑問を持つ製品が多いので少し不安になっています。一時的な事象かもしれませんが、動画優先のように感じられるのも不安ですし、5D3なども含めて、動画と写真の棲み分けのロジックもわかりません。
動画のプロの方などは、キヤノンがいったいどこに向かって進んでいるのかわかっているのかもしれません。どの製品がどういうマーケットに向けられているのかなど、簡単にご説明していただける方はいらっしゃいませんか?
from nagano
NEX-VGまでディスコンらしいので期待!
学生用にEOS マウント フルサイズを
40万円弱で出してくれると
プロ用機種への移行がスムースな気もしますが・・・
プロ用機種の販売価格は
いずれにしてもリースなので
性能優先で行くところまで行ってほしいですね。
ぎゃーとる
>寛さん
おっしゃることわかります。
ただ、ハイスピード(スローモーション)撮影が必要なユーザーがどれくらいいるのか、現状でも2k動画の環境がやっと普及してきたところなのに扱い難い4kソースを欲しがっている人がどれくらいいるのか?その辺りを考え併せるとセンサーサイズ以外の映画関係者が必要としている要素全てを備えているBMCCはFSシリーズを圧倒していると思うのです
CINEALTA
ブラックマジックで問題があるのは供給体制と信頼性ですね。
日本ではASKが代理店になるのでしょうか?
信頼性についてはブラックマジックのSSDレコーダー、発想は素晴らしいのですが現場では怖くて本番では使用できません。 バックアップのバックアップが必要になります。
ビデオのノンリニア編集機のキャプチャーボードでもブラックマジックは安価なのですが安定性に疑問があります。 ちなみに私はKONAしか使ったことがありません。
寛
ぎゃーとるさん
おっしゃりたい事はわかります。
ただ、『映画撮影以外の目的』では、BMCCの30Pというのは褒められたものではないかと考えます。
ハイスピード撮影は、オマケではありますし、頻繁に使うものではないですが、あればあったで便利ですし、映画以外なら60P撮影は欲しいでしょう。
また、あの形状と重量では、手持ち撮影に難がありそうですし。
あと、センサーサイズ的に広角側が厳しいですね。
上記考えますと、『セットして映画を撮影する』にはCP抜群でも、『歩きながら街中を撮る』とか『山頂で手持ち撮影する』とかには足りないモノが多いかと。
データ量的には、BMCCの2.5k@12bitが苦もなく扱えるなら、FS700の4k@8bitはそこまで扱いには苦労しないと思いますが。
結論的には、アマチュア含む映画関係者(特に昔16mmを使っていた方々)を一本釣りにきたBMCCと、使いやすいスペックプラス4k+ハイスピード撮影の飛び道具で攻めているFS700という感じでしょうか?
色々て書いてみて思ったのですが、上二つと比較すると、C100は本当に武器がないですね。
O
意地悪く言えばEFレンズの上であぐらをかいている製品
というか値段付けなのかもしれませんね。
確かにEFレンズ群にはそれだけの価値があると思います。
C100は個人の映像作家向け、
プロを目指すアマチュア向けということで、
EOS一眼レフでの動画からC500などの
プロ機材への過程の中で選択する
ステップアップのハシゴが途中で途切れない為の機種で
役割的には十分なのかもしれませんね。
ある意味EOS Mと似た役回りかも。
DEN
寛さん
環境が揃ってるor使いこなせる人ならハイスピードより12bitRAWの方が有意義だと考える人が多いかと。しかもこの価格差ですし。
今のBMCCはシネマ撮影に必要なもの以外全て省いたテスト機みたいな物だと各所で言われていますが、逆に言えばBMCCにあってFS-700に無いものを探すとソニーの各シネマカメラに足らない物が見えてくるかもしれませんね。
基本的にNEX-FSもシネマ撮影以外に使うのはかなり厳しい製品ですし。
それらシネマカネラの難しさを考えるとREDの充実した周辺機器は凄いですよね
ace
>>ぎゃーとるさん
>>DEN
ハイスピード撮影機能はシネマと考えると無いよりあったほうが程度ですが、ミュージックビデオではほぼ必須です。
ちなみによく使われるハイスピードカメラphantom goldの1日のレンタル代は24万円です。
FSなら3日、4日のレンタルで買えます。
ぎゃーとる
最近はミュージックビデオでもアフターエフェクトのプラグインだけでスローモーションシーンを再現してる作品も出てきましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=B6upuMCb29Y&feature=fvwrel
まだバグも多く進化の途中ですが、近い将来的にはハイスピードカメラが必要なくなりそうです。
寛
ぎゃーとるさん
ご存知ないかも知れませんが、実際に使う機会がどこまであるかはともかく、ハイスピード撮影は最近のトレンドですよ。
実際にPhantom MiroM320SやTS3Cineなど、今年に入ってから対応を唄うカメラが相次いで発表されてますし。
また、後処理でどうにかするからハイスピード撮影はいらない、というのは言い過ぎではないでしょうか?
