ソニーNEX-5RのハイブリッドAFは素早く正確に合焦する

Techradar に、ソニーNEX-5Rのレビューが掲載されています。

Hands on: Sony NEX-5R review

  • 液晶モニタはNEX-F3と似た180度チルトする設計で、下側にも50度チルトする。これはNEX-5Nからの大きな改善点で、より柔軟性に富むものとなっているが、2軸式の可動式モニタには及ばない。
  • アプリケーションは、パソコンがなくてもWi-Fi接続でプレイメモリーズサービスから直接ダウンロードできる。カメラ内にはあらかじめ、シネマエフェクトやリモート操作などのいくつかのアプリケーションが入っている。ソニーはこれらのアプリケーションのいくつかは無料だが、一方でその他のものは購入する必要があると述べている。しかし、低価格になるだろう。
  • タッチスクリーンはレスポンスに優れ良好に機能したが、コントロールダイヤルのほうがタッチスクリーンよりもずっと正確な操作が可能だ。
  • JPEGはクリアでシャキっとした画質。露出は9割方正確だが、ハイコントラストの状況では補正過多でJPEGではシャドーのディテールが潰れ気味。JPEGとRAWはダイナミックレンジに関しては顕著な違いがあり、特にハイコントラストの状況では違いが大きい。同時にJPEGではシャドーのディテールもいくらか失われる。このシャドーのディテールは、RAWなら容易に回復できる。
  • JPEGのS/N比(ノイズ)は、NEX-5NやG5、E-P3、NX20ととても近いレベル、RAWではNEX-5NやNX20に近い結果でG5やE-P3より優っている。
  • JPEGのダイナミックレンジは全ての感度でNEX-5Nを下回っているが、G5やE-P3、NX20は上回っている。RAWではJPEGよりダイナミックレンジが広くなり、全ての感度でNEX-5Nを上回り、G5やE-P3、NX20よりもずっと良好だ。
  • 全体的なS/Nとダイナミックレンジは良好で、特にRAWではライバルと比べて強い。
  • 解像力は平均並みで、低感度の解像力はG5やNX20、PEN E-P3に遅れを取っているが、高感度では挽回している。NEX-5Rの低感度の解像力には若干がっかりした。
  • これまでのNEX同様、ノイズはよく抑えられており、ISO3200まではほとんど目につかないが、これより上の感度では、ノイズが目立ち始める。ISO12800-25600でもJPEGではまだノイズは抑えられているが、ピクセル等倍で見ると、強いノイズリダクションによってディテールが失われている。
  • ハイブリッドAFは明るい場所では、素早く正確に被写体にロックすることができ、暗い場所でのテストでさえAF速度の低下はほとんど見られなかった。ハイブリッドAFはテストした全ての状況で良好に機能した。コンティニュアスAFも、高速連写で多くのシャープな画像が得られた。
  • NEX-F3から採用したモニタと、NEX-7からのコントローダイヤルの組み合わせで、初心者にも中級レベルのユーザーにもNEX-5Rはとてもユーザーフレンドリーなカメラになっている。NEX-5Rは、ミラーレス機へのアップグレードや一眼レフのサブカメラに最適なカメラだ。

 

新しいハイブリッドAFは良好な評価で、暗所でも迷うことなく合焦するようですね。動体に関してはAFの食い付きなどの詳細は記述されていませんが、期待できそうな結果が得られているようです。画質はノイズやダイナミックレンジは問題ないようですが、解像力の低さを指摘されているのが若干気になるところですね。