後処理ではどうにもならない部分があるからこそ、『ちゃんと』撮影するのですし。
極論から言いますと、
4k/12bit撮影→2k/8bitから『後処理で』アップコンバートするのでいらない
4:4:4→『後処理で』クロマアップサンプリングするのでいらない
RAW撮影→『後処理で』綺麗にした上で必要なフォーマットにコンバートするのでいらない。
ハイスピード撮影→24fpsあれば『後処理で』フレーム補完するのでいらない。
となります。
違和感を覚えますよね?
普通は、少しでも後処理を減らしたいからこそカメラに性能を求めるのでしょう。
もちろん、実際に撮れなかった時には後処理で何とかするべきなのでしょうが、それは別問題ですね。
T.T
久々に動画の世界に戻ってきました
その動機は 撮像素子の大型化で得られる被写界深度のコントロール性と
ハイスピード記録がリーズナブルに可能になったことが大きな理由です
フィルム時代想像すらできなかったです (価格的にも)
上記で述べられているように ミュージック系やスポーツ系ではハイスピードは是非とも押さえたいところです。
もちろん AEを含めたその他のアプリの進化も期待はしますが
補間された絵と直接捉えられた映像とは次元が違います また手間もケタ違いです
普段AE CS6をこなしていて たった3秒の映像を作るのに膨大な労力がかかってしまいます(単に要領が悪いからかも)
先日のオリンピック映像の中でも ハイスピード記録はまるで時が止まったかのような錯覚に陥りました。
CANONやSONYの進もうとしている映像表現分野はこれからも期待が膨らみます。
DEN
>普通は、少しでも後処理を減らしたいからこそカメラに性能を求めるのでしょう。
もう一つの流れといいますか、こちらが本流だと思うのですが、後で再利用できる形で記録できる事が求められるようになってきていると感じています。
BMCCはアドビのCinemaDNGを採用していますが、これは素晴らしいオープンフォーマットではないでしょうか。
CinemaDNG
http://www.videoalpha.jp/news/2008/07/000440.php
DEN
それと、スローモーションについてはタイミングや速度を自由に設定できるポストプロセスの方が遥かに創造性に貢献するのではないでしょうか。
それは既にカメラの映像ではくCGと言えるレベルだと非難する方もいるかもしれませんが、デジタルの利点を生かすというのはそういうことだと思います。(カメラは映像という目的の一部でしかないという意味で)
寛
DENさん
オープンフォーマットのRAW記録は、私も賛成ですね。
ただ、Adobeというのは少し不安ですが。
あと、どうしてそこまで24fpsより上のフレームレートを否定するのでしょうか?
ハイスピード撮影はあればあったで便利ですし、ポストプロダクションでスローモーションを作成するのとは別物だと思うのですが。
また、『BMCCでは撮れない』60P撮影は、映画以外ではむしろ必需品だと思うのですが。
上でも書きましたが、『後処理だけで』どうにかするから『XXという機能は不要』というのは言い過ぎでしょう。
私が上で上げました極論を見てもらえれば分かると思うのですが。
ぎゃーとる
いいだしっぺです。
スローモーションプラグインの話題を出したせいで揉めちゃったようですいません。
最初にも書きましたがスローモーションのポストプロセスは将来的にも有望とはいえ、まだまだ重く改良の余地も多い技術です。
私自身、ミュージックビデオのような創作映像では将来的にハイスピードカメラの出番はなくなると考えていますが、スポーツのような「記録映像」の世界では将来に渡って必要なのではないでしょうか。ポストプロセスで補間されたフレームは現実の記録では無いのですから。
ううぉ
科学的な検証とかじゃない限り、
補間などしなくても、同じコマを重ねてスローにすれば良いと思うんだけど、どうなんでしょう。
それよりも、将来的には、
モニターのフレームレートを人の目の閾値を超える240fpsくらいにして、
シャッタースピードをいくら上げてもパラパラな映像にならないようにする、
といったような世界を希望します。
スローを綺麗に見せるにも、フレームレートよりもシャッタースピードの方が重要ではありませんか?
写真の高速スライドショーと音声。
これが究極・・・というより未来の映像のスタンダードになって欲しい。
ううぉ
間違えた。
科学的な検証は逆に、補間をしないほうが良いですね。
一行目は削除でお願いします。
同じコマを重ねてスローにすれば、滑らかさを失って違和感があっても、
そこは、そもそもスローなんだから、それで良いんじゃないか、と、そういうことです。